最終更新日 :2025/01/28

earnest

形容詞

『まじめな』,真剣な / 重大な,厳粛な / 本気,まじめ

このボタンはなに?

彼女は仕事に対するまじめな取り組みで知られています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: earnest

品詞: 形容詞 (時に名詞としても使われる)

意味(英語): Serious and sincere in intention or effort.

意味(日本語): 真剣で誠実な様子を表す単語です。たとえば、「真面目に取り組む」「誠実な態度で臨む」といったニュアンスを持ちます。


「earnest」は「真剣である」「誠意がある」という意味合いを持ち、とても真面目な場面や、気持ちを強調したいときに使われます。


活用形の例


  • 形容詞:earnest

  • 副詞形:earnestly (例: “He spoke earnestly.”「彼は誠実に話した」)

  • 名詞形:earnestness (例: “Her earnestness was evident.”「彼女の真剣さははっきりしていた」)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


B2レベルは、日常会話や議論で自分の意見を述べるだけでなく、抽象的な話題や複雑な文章をある程度扱える段階です。



2. 語構成と詳細な意味

「earnest」は、はっきりとした接頭語・接尾語に分解しづらい単語です。しかし、以下の関連語形があります。


  • 語幹: earnest

  • 副詞形: earnestly (語幹 + 接尾語 -ly)

  • 名詞形: earnestness (語幹 + 接尾語 -ness)

他の単語との関連性


  • “earnest” と “serious” は近い意味合いですが、“earnest” はより「誠意を込めた真剣さ」を強調します。

  • “earnestness”(名詞)

  • “earnestly” (副詞)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. in earnest → 「本気で/本腰を入れて」

  2. an earnest effort → 「真剣な努力」

  3. earnest desire → 「切なる願い」

  4. earnest request → 「誠実な依頼」

  5. earnest expression → 「真剣な表情」

  6. speak in earnest → 「真剣に話す」

  7. earnest prayer → 「切実な祈り」

  8. an earnest warning → 「切実な警告」

  9. earnest tone → 「真面目な口調」

  10. show earnestness → 「真剣さを示す」


3. 語源とニュアンス

語源


  • “earnest” は古英語の “eornoste” に由来し、「熱心な」「真面目な」といった意味が含まれていました。中英語で “ernest” として現れ、現在の “earnest” に形を変えました。

特定の状況でのニュアンス・注意点


  • 「earnest」は誠実さや真面目さを強くアピールしたいときに使うため、軽い冗談やカジュアルすぎる文脈ではやや不自然に響くことがあります。フォーマル度は中程度からやや高めですが、日常会話でも「本当に誠実だ」という意味を込めたいときには使われます。

使用シーンの傾向


  • 文章・スピーチ:フォーマルまたは半フォーマルな場面

  • 日常会話:真剣な話題や感情を強調したいとき


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞: “He is an earnest student.”(彼は真面目な学生だ)

  • 副詞: “He spoke earnestly about his future.”(彼は将来について誠実に話した)

また、イディオム的な使い方として “in earnest” があります。この場合は副詞句として扱われ、「真剣に」「本格的に」といった意味を表します。


  • 例: “After a few delays, they began the project in earnest.”(いくつかの遅れの後、彼らは本格的にプロジェクトを始めた)

可算・不可算


  • 形容詞として使う場合は可算・不可算の概念はありません。

  • 名詞 “earnest” として使う場合(やや古風な表現)には、「保証金」「手付金」という意味があり可算の場合がありますが、現代ではあまり一般的ではありません。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3例)


  1. “I can tell you’re being earnest about your apology.”

    -(あなたが心から謝っているのがわかるよ)

  2. “She’s always earnest when it comes to helping others.”

    -(彼女は人を助けることに関してはいつも真剣なんだよ)

  3. “He spoke so earnestly that everyone believed him.”

    -(彼はとても誠実に話すので、みんな信じました)

ビジネスシーンでの例文 (3例)


  1. “His earnest approach to the project impressed the entire team.”

    -(彼のプロジェクトに対する真剣な取り組みはチーム全体を感心させました)

  2. “We should handle customer complaints in earnest, providing immediate solutions.”

    -(顧客のクレームには真剣に対応し、即座に解決策を提示すべきです)

  3. “The manager gave an earnest speech about the company’s goals.”

    -(マネージャーは会社の目標について真剣なスピーチを行いました)

学術的な文脈での例文 (3例)


  1. “The researcher’s earnest dedication to the study led to groundbreaking results.”

    -(研究者の真剣な取り組みが画期的な結果をもたらしました)

  2. “In earnest discussion, the scholars evaluated various theories.”

    -(本格的な討論の中で、学者たちはさまざまな理論を評価しました)

  3. “An earnest pursuit of knowledge requires constant questioning.”

    -(知識を真剣に求めるには、絶え間ない疑問を抱き続けることが必要です)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. serious (真面目な)


    • “serious” は純粋に堅い・深刻なというニュアンス。感情面の誠実さよりも、雰囲気の重さに焦点があることもあります。


  2. sincere (誠実な)


    • “sincere” は感情や意図が偽りのないことを強調します。


  3. solemn (厳粛な)


    • “solemn” は、厳粛さや敬意の高さを強く示すときに使います。


  4. genuine (本物の、真の)


    • “genuine” は「偽りがない」「本物である」ことに焦点を当てています。


反意語 (Antonyms)


  1. insincere (不誠実な)


    • 誠意がない、口先だけのニュアンス。


  2. frivolous (軽薄な)


    • 軽々しく、深刻味がない。


  3. superficial (表面的な)


    • 上っ面だけ、深みがない。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • 米国英語(GA): /ˈɝː.nɪst/

  • 英国英語(RP): /ˈɜː.nɪst/

アクセントの位置


  • 最初の音節「ear」にアクセントがあります(EAR-nest)。

アメリカ英語とイギリス英語の違い


  • アメリカ英語では “ɝː” の音(r音が含まれる伸ばし音)が特徴的です。

  • イギリス英語では “ɜː” と発音し、rの音は強く発音しません。

よくある発音の間違い


  • “ear" の部分が “air” のように聞こえてしまう。

  • rを強く巻き舌にしすぎる、または全く発音しないまま “enest” のようにしてしまう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: まれに “ernest” と “earnest” を混同する学習者がいますが、正しくは “earnest” です。

  • “in earnest” は熟語として「真剣に」「本格的に」という意味があるので、直訳して「earnestの中で」と解釈しないように注意しましょう。

  • TOEICなどの英語試験で、“serious” の類義語として “earnest” が出てくる場合があります。誠意を強調するかどうかで区別しておくとよいでしょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ear” + “nest” と分解して「耳と巣」にイメージすると少々強引ですが、「耳をすますように真剣な態度」という覚え方ができるかもしれません。

  • 文中で “earnest” を見るときに、「心から真面目に」と意識して眺めると記憶に残りやすいです。


以上が、形容詞 “earnest” の詳細な解説です。真面目さや誠実さを表現したいときには便利な単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
earnest
意味(1)

まじめな,真剣な

意味(2)

重大な,厳粛な

意味(3)

本気,まじめ

復習用の問題

『まじめな』,真剣な / 重大な,厳粛な / 本気,まじめ

She is known for her earnest dedication to her work.

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彼女は仕事に対するまじめな取り組みで知られています。

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She is known for her earnest dedication to her work.

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