最終更新日:2025/11/27

〈C〉かど,すみ / 角度 / 観点

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元となった辞書の項目

angle

名詞

〈C〉かど,すみ / 角度 / 観点

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解説

1. 基本情報と概要

単語: angle

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味(英語): The space, measured in degrees, between two intersecting lines or surfaces; or a particular point of view, approach, or perspective in a non-literal sense.

意味(日本語): 2本の交わる直線や面などの間にできる「角度」、または比喩的に「視点」や「観点」といった意味です。

「angle」は主に幾何学などで「角度」を表す基本的な単語ですが、「ある物事をどのような視点・観点から見るか」を表すためにもよく使われます。

活用形:


  • 単数形: angle

  • 複数形: angles

※「angle」は名詞ですが、動詞として使うと「釣りをする」「~を手に入れようとする」という意味もあります。動詞形も同じスペルです。

CEFRレベルの目安: B1(中級)

– 幾何学の基礎用語ですが、比喩的な使い方「視点」を理解するにはある程度の英語力が必要です。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 「angle」は、ラテン語の“angulus”(角)に由来しており、明確な接頭語・接尾語はありません。語幹は「angl-」に相当します。

派生語・関連語


  • angular (形容詞): 角ばった、角のある

  • triangle (名詞): 三角形(“tri-”は「3」、”和 angulus”と関連)

10個のよく使われるコロケーション(共起表現)と日本語訳


  1. acute angle → 鋭角

  2. obtuse angle → 鈍角

  3. right angle → 直角

  4. wide-angle lens → 広角レンズ

  5. narrow angle of view → 狭い視野角

  6. angle of approach → アプローチの角度(または方法)

  7. from a different angle → 別の視点から

  8. angle bracket → 角括弧(< や > のような形を指す)

  9. interior angle → 内角

  10. exterior angle → 外角


3. 語源とニュアンス

語源


  • 語源はラテン語の「angulus」(角)で、そこから古フランス語を経て中英語へと伝わりました。「コーナー」や「曲がり」を意味する語と同系統です。

微妙なニュアンスや使われ方


  • 物理的な概念: 幾何学での厳密な「角度」を指す硬い印象。

  • 比喩的な概念: 「何かをどのような視点で見るか」を意味する際には、カジュアルにもフォーマルにも使えます。

  • 日常会話やビジネスでも「What’s your angle?(狙いは何?/どういう考えなの?)」のように、「意図」や「観点」を問うときに使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: an angle, angles と言うように、数えられる名詞です。

  • 幾何学的な定義としては「2本の直線や平面が交わる部分」を指すため、単数・複数ともによく使われます。

  • フォーマル / カジュアル: 「角度」本来の意味であればフォーマルでもカジュアルでも使えますが、比喩的に「観点」を表す場合はカジュアル寄りに感じられます。


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “What’s your angle on this movie? Did you like it?”

    (この映画どう思う?気に入った?)

  2. “I need to find the best angle to take a photo of this sunset.”

    (夕焼けを撮るのにベストな角度を探さないと。)

  3. “From my angle, it seems like we should try a different approach.”

    (私の視点からは、別のやり方を試すべきに思えるよ。)

ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “Let’s consider this project from a new angle to solve the budget issue.”

    (予算問題を解決するために、別の観点からこのプロジェクトを検討してみましょう。)

  2. “We need to focus on the angle of customer satisfaction in our marketing campaign.”

    (マーケティングキャンペーンでは、顧客満足の視点に注力する必要があります。)

  3. “Could you present the benefits from an investor’s angle?”

    (投資家の視点から見たメリットを提示してくれませんか?)

学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “An acute angle measures less than 90 degrees.”

    (鋭角は90度未満の角度を指します。)

  2. “Calculate the interior angles of the polygon to verify its shape.”

    (その多角形の内角を計算して、形状を確認しなさい。)

  3. “The camera’s angle of view determines how much of the subject is captured.”

    (カメラの視野角は、被写体がどの程度写るかを決定します。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. perspective(視点)


    • “angle”よりも「視点」寄りの意味が強い。芸術や議論などにもよく使う。


  2. viewpoint(見解)


    • 見解・立場を表すときに用いられる。「angle」と似た用法で使用。


  3. aspect(側面)


    • 「物事の一面」という意味で、もう少し広い捉え方をする言葉。


反意語 (Antonym)


  • (※「角度」の直接的な反意語はありませんが、比喩的に「ストレート」「一方向のみ」のような表現が対比になる場合があります。たとえば “straight line (直線)” は角度を含まないという点で対比的に扱えます。)


7. 発音とアクセントの特徴

IPA: /ˈæŋ.ɡl̩/ または /ˈæŋ.ɡəl/


  • アメリカ英語: 先頭の “a” が平たい「ア」(æ) に近い音で、「ŋ」(鼻音)をはっきり発音します。

  • イギリス英語: ほぼ同じ発音ですが、最後の母音が曖昧母音(ə)になったり、/l/ の前に短い小休止が挟まったりするケースがあります。

発音でよくある間違い: “angel(エンジェル)”と混同しやすいので注意しましょう(天使の“angel”は /ˈeɪn.dʒəl/ で、母音や子音が異なります)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “angel” (天使) と間違えやすい。

  • 同音異義語対策: “angle” と “angel” は似ていますが、母音の音が異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検などで図やデータを読み取る問題、あるいはビジネス文書中で「視点を変える」という意味を表すフレーズとして登場することがあります。特に“a new angle on the problem”といった表現に注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “angle”を覚えるときは、“ang”=「曲がり」や「角」(corner)というイメージを持つとよいです。

  • スペリング面では、最後に“l”がつくか“el”がつくかで“angle”と“angel”の違いを意識しましょう。

  • 幾何学的イメージ(2本の直線が作る「角度」)を思い浮かべるとともに、「それを変えると問題への視点も変わる」という連想で、「angle = 観点」という比喩的用法も同時に習得できます。


以上が名詞「angle」の詳細な解説です。幾何学だけでなく、会話やビジネスシーンでも「視点」「観点」を表現する便利な単語なので、使い方をしっかりマスターしてみてください。

意味のイメージ
angle
意味(1)

かど,すみ(corner)

意味(2)

,角度

2本の通りは直角に交差している。

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意味(3)

《話》(ものを見る)角度,観点(point of view)

あらゆる角度から物事を見る。

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