英和辞書

dish

/dɪʃ/

名詞

〈C〉(全員分の料理を盛る)大皿,盛り皿,深皿 / 《しばしばthe ~》《複数形で集合的に》(食事に用いる,おもに陶器製の)皿類,食器類(plates,bowls,saucers,cups,knives,forksなどの総称) / 〈C〉(皿に盛られた)料理,食品 / 〈C〉(…の)皿1杯の分量,一皿分《+of+名》 / 〈C〉《話》可愛い女の子

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I cooked a delicious dish for dinner.

夕食用に美味しい料理を作りました。

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解説

以下では、英単語 “dish” について、9つの観点から詳しく解説していきます。

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1. 基本情報と概要

英語: dish

日本語: 皿、料理（料理/一品）、食器 など

品詞: 名詞 (noun)

意味の概要

• 「料理を盛り付けるための皿」や、「特定の料理、料理の一品」という意味があります。
  


• 例えば “a dish of salad” は「サラダの（盛られた）皿」という意味にもなるし、 “the main dish” といえば「メインの料理」として使われます。

「dish」は、非常に日常的に使われる単語です。

「皿を指す場合」は物理的な容器としてのニュアンスがあり、

「料理を指す場合」は「一品料理」としてのニュアンスがあります。

活用形

• 名詞なので活用の変化は基本的にありませんが、複数形は dishes となります。
  


• 動詞で使われる場合もあり、 “to dish (up)” で「料理を盛り付ける」(serve) や「配る」(distribute) の意味になることがあります。“dished” が過去形/過去分詞形、 “dishing” が現在分詞形です。

他の品詞になった時の例

• 動詞: “to dish up dinner” → 夕食を（皿に）盛り付ける
  


• 形容詞: はありません（“dish” の形容詞的用法は一般的ではありません）

CEFRレベルの目安

• A2（初級）: 日常生活で「皿を洗う」「料理（皿）を出す」など、基本的な場面でよく使う単語です。

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2. 語構成と詳細な意味

“dish” は接頭語・接尾語といった要素を含まない、比較的短い語です。特に派生語は多くありませんが、以下のように他の単語と組み合わせた複合表現があります。

他の単語との関連性

• dishwasher (食器洗い機)


• dishcloth (食器を拭く布)


• dishware (食器類)


• satellite dish (衛星放送用アンテナ)

よく使われるコロケーション（共起表現）例（10個）

1. wash the dishes
   
   → 「皿を洗う」
   


2. do the dishes
   
   → 「皿洗いをする」
   


3. main dish
   
   → 「メインディッシュ」
   


4. side dish
   
   → 「添え物の料理」
   


5. signature dish
   
   → 「得意料理」「自慢の一品」
   


6. Petri dish
   
   → 「（微生物などを培養する）ペトリ皿」
   


7. soup dish
   
   → 「スープ皿」
   


8. dish up
   
   → 「料理を盛り付ける（動詞としての用法）」
   


9. dish out
   
   → 「分け与える/配る（口語的に料理や情報などを配るイメージ）」
   


10. empty the dish
    
    → 「皿を空にする（食べきる）」
    

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3. 語源とニュアンス

語源

• “dish” は古英語の “disc” に由来し、ラテン語の “discus” と同じく「平たい板状のもの」を意味していました。
  


• 歴史的には「皿」全般を指した言葉が、徐々に「調理された料理」も指すように広がったと言われています。

ニュアンス・使用時の注意

• 「皿」と「料理」の両方を指す場合があるので文脈に注意しましょう。
  


• “dish” を料理の意味で使う時には、少し「特別な一品」「メニューの一品」といったニュアンスもあります。
  


• 口語で日常的に非常によく使われ、フォーマルシーンでも「料理について言及する場合」には自然に使えます。

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4. 文法的な特徴と構文

• 名詞: 可算名詞 (a dish, dishes)
  
  
  
  • 例: “I have a special dish to show you.” (一つの特別な料理/皿)
    
  
  
  • 例: “These dishes are exquisite.” (これらの料理/皿はすばらしい)
    
  
  

一般的な構文・イディオム

• do the dishes: 皿洗いをする（口語でよく使われる表現）
  


• dish out: 料理を取り分ける、また転じて物事を配る・分配する

フォーマル/カジュアルな使い分け

• 日常会話で “I’ll do the dishes.” はカジュアル
  


• ビジネスやフォーマルな場面では “Please allow me to serve this dish.” など、 “serve” に言い換えることが多いです。

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5. 実例と例文

(1) 日常会話

1. “Let me wash the dishes tonight.”
   
   （今夜は私が皿洗いをするよ。）
   


2. “What’s your favorite dish to cook at home?”
   
   （家で作る料理で一番好きなのは何？）
   


3. “I accidentally broke a dish in the kitchen.”
   
   （キッチンで皿を割っちゃった。）

(2) ビジネス

1. “Our chef’s new dish has become quite popular among customers.”
   
   （シェフの新作料理がお客さんの間でとても人気があります。）
   


2. “We need to decide on the main dish for the company dinner.”
   
   （会社の夕食会のメインディッシュを決める必要があります。）
   


3. “Please ensure all dishes are cleared before the presentation begins.”
   
   （プレゼンテーションが始まる前に、すべての皿を片付けてください。）

(3) 学術的な文脈

1. “Samples were incubated in a Petri dish to observe bacterial growth.”
   
   （試料はバクテリアの増殖を観察するためにペトリ皿で培養された。）
   


2. “We used a shallow dish to collect runoff water for testing.”
   
   （流水を採取してテストするために浅い皿を使いました。）
   


3. “The experiment required a specially designed dish to hold the solution.”
   
   （その実験では、溶液を保持するために特別に設計された皿が必要だった。）

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6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

1. plate（プレート）
   
   
   
   • 意味: 一般的な「平皿」。dish より“ plate ”のほうが「平たいお皿」というイメージが強い。
     
   
   


2. bowl（ボウル）
   
   
   
   • 意味: 深さがある「鉢」。dish とは形状が異なるが、料理を盛る器として使われる。
     
   
   


3. course（コース料理の一品）
   
   
   
   • 意味: フルコースの「一皿」。dish とほぼ同義だが、コースの流れとしてのニュアンスが強い。
   
   

反意語 (Antonyms)

• “dish” の反意語は明確に存在しません。ただし、対比としては “empty table” や “bare table” のように「何も置いていない」状況が挙げられます。

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7. 発音とアクセントの特徴

• IPA: /dɪʃ/
  
  
  
  • アメリカ英語 (AmE): [dɪʃ]（ディシュ）
    
  
  
  • イギリス英語 (BrE): [dɪʃ]（ディシュ）
    
  
  


• 強勢（アクセント）: 単音節語なので特に強勢位置の違いは意識しなくてOKです。
  


• よくある間違いとして、 “disk” と間違った発音・スペルをしないように注意しましょう。

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8. 学習上の注意点・よくある間違い

1. スペルミス: “dish” を “desh” や “dich” と綴らないように注意。
   


2. 同音異義語との混同: 同音異義語はありませんが、“disk”（ディスク）と混同する場合があります。
   


3. TOEIC・英検など: “do the dishes” は日常的表現として頻出。リスニングでもよく出てきます。

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9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “dish” は「お皿の形」をイメージすると覚えやすいです。そのまま料理の意味にも転じると考えましょう。
  


• “Do the dishes” で「皿洗い」のイメージを定着させると自然に馴染みます。
  


• “彼の得意料理は何？→ What’s his signature dish?” のように、「彼が一番得意な一皿」というふうに連想するとスムーズに身につきます。

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以上が、名詞 “dish” の解説です。ぜひ料理を楽しみながら、さまざまな文脈で “dish” を使い分けてみてください。

意味のイメージ

意味（1）

〈C〉(全員分の料理を盛る)大皿,盛り皿,深皿

意味（2）

《しばしばthe ~》《複数形で集合的に》(食事に用いる,おもに陶器製の)皿類,食器類(plates,bowls,saucers,cups,knives,forksなどの総称)

意味（3）

〈C〉(皿に盛られた)料理,食品

意味（4）

〈C〉(…の)皿1杯の分量,一皿分《+of+名》

意味（5）

〈C〉《話》可愛い女の子