最終更新日 :2025/01/26

curious

形容詞

好奇心の強い,物を知りたがる / 奇妙な,不思議な;珍しい

このボタンはなに?

彼女は常に新しいことに好奇心を持っています。

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解説

以下では、形容詞 curious について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: curious

品詞: 形容詞 (adjective)

CEFRレベル: B1(中級)

英語での意味

• wanting to know more about things; eager to learn or find out

日本語での意味

• 好奇心が強い、興味をそそられる

「何か新しいことやまだ分からないことに対して、もっと知りたい、もっと調べたいというニュアンスがある形容詞です。日常生活や学習の場面で、誰かが何かに興味をもったときに頻繁に用いられます。」

活用形


  • 原形: curious

  • 比較級: more curious

  • 最上級: most curious

他の品詞での形


  • 名詞: curiosity (好奇心)

  • 副詞: curiously (好奇心に満ちて、不思議に)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「curious」はラテン語の「cūriōsus(注意深い、探究心のある)」を語源としており、さらに遡ると「cura(注意、世話)」に由来します。直接的な接頭語・接尾語はありませんが、名詞形の「curiosity」や副詞形の「curiously」など、同じ語幹(curios-)を共有する派生語があります。

よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10個)


  1. curious about ~

    → ~について好奇心がある

  2. a curious mind

    → 好奇心旺盛な頭・発想

  3. become curious

    → 好奇心をかき立てられる

  4. make (someone) curious

    → (人)の好奇心をそそる

  5. oddly curious / strangely curious

    → 奇妙に気になる、不思議に興味を惹かれる

  6. naturally curious

    → 生来好奇心が強い

  7. satisfy one's curiosity

    → 好奇心を満たす

  8. be curious to know (or see)

    → ~を知り(見る)たくてうずうずする

  9. a curious question

    → 興味深い(不思議な)質問

  10. slightly curious

    → ちょっとした興味がある


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の「cūriōsus」(= 注意深い探究心がある) → 「cura」(世話、配慮)がもと。

  • 歴史的な使われ方: 中世や近世の英語でも「どこか奇妙な」「よく注意を払っている」という意味で用いられていましたが、現代では「好奇心旺盛な」「興味をそそられる」という用法が一般的です。

  • ニュアンスや感情的な響き: 肯定的に使われれば「知的好奇心が強く前向き」といった感じを与えますが、ときには「詮索好き」といったニュアンスになることもあるので注意が必要です。

  • 使用シーン: 日常会話・カジュアルな文脈でよく使われますが、ビジネスやフォーマルな場面でも適切に利用できます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞・文法上のポイント


    • 形容詞であり、「be + curious」や「become curious」など補語として使われることが多いです。

    • 「curious + 名詞」という形でも使われ、文の前に置いて「奇妙な、珍しい」という意味合いを帯びることもあります。

    • 可算・不可算名詞の区別は不要ですが、名詞形「curiosity」は不可算名詞扱いとなることが多いです。


  • 一般的な構文やイディオム


    1. be curious about + 名詞/動名詞


      • 例: “I’m curious about learning new languages.”


    2. be curious to + 動詞の原形


      • 例: “They are curious to find out the truth.”


    3. a curious look / a curious expression


      • 例: “He had a curious expression on his face.”




5. 実例と例文

ここでは日常会話、ビジネス、学術的な文脈でそれぞれ3つずつ例文を示します。

(1) 日常会話


  1. “I’m curious about your new hobby. How did you get into it?”

    → 「あなたの新しい趣味に興味があるの。どうやって始めたの?」


  2. “She was curious to try the new café that just opened.”

    → 「彼女は新しくオープンしたカフェを試してみたくてうずうずしていた。」


  3. “Aren’t you curious why he left so suddenly?”

    → 「彼がなぜ急にいなくなったか、気にならない?」


(2) ビジネス


  1. “Our clients are curious about the upcoming product launch.”

    → 「顧客は、今度の新製品の発売について興味津々です。」


  2. “I’m curious to hear your thoughts on the sales strategy before we finalize it.”

    → 「最終決定の前に、あなたの販売戦略に関するご意見をぜひうかがいたいです。」


  3. “The manager’s curious approach allowed team members to share new ideas freely.”

    → 「マネージャーの好奇心旺盛なアプローチのおかげで、チームメンバーは自由に新しいアイデアを共有できました。」


(3) 学術的な文脈


  1. “Researchers became curious about the unusual pattern in the data.”

    → 「研究者たちは、そのデータの異常なパターンに興味を持った。」


  2. “It is curious to observe how language acquisition differs across cultures.”

    → 「各文化で言語習得がどのように異なるか観察するのは興味深い。」


  3. “A curious mind is essential for scientific discovery.”

    → 「科学的発見には好奇心旺盛な思考が欠かせません。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. inquisitive(探求心のある)


    • 「inquisitive」は「探究心の強い」という意味合いがあり、ribbing(詮索好き)のニュアンスになりすぎることもある。


  2. interested(興味をもっている)


    • 「curious」よりも漠然と「興味がある」場合に使われやすい。


  3. eager to know(知りたがっている)


    • 「何かを強く知りたい、学びたい」という点では「curious」と近いが、やや表現的なフレーズ。


  4. intrigued(好奇心をそそられた)


    • 「何かによって不思議に魅了される」というニュアンス。


  5. nosy(詮索好きな)


    • 通常は否定的に使われる。個人的な領域に踏み込みすぎるイメージ。


反意語 (Antonyms)


  1. indifferent(無関心な)

  2. uninterested(興味がない)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語 (AmE): /ˈkjʊriəs/

    • イギリス英語 (BrE): /ˈkjʊəriəs/


  • 発音のポイント: “キュ” (kjʊ) の部分で、kyが連続するやや鋭い音が特徴的です。

  • アクセント: 頭の “cu-” の部分に強勢があります。“CU-rious”となります。

  • よくある間違い: “キューリオス” (×) と伸ばしすぎたり、 “クーリオス” (×) と母音をずらしてしまうこと。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: curious の “i” と “o” の位置。curouscurios(“curios”は「骨董品」や「珍品」という別の英単語)のように間違わないように注意。

  • 同音異義語との混同: 実は curios (骨董品、珍品) は発音が似ているところがあるため混同しがち。

  • 資格試験での出題: TOEICや英検などのライティングで、「興味がある」ことを表現したいときによく使われる単語。例文問題にも出やすい。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源イメージ: 「care(世話、注意)」から「調べたい、配慮したい」という連想をしておくと、何かに注意を向けている好奇心と結びつけやすいです。

  • 勉強テクニック: curious = “キュリ(求理) + ous” とイメージして、「真理を求めるような好奇心の強い」という語感で覚えるのも一案です。

  • スマホなどで「did you know...?」系の記事を読むときに、「I’m curious!」とつぶやいてみると使い方に慣れるかもしれません。


以上が形容詞 curious の詳細な解説です。何か新しいことにアンテナを張っている状態をポジティブに表す言葉として、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
curious
意味(1)

好奇心の強い,物を知りたがる

意味(2)

奇妙な,不思議な;珍しい

この奇妙な植物についてはほとんど知られていない。

このボタンはなに?

復習用の問題

好奇心の強い,物を知りたがる / 奇妙な,不思議な;珍しい

She is always curious about new things.

正解を見る

彼女は常に新しいことに好奇心を持っています。

彼女は常に新しいことに好奇心を持っています。

正解を見る

She is always curious about new things.

英語 - 日本語

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