最終更新日:2025/12/02
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元となった辞書の項目

congruent

形容詞

(数字などが)符合する / (2図形が)合同の / 《...と》一致している, ふさわしい《with, to ...》

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2つの三角形は、対応する角度と辺の長さを比較することで、合同であることが証明された。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: congruent

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語)

“Congruent” means “in agreement or harmony,” or “identical in form when superimposed.” In geometry, it refers to figures (such as triangles) that have the same shape and size.

意味(日本語)

「一致する、調和している、形や大きさが同じ」という意味です。例えば、幾何学(特に図形など)の文脈で「合同の」というときに使われます。また、一般的な文脈では「考え方や意見が同じ」または「矛盾がない」というニュアンスを表すことがあります。

「geometryの図形がまったく同じ形や大きさ」を表すときや、「概念や意見などが矛盾なく一致している」と伝えたいときによく使われる形容詞です。

活用形


  • 原形(形容詞): congruent

  • 副詞形: congruently (例: “The ideas were presented congruently.”)

  • 名詞形: congruence (例: “The congruence of these triangles is evident.”)

他の品詞になったときの例


  • 名詞: congruence

    (例)“The congruence of their opinions helped the project move smoothly.”

難易度の目安(CEFRレベル)


  • B2(中上級): 高校〜大学で習う幾何学や論理関係、またはビジネス文脈での「一致している」など、ある程度専門的な内容で使われることが多いため、このレベルを目安と考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭辞(prefix): con-(「共に、一緒に」という意味をもつラテン語由来の接頭辞)

  • 語幹(stem): -gru-(「合う、すり合わせる」というニュアンス)

  • 接尾辞(suffix): -ent(形容詞化する接尾辞)

関連語や派生語


  • congruence (名詞): 一致、合同

  • congruously (副詞): 一致して、調和して

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. congruent figures(合同の図形)

  2. congruent triangles(合同三角形)

  3. congruent angles(合同(または同位)の角)

  4. congruent shapes(同じ形状)

  5. congruent transformation(合同変換)

  6. congruent ideas / concepts(矛盾のないアイデア・概念)

  7. not congruent with each other(互いに一致しない)

  8. be congruent to the facts(事実と一致している)

  9. remain congruent throughout(全体を通して一致したまま)

  10. fully congruent with the policy(方針と完全に一致している)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の“congruere”が語源で、「共に(con-) + 合流する(gruere)」という意味です。当初は「一緒になる」「合致する」といった意味で使われ、後に幾何学での「合同」という概念に発展していきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 幾何学では「形や大きさが完全に同じ」という厳密な意味。

  • 一般的な文章では「一致している・調和している」という、ややフォーマルに聞こえる表現として用いられます。

  • 「考え方や行動、言葉と行動の不一致」を指摘するときにも、「they are not congruent」という形で使われることがあります。

よく使われるシーン


  • 幾何学の論文や説明、教育現場など(フォーマル)

  • ビジネス文書での方針や意見の一致などに関する記述(ややフォーマル)

  • 口語ではあまり多用されませんが、論理や哲学などアカデミックな会話でも使われる可能性があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • “Congruent”は形容詞ですので、修飾対象となる名詞の前に置きます。

    例: “congruent triangles,” “congruent viewpoints”

  • フォーマルな文脈でよく使われ、日常会話ではあまり多くは使いません。

  • “Congruent”を述語的に使う場合は、be動詞などとともに使用します。

    例: “These results are congruent with the theory.”


5. 実例と例文

(A) 日常会話での例 (カジュアル)


  1. “Their actions aren’t congruent with their words.”

    (彼らの行動は言葉と一致していないよね。)

  2. “I want my life goals to be congruent with my values.”

    (自分の人生の目標を自分の価値観と一致させたい。)

  3. “Are these plans congruent with each other?”

    (これらの計画は互いに調和しているかな?)

(B) ビジネスでの例 (ややフォーマル)


  1. “Our new marketing strategy should be congruent with the current brand identity.”

    (新しいマーケティング戦略は現行のブランド・アイデンティティと合致していなければなりません。)

  2. “The proposal was not congruent with the client’s expectations.”

    (その提案は顧客の期待と一致していませんでした。)

  3. “Ensure that all operations are congruent with company policy.”

    (すべての業務が会社方針と一致していることを確認してください。)

(C) 学術的・専門的な文脈での例 (フォーマル)


  1. “The experiment’s outcome was congruent with the theoretical model.”

    (実験の結果は理論モデルと一致していた。)

  2. “Congruent triangles have corresponding sides of equal length.”

    (合同な三角形は、対応する辺の長さが等しい。)

  3. “Researchers found the data to be congruent across several studies.”

    (研究者たちは複数の研究を通してデータが一致していることを突き止めました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  • consistent(整合的な、一貫性のある)

    → 一貫性があるという意味では似ていますが、幾何学的な「同じ形や大きさ」のニュアンスは薄い。

  • matching(一致している)

    → 一般的な単語で、状況や物が「合っている」ときに用いる。よりカジュアル。

  • harmonious(調和の取れた)

    → 「調和がある」という意味に近いが、音楽など美的な文脈でもよく使われる単語。

反意語(Antonyms)


  • incongruent(不一致の)

  • inconsistent(矛盾する、不整合の)

「incongruent」は「合同でない」や「相容れない」という意味で、幾何学以外でも「考え方が合わない」といった場面で使えます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈkɒŋ.ɡru.ənt/(イギリス英語), /ˈkɑːŋ.ɡru.ənt/(アメリカ英語)

  • アクセント(強勢)は第1音節 “con” に置かれます: CON-gru-ent

  • イギリス英語とアメリカ英語では母音の音が若干変わる傾向がありますが、どちらでも同様に理解されます。

  • よくある間違いとして、語中の“gru”を /gruː/ のように発音せず、/gru/ と短く発音してしまう人もいますが、実際は /ˈkɒŋ.ɡru.ənt/ のように “gru”は少しはっきりと発音されます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “congruent” を “congurent” と間違えるなどのスペルミスに注意。

  2. “incongruent” との混同: 反対の意味を表す接頭辞 “in-” が付いているかを見落とさないように。

  3. 同音異義語との混同: 同音異義語はありませんが “concurrent (同時に起こる)” と混同しやすいので気をつけましょう。

  4. TOEICや英検では、リーディングセクションや語彙問題で出題される可能性があります。特に技術系やでは“congruent with standards”という表現などが出る場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源ヒント: “con-” が「共に」、“-gru-” が「合流する・噛み合う」というイメージを持つと、「一緒に合流している→一致している」と覚えやすいです。

  • 幾何学のイメージ: 三角形や円など図形がぴったり重なる様子を思い浮かべると「congruent=重なるほど一致している」という意味がぱっと目に浮かびます。

  • 綴りのコツ: “con-gru-ent” とパーツで区切って覚えると良いでしょう。


以上が形容詞 “congruent” の詳細解説です。幾何学のみならず、抽象的な「一致」「調和」を表す場面でも活用してみてください。

意味のイメージ
congruent
意味(1)

(数字などが)符合する,(2図形が)合同の;(…と)一致している,ふさわしい《+with(to)+

学術英単語(NAWL) / 和訳 / 4択問題

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