元となった辞書の項目
availability
解説
1. 基本情報と概要
英単語: availability
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): The quality or state of being able to be used or obtained; the fact of being free to do something.
意味(日本語): 「利用可能性」「入手可能性」「(人が)対応可能であること」という意味です。つまり、何かが手に入る、使える、または人が時間を空けていて対応できる状態を表す単語です。ビジネスの場面や日常会話でも、「いつ空いているか」と聞くときや「この商品はまだ在庫があるか」と言うときに使われます。
- 活用形: 名詞なので直接の活用はありませんが、動詞形や形容詞形など別の品詞への派生は下記を参照してください。
- 他の品詞への変化例:
- 動詞形: avail(あまり頻繁には使われませんが「役に立つ」「利益を得る」という意味)
- 形容詞形: available(「利用できる」「手が空いている」など)
- 動詞形: avail(あまり頻繁には使われませんが「役に立つ」「利益を得る」という意味)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- ビジネス文書や学術的文章、フォーマルなやり取りでも扱われる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: なし
- 語幹: “avail” … 「役立つ」「助けになる」などの意味を含む。
- 接尾語: “-ability” … 「〜できる状態・能力」を表す一般的な接尾語。
- 接頭語: なし
関連語・派生語
- avail (動詞/名詞)
- available (形容詞)
- unavailability (名詞/ “利用不可” “不在”)
- avail (動詞/名詞)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- product availability(製品の在庫状況)
- check availability(空き状況を確認する)
- limited availability(限られた利用可能性)
- ensure availability(利用可能であることを保証する)
- availability schedule(対応可能スケジュール)
- real-time availability(リアルタイムの在庫や空き状況)
- availability status(利用可能かどうかの状態)
- seats availability(座席の空き状況)
- confirm availability(利用可能であることを確かめる)
- availability of resources(リソースの利用可能性)
- product availability(製品の在庫状況)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「avail」は中世英語由来で、「助けになる」「有益である」という意味があります。
- そこに「-ability(〜できること、能力)」がついて、「使用可能性」「入手可能性」を表すようになりました。
- 「avail」は中世英語由来で、「助けになる」「有益である」という意味があります。
ニュアンス
- 「このもの(人)がどれくらい手に入れやすいか、使用できるか」という具体的な可用性を強調ます。
- ビジネスやフォーマルな文脈だけでなく、カジュアルにも「Are you available?(今、時間ある?)」などと、日常的に使われます。
- 感情面の響きはあまりなく、どちらかというと「事務的・客観的」なイメージの言葉です。
- 「このもの(人)がどれくらい手に入れやすいか、使用できるか」という具体的な可用性を強調ます。
4. 文法的な特徴と構文
名詞 (countable/uncountable?)
- 「availability」は不可算名詞(抽象概念)として扱われることが多いです。
- 文中では「the availability of ~」のように使われることが一般的です。
- 「availability」は不可算名詞(抽象概念)として扱われることが多いです。
一般的な構文
- “The availability of + 名詞” … 「〜の利用可能性/入手可能性」
- 例: “The availability of the product is uncertain.”
- 例: “The availability of the product is uncertain.”
- “Check + 名詞 + for availability” … 「利用(在庫)状況を確認する」
- 例: “Check the website for availability.”
- 例: “Check the website for availability.”
- “The availability of + 名詞” … 「〜の利用可能性/入手可能性」
使用シーン
- フォーマル: ビジネスでの在庫確認やスケジュール調整など
- カジュアル: 日常会話での「空いている?」「都合つく?」など
- フォーマル: ビジネスでの在庫確認やスケジュール調整など
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “Could you let me know your availability next week?”
- 来週の都合を教えてもらえますか?
- 来週の都合を教えてもらえますか?
- “I’ll check the availability of this book at the library.”
- 図書館にこの本があるかどうか確認してみるね。
- 図書館にこの本があるかどうか確認してみるね。
- “Please update your calendar so we can see your availability.”
- 君のカレンダーを更新して、空き時間が確認できるようにしてね。
(2) ビジネスでの例文
- “We need to verify the availability of all resources before starting the project.”
- 私たちはプロジェクト開始前に、すべてのリソースの利用可能状況を確認する必要があります。
- 私たちはプロジェクト開始前に、すべてのリソースの利用可能状況を確認する必要があります。
- “Could you please confirm your availability for the meeting tomorrow?”
- 明日のミーティングに参加できるかどうか、確認していただけますか?
- 明日のミーティングに参加できるかどうか、確認していただけますか?
- “Limited availability of key components may delay the production schedule.”
- 主要部品の限られた在庫が生産スケジュールを遅らせる可能性があります。
(3) 学術的な文脈での例文
- “The availability of clean water is crucial for sustainable development.”
- 清潔な水の確保は、持続可能な開発にとって極めて重要です。
- 清潔な水の確保は、持続可能な開発にとって極めて重要です。
- “We must consider the availability of reliable data before drawing conclusions.”
- 結論を導く前に、信頼できるデータが入手可能かどうかを考慮しなければなりません。
- 結論を導く前に、信頼できるデータが入手可能かどうかを考慮しなければなりません。
- “The research focuses on the availability of online educational resources.”
- その研究はオンライン教育リソースの利用可能性に焦点を当てています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- accessibility(アクセスのしやすさ、利用しやすさ)
- 「availability」と似ていますが、「accessibility」は特に「行きやすさ」「アクセスの容易さ」に焦点があります。
- readiness(準備ができている状態)
- 準備万端であることを表し、「availability」より「心構え」や「精神的準備」が前面に出ます。
- usability(使用のしやすさ)
- 「使用可能性」より「使いやすさ」「操作性」に焦点があります。
- accessibility(アクセスのしやすさ、利用しやすさ)
反意語
- unavailability(利用不可、不在)
- 「現時点では使えない」「時間が合わない」などを意味します。
- unavailability(利用不可、不在)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA): /əˌveɪ.ləˈbɪl.ə.ti/
- アクセントは “-bil-” の部分にあります(/vəlˈbɪl/ のあたり)。
- アクセントは “-bil-” の部分にあります(/vəlˈbɪl/ のあたり)。
アメリカ英語とイギリス英語の違い
- 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では “t” が軽くなりやすく、やや [ɾ](フラップT)に近い音になることがあります。
- イギリス英語では “t” をはっきり発音する傾向があります。
- 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では “t” が軽くなりやすく、やや [ɾ](フラップT)に近い音になることがあります。
よくある発音ミス
- “a*vailabi*lity” のようにシラブルが多いため、途中でつっかえやすいです。
- アクセント位置(/ə.veɪ.ləˈbɪl.ə.ti/)を間違えて /əˈveɪ.la/ のようにしてしまわないように注意。
- “a*vailabi*lity” のようにシラブルが多いため、途中でつっかえやすいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- availability は “i” と “l” の並びが複雑で、”availablity” などと間違える人が多いので注意。
- availability は “i” と “l” の並びが複雑で、”availablity” などと間違える人が多いので注意。
- 同音異義語との混同
- 直接的な同音異義語はありませんが、―ability で終わる他の単語(probability, possibilityなど)と字面が似て混乱することがあります。
- 直接的な同音異義語はありませんが、―ability で終わる他の単語(probability, possibilityなど)と字面が似て混乱することがあります。
- 試験での出題傾向
- TOEICや英検でも、ビジネスやサービスの可用性・在庫管理・スケジュール管理といったトピックで出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- ヒントやイメージ
- 「avail(役立つ)+ability(能力)」 → 「役立つ状態にできるかどうか」と覚えるとイメージしやすいです。
- “available” を先に覚え、「利用できる」→「利用できること(availability)」という流れでつなげると理解しやすいでしょう。
- 「avail(役立つ)+ability(能力)」 → 「役立つ状態にできるかどうか」と覚えるとイメージしやすいです。
- 勉強テクニック
- “available” を中心に例文を短く繰り返し口に出して言うことで、語幹に慣れ、そこに “-ity” をつけるだけで「利用可能性」という名詞になる、とステップを踏みながら覚えるのがおすすめです。
以上が “availability” についての詳細な解説です。ぜひビジネス文書や日常会話でも積極的に使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
利用できること,有用性,利用価値