最終更新日 :2025/01/27

fierce

形容詞

(性質・行動など)凶暴な,どう猛な / (強さ・程度などの)激しい,猛烈な

このボタンはなに?

獰猛なライオンがジャングルで大声でほえました。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

英単語: fierce

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): having or displaying a violent or ferocious aggressiveness; strong or intense

意味(日本語): 「激しい」「荒々しい」「猛烈な」という意味を持ちます。よく「激しい攻撃」や「激烈な競争」など、強い勢いや攻撃性を表すときに使われます。日常会話はもちろん、ビジネスや学術的な場面でも、「非常に強い・猛烈な」というニュアンスを示す際に使われる便利な形容詞です。


  • 活用形


    • 原級: fierce

    • 比較級: fiercer

    • 最上級: fiercest


  • 関連する品詞


    • 副詞: fiercely (激しく)

    • 名詞: fierceness (激しさ)


CEFRレベル目安: B2(中上級)

「fierce」は日常表現からビジネス文脈まで幅広く使える、やや高度な単語です。ニュアンスを正確に理解するために、中上級レベルの学習者におすすめです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 特別な接頭語・接尾語はありませんが、古フランス語やラテン語起源の語根を持ちます。

詳細な意味


  1. 厳しい・険しい: 攻撃的で荒々しいさま

  2. 激しい・猛々しい: 感情や競争・戦いなどが強烈であるさま

  3. 強烈な・力強い: スポーツや議論などに対して使われ、力がこもっているニュアンス。

例えば「a fierce dog(荒々しい犬)」「fierce competition(激しい競争)」など、対象が激しさや強烈さを伴うことを表します。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. fierce competition — 激しい競争

  2. fierce debate — 激論

  3. fierce argument — 激しい議論

  4. fierce battle — 激戦

  5. fierce loyalty — 猛烈な忠誠心

  6. fierce determination — 強い決意

  7. fierce storm — 荒れ狂う嵐

  8. fierce resistance — 激しい抵抗

  9. fierce opponent — 手ごわい相手

  10. fierce look — 形相の険しい様子


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 中英語「fierse」から来ており、古フランス語の「fers」(野生的な) に由来。さらにラテン語の「ferus」(野生の) が起源とされています。

  • 歴史的背景: 古くから「野性的で手に負えない、荒々しい」という意味合いで使われてきました。

  • 使用時の注意点:


    • 「fierce」はネガティブな攻撃性を表すだけでなく、ポジティブに「強さ」や「力強さ」を称える表現にも使われます。

    • 口語・文章どちらでも用いられますが、「激しさ」を強調するため、カジュアルな場面ではユーモラスに使われることもあれば、フォーマルな場面では「強烈なインパクト」を端的に伝える言葉として使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞 (adjective): 名詞を修飾し、激しさや強い感情・状況を表します。

  • 可算・不可算の区別はなく、名詞を補足する役割を担います。

  • 比較級(fiercer)・最上級(fiercest)もよく使われます。


    • 例)This storm is fiercer than the last one. (この嵐は前回より激しい)


  • 他動詞/自動詞として使われる形はなく、形容詞として主に使われます。

一般的な構文例


  • “(be) fierce + 名詞”: He is a fierce competitor.

  • “fierce + 名詞”: They faced fierce resistance from the locals.

イディオム


  • 特筆すべき頻出イディオムは少ないものの、「fierce」という形容詞を組み合わせて「fierce pride」「fierce ambition」など、感情の強さを示す表現が多く見られます。


5. 実例と例文

5.1 日常会話


  1. “Don’t be scared of my cat; she looks fierce but she’s actually very gentle.”

    (うちのネコを怖がらないで。見た目は荒々しく見えるけど、実はすごくおとなしいの。)


  2. “The wind is really fierce today. We should stay indoors.”

    (今日は風が本当に強いね。家の中にいたほうがいいよ。)


  3. “I love your fierce outfit! You look so confident.”

    (その服すごくかっこいいね!自信に満ちて見えるよ。)


5.2 ビジネス


  1. “We’re facing fierce competition in the current market.”

    (今の市場では激しい競争に直面しています。)


  2. “His fierce determination led to the successful negotiation.”

    (彼の強い決意が成功した交渉につながりました。)


  3. “We need a fierce marketing strategy to stay ahead of our rivals.”

    (ライバルに先んじるには、強力なマーケティング戦略が必要です。)


5.3 学術的な文脈


  1. “The study reveals fierce resistance among the indigenous communities.”

    (その研究は、先住民コミュニティにおける激しい抵抗を示しています。)


  2. “A fierce debate has arisen regarding climate change policy.”

    (気候変動政策をめぐって激しい議論が起こっています。)


  3. “Historians argue that the fierce battles in this region shaped the nation’s history.”

    (歴史家たちは、この地域での激戦がその国の歴史を形作ったと主張しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. ferocious (猛烈な)


    • 「残忍なニュアンス」が強め。猛獣や極端に激しい状況を描写する際によく用いられます。


  2. savage (野蛮な)


    • やや古風な響きがあり、野性的でコントロールが効かないイメージ。


  3. violent (暴力的な)


    • 「暴力的な行為」に焦点を当てる際に使われる。


  4. intense (強烈な)


    • 感情や状況の強さを示すが、必ずしも攻撃的というわけでもない。


反意語 (antonyms)


  1. gentle (優しい)

  2. mild (穏やかな)

  3. tame (飼い慣らされた、おとなしい)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /fɪərs/ (イギリス英語), /fɪrs/ (アメリカ英語)

  • アクセント: 単音節語なので強勢は単語全体にかかります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • イギリス英語では「フィアス」のように /fɪərs/ と中間に「イア」の音が入る。

    • アメリカ英語では /fɪrs/ と比較的短く「フィルス」に近い発音になる。


  • よくある間違い:


    • fear (恐怖) と混同して「フィアー」と伸ばして発音してしまうこと。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「fierce」を “fiece” や “feirce” と書き間違えるケース。


    • i と e の順番に注意。


  • 同音異義語との混同: “fierce” と “fiercer” の区別が曖昧になることがあるので、比較級・最上級に気をつけましょう。

  • 試験対策 (TOEIC・英検など): ビジネスシーンでの「fierce competition (激しい競争)」などが頻出。読解問題や会話問題で出題されることが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペルのポイントは “ie” の順番。

  • 「fear (恐怖)」と似ているが、スペルは “fierce”。語中の “rce” で「アールス」と音がまとまるイメージで覚えると良い。

  • 「ライオンのように荒々しくて強い」というイメージを思い浮かべると使い方がイメージしやすくなります。

学習の際は、日常的に「fierce competition」「fierce storm」など具体的なフレーズを使ってみると自然に定着します。ビジネスや論文でも使いやすいので、多彩な場面で耳にしたり使ったりしながら記憶を深めていきましょう。

意味のイメージ
fierce
意味(1)

(性質・行動など)凶暴な,どう猛な

意味(2)

(強さ・程度などの)激しい,猛烈な

復習用の問題

(性質・行動など)凶暴な,どう猛な / (強さ・程度などの)激しい,猛烈な

The fierce lion roared loudly in the jungle.

正解を見る

獰猛なライオンがジャングルで大声でほえました。

獰猛なライオンがジャングルで大声でほえました。

正解を見る

The fierce lion roared loudly in the jungle.

英和辞書

項目の編集設定
  • 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 項目の新規作成を審査する
  • 項目の編集を審査する
  • 項目の削除を審査する
  • 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
  • 項目名の変更を審査する
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
  • 決定に必要な投票数 - 1
例文の編集設定
  • 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 例文の編集を審査する
  • 例文の削除を審査する
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
  • 決定に必要な投票数 - 1
問題の編集設定
  • 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
  • 決定に必要な投票数 - 1
編集ガイドライン

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★