最終更新日:2025/08/29
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credit

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元となった辞書の項目

credit

名詞

〈U〉信用 / 〈U〉信望,名声 / 〈U〉(…に対する)賞賛,名誉《+for+名》 / 〈C〉《通例a~》(…にとって)名誉となるもの(人)《+to+名》 / 〈U〉信用貸し,掛け売り,信用取引,クレジット / 〈U〉支払い猶予期間 / 〈U〉(人の経済的)信用度 / 〈U〉〈C〉(銀行の)預金[額];債権 / 〈C〉貸し方 / 〈C〉《米》(科目の)単位 /

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解説

名詞 “credit” の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語: credit

品詞: 名詞 (一部、動詞としても使われる)

意味(英語 & 日本語)


  • 英語: “credit” generally refers to the trust or belief that payment will be made in the future, or the recognition or acknowledgment given to someone for an achievement.

  • 日本語: 「信用」「信頼」「功績(の認知)」「クレジット(映画などのスタッフ紹介)」「(金融の)貸付枠」などを指す言葉です。

たとえば、「銀行があなたを信用して、後払いでもいいと判断してくれること」を「credit」と言い、また「映画の最後に出てくる製作スタッフの一覧」も「credits」と呼ばれます。ビジネスや学術の文脈など、さまざまな場面で頻繁に使われます。

活用形


  • 名詞としての複数形: credits

  • 動詞としては “credit ~ with ...” の形で「~に・・・の功績があるとみなす」などの用法があります。


    • 例: “She is credited with discovering the new species.”(彼女は新種を発見したと称賛されている。)


他の品詞への変化例


  • 動詞: to credit


    • 例: “The bank credited my account with $100.”(銀行が私の口座に100ドルを入金した。)


  • 形容詞(派生): creditable(称賛に値する、立派な)


    • 例: “He gave a very creditable performance.”(彼は非常に立派な演技をした。)


CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 「credit」は金融や学術、ビジネスなどで多様に使われるため、幅広い英語力が必要になります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “cred” → ラテン語 “credere” (信じる)に由来

  • 接尾語: “-it” → この形は動詞 “credere” から名詞形へ転じたもの

他の単語との関連性(派生語・類縁語)


  • credential(s)(資格、証明書): “cred” + “-ent” + “-ial”

  • credible(信頼できる、信用できる)

  • incredible(信じがたい、驚くべき)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. give credit to 〜(〜を認める、〜に称賛を与える)

  2. credit rating(信用格付け)

  3. credit limit(クレジット限度額)

  4. line of credit(与信枠、信用枠)

  5. on credit(クレジットで、信用で)

  6. take credit for 〜(〜の功績を認められる、手柄にする)

  7. credit card(クレジットカード)

  8. credit bureau(信用照会機関)

  9. credit history(クレジットヒストリー、信用履歴)

  10. roll credits(映画などでクレジットタイトルを流す)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “credere”(信じる)が直接の語源となっています。

  • 「信頼」「信用」という意味合いがベースにあり、金融や評価、称賛といった概念へと派生しました。

使用時のニュアンス・注意点


  • 「銀行における信用提供」「大学での単位(学分)」「功績を認められること」「映画や書籍での制作陣紹介」など、文脈が大きく異なるため、どの意味で使われているか注目する必要があります。

  • ビジネスやフォーマルな場面では「信用枠」「信頼」「名声」などのニュアンスが強調されます。

  • 口語でも「誰かを褒める」「認める」意味で “give (someone) credit” がよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文

名詞の使い方


  • 可算/不可算ともに使われるケースがあります。文脈によります。


    • 複数形の “credits” は、大学などの「単位」や「映画のスタッフリスト」を指すときに用いられます。

    • 不可算扱いになるときは「信用」「名声」「貸付枠」といった抽象概念を指します。


一般的な構文


  • “to give (someone) credit for (something)”

    意味: 「(人)に(物事)の功績があると認める」


    • 例: “We must give him credit for his innovative ideas.”


  • “to take credit for (something)”

    意味: 「(物事)を自分の手柄にする/自分の功績だと言う」


    • 例: “She took credit for the successful launch.”


  • 映画や書籍で “credits” というときは複数形が一般的です。


    • 例: “Have you seen the end credits?”


フォーマル/カジュアル


  • フォーマル: ビジネス文書や金融文脈などで “credit limit,” “credit facility” などが使われる

  • カジュアル: 日常会話で “give him some credit” のように、褒める・認めるニュアンスで使う


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)での例文


  1. “I have to give you credit — your pasta was amazing!”

    (あなたを褒めなきゃね。君のパスタは最高だった!)

  2. “He really deserves some credit for helping us move this weekend.”

    (彼は今週末、引っ越しを手伝ってくれたから、本当に感謝されるべきだよね。)

  3. “Can I buy this on credit, or do I have to pay cash?”

    (これはクレジットで支払えますか?それとも現金のみですか?)

ビジネスでの例文


  1. “Our company’s credit rating has improved dramatically this year.”

    (当社の信用格付けは今年大幅に改善しました。)

  2. “We should give credit to the entire team for reaching the sales target.”

    (販売目標達成には、チーム全員の功績があると認めるべきです。)

  3. “The bank has granted us a larger line of credit.”

    (銀行はより大きな与信枠を認めてくれました。)

学術的文脈での例文


  1. “Students need 30 credits to graduate from this program.”

    (このプログラムを卒業するには30単位が必要です。)

  2. “The paper credit should include references for all supporting data.”

    (論文のクレジットには、すべての参照データの出典を載せる必要があります。)

  3. “Credit for the discovery belongs to multiple researchers.”

    (その発見の功績は複数の研究者に帰するものです。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. acknowledgment(感謝、承認)


    • 「貢献などを認める、感謝する」という点で類似。 “credit” よりもややフォーマルで、一部重複的なニュアンス。


  2. recognition(認識、評判)


    • 具体的に「功績を認める」という意味では近しいが、必ずしも金融的な意味は含まない。


  3. trust(信頼)


    • 「信用」という部分では近いが、”credit” には貸付や金銭的ニュアンス、功績の意味がある。


反意語


  • discredit(信用を傷つける、評判を落とす)


    • “credit” が「信用/称賛」を表すのに対し、 “discredit” はそれを損なう、否定する意味があります。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˈkrɛdɪt/

  • イギリス英語: /ˈkrɛdɪt/

強勢(アクセント)


  • 最初の音節 “cred-” にアクセント(stress)があります。

  • “cred” (強) + “it” (弱)

よくある発音の間違い


  • “credit” の “e” を曖昧に発音してしまうことがあるので注意してください。

  • アクセントを語尾に置かないように気をつけましょう(× /krɛˈdɪt/ は誤り)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “credit” を “creadit” や “credt” と書いてしまう場合がある。

  • 同音異義語との混同: 特にはありませんが、発音が近い “credence”(信憑性)などと混同しないように注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などで、金融関連の文章やビジネスシーン、または「誰の功績か」を尋ねる問題で登場しやすい単語。

  • 同じ “cred” 語幹を持つボキャブラリーをまとめて覚えると、語源学習に役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “credit” は「信じる(cred)+ 何かを成す(it)」というイメージで、ベースは「信頼・信じる」を示すと理解すると覚えやすいです。

  • 映画の「エンドロール(credits)」を思い浮かべると「関わった人たちが認められ、名前が表示される」というイメージに結びつき、功績を認める意味にもつながります。

  • 大学の単位を「credits」というように、「価値」や「評価」が蓄積されるもの、という連想で記憶するのも一案です。


以上が名詞としての “credit” の詳細解説です。ビジネスシーンから日常会話、学術的文脈まで幅広い文脈で登場する単語なので、ぜひ用例を通じて使いこなせるように練習してください。

意味のイメージ
credit
意味(1)

〈U〉信用

意味(2)

〈U〉信望,名声

意味(3)

〈U〉(…に対する)賞賛,名誉《+for+

意味(4)

〈C〉《通例a~》(…にとって)名誉となるもの()《+to+

意味(5)

〈U〉信用貸し,掛け売り,信用取引,クレジット

意味(6)

〈U〉支払い猶予期間

意味(7)

〈U〉(人の経済的)信用度

意味(8)

〈U〉〈C〉(銀行の)預金[額];債権

意味(9)

〈C〉貸し方

意味(10)

〈C〉《米》(科目の)単位

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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