最終更新日:2025/11/29

《...と》両立できる, 矛盾のない, 互換性のある《with ...》 / 《be ~ with ...》《...と》うまがあう

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

compatible

形容詞

《...と》両立できる, 矛盾のない, 互換性のある《with ...》 / 《be ~ with ...》《...と》うまがあう

このボタンはなに?

これらの2つのソフトウェアプログラムは互換性があります。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: compatible

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): able to exist or work together without conflict

意味(日本語): 互いに矛盾なく、うまく共存・共働できるさま

「compatible」は、物事や人間関係が衝突せず、円滑に合う・共存できるニュアンスの単語です。たとえば、「ソフトウェアAとソフトウェアBは互換性がある」というときや、「二人の性格が合う」という場面でも使われます。


  • 基本の活用形:


    • 形容詞: compatible

    • 副詞: compatibly(例: They work compatibly.)

    • 名詞: compatibility(例: We need to check the compatibility of the devices.)


  • CEFRレベル: B2(中上級)

    “conflictやcoexistなどが必要となる場面を想定し、かつ抽象的な場面で使われるため、やや難易度が上がります。決して日常の挨拶だけではなく、テクニカルな話や人間関係についても用いられる語彙です。”


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • 接頭語: なし

    • 語幹: “compat”(ラテン語の“compati”(共に苦しむ/共感する)に由来)

    • 接尾語: “-ible”(「~できる」という意味を持つラテン語起源の形容詞化の接尾語)


  • 派生語や類縁語


    • compatibility (名詞) : 互換性、適合性

    • incompatible (形容詞) : 両立しない、不適合の

    • compatibly (副詞) : 互いに適合して


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10個


    1. compatible software(互換性のあるソフトウェア)

    2. compatible devices(互換性のあるデバイス)

    3. compatible format(互換性のある形式)

    4. fully compatible(完全に互換性がある)

    5. compatible with each other(お互いに適合している)

    6. software compatibility issue(ソフトウェアの互換性問題)

    7. hardware compatibility list(ハードウェアの互換性リスト)

    8. long-term compatibility(長期的な適合性)

    9. check for compatibility(互換性を確認する)

    10. personality compatibility(性格の相性)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「compatible」はラテン語の“compati”(com-「共に」+ pati「苦しむ、耐える」)から派生しています。もともとは「苦労や苦しみを共にする=互いに受け入れられる、馴染む」というニュアンスが内包されています。


  • 使用時の注意・ニュアンス:


    • 物理的な互換性、ソフトウェアの動作面だけでなく、人同士の性格や相性についても広く使われる。

    • 「お互いに矛盾や衝突がない」ことを示すため、ポジティブなイメージがある。

    • フォーマル・インフォーマルのどちらの文脈でも使われるが、ビジネスや技術的な文脈で頻出。


4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント:


    • 形容詞なので、主に be動詞やその他の系統動詞(become, remainなど)の補語として使われる。

    • 例: “A is compatible with B.” のように “with” がよく続く。


  • 一般的な構文・イディオム


    • “be compatible with ~” : “~に適合している” / “~と相性が良い”

    • “ensure compatibility” : “互換性を確保する”

    • “fully compatible” : “完全互換の”


  • フォーマル/カジュアル:


    • 「テクニカルな側面の互換性」→ややフォーマル寄り。

    • 「人間関係の相性」→日常会話でもカジュアルに使われる。


5. 実例と例文

■ 日常会話での例文(3つ)


  1. “My roommate and I are very compatible. We rarely argue about anything.”

    (ルームメイトと私はとても相性がいいんだ。めったに口論にならないよ。)


  2. “Are these chargers compatible with my phone?”

    (これらの充電器は私のスマホに互換性あるかな?)


  3. “I’m surprised how compatible our tastes in music are!”

    (私たちの音楽の好みがどれほど一致しているかに驚いたよ!)


■ ビジネスでの例文(3つ)


  1. “We need to ensure the new software is compatible with our existing system.”

    (新しいソフトウェアが既存のシステムと互換性があることを確かめる必要があります。)


  2. “The two departments should find a compatible approach to manage the project.”

    (その2つの部署はプロジェクトを管理するうえで、一致する方法を見いだすべきです。)


  3. “Checking hardware compatibility is crucial prior to deployment.”

    (導入前にハードウェアの互換性を確認することは極めて重要です。)


■ 学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Their scientific models appear compatible with the latest experimental data.”

    (彼らの科学的モデルは、最新の実験データと整合性があるようです。)


  2. “Researchers are investigating whether this theory is compatible with classical physics.”

    (研究者たちは、この理論が古典物理学と矛盾なく成り立つかどうかを調べています。)


  3. “The new paradigm must be compatible with the foundational assumptions of the field.”

    (新しいパラダイムは、その分野の基本的な前提と矛盾しないものでなければなりません。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. harmonious(調和のとれた)

    2. well-matched(よく合った)

    3. consistent(矛盾のない、一貫した)


これらは「衝突がない」「合っている」という点で「compatible」と似ていますが、


  • “harmonious” はより「調和の取れた音感・雰囲気」に重点がある

  • “well-matched” は主に人間関係やペアとしてバランスが良いというイメージ

  • “consistent” は論理的・内容的につじつまが合うイメージが強い


    • 反意語 (Antonyms)


  • incompatible(両立しない)


  • conflicting(矛盾する、対立する)


どちらも「相性が悪い」「対立している」ニュアンスで使われます。

7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語(US): /kəmˈpætəbl/(カム・パタブル)

    • イギリス英語(UK): /kəmˈpætɪbl/(カム・パティブル)


  • 強勢(アクセント):


    • “pa”の部分に強勢があり “com-PAT-i-ble” のように発音

    • 早口になると “t”の音がやや弾音に近くなる場合がある


  • よくある発音ミス:


    • “com”を“コン”と発音してしまう

    • “pati”部分を“パティ”ではなく“ペイティ”っぽく伸ばしてしまう


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “compatable” と書いてしまうミスが多い

  • 同音異義語との混同: とくにはありませんが “capable(能力がある)” と一瞬混同する学習者はいるかもしれません

  • 試験での出題傾向:


    • TOEIC・英検などではビジネス文脈や技術的文脈で「互換性」を問う問題で登場

    • “be compatible with” という形での使い方が頻出


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のイメージ:

    「com-(共に)+ -pati(苦しむ)」=「一緒に苦労しても衝突しないほど相性がいい」

    と覚えると、他の“com-”が付く単語との関連で覚えやすくなります。

  • 勉強テクニック:


    • “compatible”を“コンパ(compa)で盛り上がれて(和気あいあい)相性が良い”と語呂合わせする学習者もいます。

    • 「with」とセットで覚える!「be compatible with …」の形が自然に出るようにフレーズで暗記すると良いでしょう。


以上が「compatible」の詳細解説です。相性や互換性の話題で非常に多用される単語なので、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
compatible
意味(1)

(…と)両立できる,矛盾のない《+with+

TOEIC英単語(TSL) / 英訳 / 4択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★