最終更新日:2025/10/11

〈U/C〉留守, 不在 / 欠席, 《...を》欠席すること《from ...》 / 〈U〉《...が》ないこと《of ...》

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元となった辞書の項目

absence

名詞

〈U/C〉留守, 不在 / 欠席, 《...を》欠席すること《from ...》 / 〈U〉《...が》ないこと《of ...》

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君は欠席の理由を説明しなければならない。

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解説

以下では英単語「absence」について、9つの観点から詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: absence

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): The state of being away or not present; the lack or nonexistence of something.

意味(日本語): 不在・欠如・存在しないこと。

「誰かがその場にいない様子を示す、または何かが欠けている状態を表す単語です。日常用語として、“誰かがいない”というシンプルな意味から、“証拠の欠如”といった抽象的な意味まで、幅広く使われます。」

活用形


  • 名詞のため、時制による活用変化はありません。

  • 複数形として「absences」が使われることもありますが、「absence」は不可算名詞扱いされる場合が多いです。

他の品詞形


  • absence(名詞)

  • absent(形容詞): 不在の、欠席の

  • absentee(名詞): 欠席者、不在者

  • absenteeism(名詞): 常習的な欠勤

難易度(CEFRレベル)


  • B2(中上級): 基本的な単語としても使われますが、抽象的な場面でも登場するため、ややレベルが上がります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • ab-(ラテン語由来の接頭語「離れる、~から離れて」)

  • sence / sent-(ラテン語「esse(在る)」「sentire(感じる)」に関係する派生形から来たと言われるが、直接的には「absentia(不在)」に由来)

結果として「何か(あるいは誰か)から離れた状態」や「そこに存在していない状態」を意味します。

よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10個)


  1. prolonged absence(長期の不在)

  2. unexplained absence(説明のない不在)

  3. in the absence of evidence(証拠がない場合に)

  4. absence from work(仕事の欠勤)

  5. notable absence(顕著な欠如)

  6. repeated absence(繰り返しの欠席)

  7. authorized absence(許可された欠席)

  8. total absence(完全な欠如)

  9. absence of mind(ぼんやりしている状態・放心)

  10. absence makes the heart grow fonder(ことわざ:「離れていると、余計に相手を恋しく思う」)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語「absentia(不在の状態)」から英語へと受け継がれた言葉です。古フランス語「absence」を通して、中英語でも定着しました。

  • 歴史的使用: 人がそこに「いない」という物理的な意味から始まり、現代では「感情・要素などが“ない”状態」にも使われます。

  • ニュアンス:


    • 単純に「人が不在である」状態から、「何かが欠落している」という抽象的なニュアンスまで幅広いです。

    • 場所や状況を説明する文書、会話、ビジネスメール、論文などさまざまなシーンで使われ、比較的フォーマル・カジュアルいずれにも対応する便利な単語です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算: 主に不可算名詞として使われる場合が多いですが、複数形「absences」も存在します。しかし文章では「an absence of X」など、単数形で使われることが一般的です。

  • 構文の例:


    • 「in the absence of + 名詞」: 「~がない(いない)場合には」

    • 「absence from + 場所/行動」: 「~からの不在(欠席)」


  • イディオムや定型表現


    • 「Absence makes the heart grow fonder.」: 離れていると相手を想う気持ちが増す


  • フォーマル/カジュアル:


    • 書類やビジネスの場面でもフォーマルに用いられ、日常会話でも自然に使われます。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “His absence at the party was really noticeable.”

    「彼がパーティーに来なかったのは本当に目立ったね。」

  2. “I’m sorry for my absence yesterday; I wasn’t feeling well.”

    「昨日は来られなくてごめんね。体調が悪かったんだ。」

  3. “In her absence, we decided to postpone the meeting.”

    「彼女がいないので、ミーティングを延期することにしたよ。」

(2) ビジネス場面での例文


  1. “We need to address the prolonged absence of our project manager immediately.”

    「プロジェクトマネージャーの長期不在に早急に対処しなければなりません。」

  2. “Please inform HR of any absences in advance.”

    「欠勤の場合は事前に人事部へ知らせてください。」

  3. “In the absence of further instructions, we will proceed with the initial plan.”

    「追加の指示がない場合は、当初の計画で進めます。」

(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The absence of significant data makes it difficult to draw a solid conclusion.”

    「重要なデータがないため、しっかりとした結論を出すのは難しいです。」

  2. “We observed an absence of certain chemical reactions under low temperature conditions.”

    「低温環境下では、ある特定の化学反応が起こらないことを観察しました。」

  3. “In the absence of adequate funding, many research projects fail to progress.”

    「十分な資金がない場合、多くの研究プロジェクトが前進できないまま終わってしまいます。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. lack(不足)

  2. nonexistence(存在しないこと)

  3. deficiency(欠乏)

  4. want(不足、欠乏)

  5. shortage(不足)

これらは「何かが不足している」というニュアンスですが、直接的に「人がそこにいない」意味で使うのは「absence」特有の使い方になります。

反意語(Antonym)


  • presence(存在)

    “Presence” は「そこにいる、存在している」ことを意味し、「absence」の対極にあたります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈæb.səns/


    • アメリカ英語・イギリス英語とも大きな違いはありませんが、米英ともに /ˈæb.səns/ が一般的です。


  • アクセント: 第1音節 “ab” に強勢があります。

  • よくある間違い: “absense” → s と c を入れ替えてしまうスペルミスに注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “absense” と書いてしまうミスが頻出します。c の位置に注意しましょう。

  • 同音異義語: 似た音のものは少ないですが、「absence(アブセンス)」と「abscess(膿瘍)」はまったく意味が違うので注意。

  • 文脈: 「absence of something(何かが欠けている)」という表現はTOEICや英検などでも出題されやすいです。また「in the absence of …(…がない場合に)」の言い回しもライティングでよく使われます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • ab-(離れる) + sence(“存在”から派生)」というイメージによって、「存在から離れている=不在」と連想すると覚えやすいです。

  • “absence makes the heart grow fonder” という有名な表現から、この単語は「いないこと」と覚えやすくなります。

  • スペリングは「abs + en + ce」。真ん中の “en” をしっかり書くイメージを持っておくと、つづり間違いを防げます。


以上が「absence」の詳細な解説です。日常からビジネス、学術まで幅広い文脈で使われる重要単語なので、ぜひ使い方をしっかりマスターしてください。

意味のイメージ
absence
意味(1)

〈U〉(…が)ないこと,(…の)欠如(lacking)《+of+

彼女が欠席しているのを僕は知らなかった。

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意味(2)

〈U〉〈C〉留守,不在;欠席;不在期間;(…を)欠席すること《+from+

雨が降らなかったせいで草木が枯れてしまった。

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