最終更新日:2025/11/10
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affect

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元となった辞書の項目

affect

動詞

影響を与える

このボタンはなに?

激しい雨が交通に影響を与えました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: affect

品詞: 動詞 (一般的に他動詞として使用)

英語での意味

“to influence or produce a change in someone or something”

(誰かや何かに影響を与えたり変化を起こしたりすること)

日本語での意味

「~に影響を与える」「~に作用する」という意味です。例えば、「雨不足が農作物に影響を与える」といった場面で使われます。日常会話でも「天気は私の気分に影響する(The weather affects my mood)」のように、ある物事が別の物事に及ぼす影響を表す際によく使われる単語です。


  • 活用形: affect (原形) / affects (三人称単数現在形) / affected (過去形・過去分詞形) / affecting (進行形)

他の品詞になったときの例


  • affect (名詞): 心理学などで「感情状態」「情動」を示す際に使われる専門用語

  • affected (形容詞): 「影響を受けた」「わざとらしい」など二つの意味あり


    • 例: “He was deeply affected by the news.”(その知らせに深く心を動かされた)

    • 例: “He spoke in an affected manner.”(彼はわざとらしい口調で話した)


CEFRレベル


  • B2(中上級): 一般的な単語の中ではやや抽象的な意味を持ち、学校英語でも混同されやすい「effect」との区別など、正確な使い分けを意識する必要があります。


2. 語構成と詳細な意味

「affect」はラテン語の“afficere(影響を与える、~に作用する)”に由来しています。


  • 「af-」=「~へ」(ラテン語ではしばしば ad- が変化した形)

  • 「-fect」=ラテン語の facere(「~をする」の意)

以下に、動詞affectに関してよく使われるコロケーションを10個挙げます。


  1. affect performance(パフォーマンスに影響を与える)

  2. affect mood(気分に影響を与える)

  3. negatively affect(悪影響を与える)

  4. positively affect(良い影響を与える)

  5. seriously affect(深刻な影響を与える)

  6. affect public opinion(世論に影響を与える)

  7. be affected by(~に影響される / 影響を受ける)

  8. affect the outcome(結果に影響を及ぼす)

  9. deeply affect(深く影響を与える)

  10. affect sales(売上に影響を与える)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “afficere” (ad + facere) = “to do something to” = 「~に作用する、影響を及ぼす」 から派生。

  • 古フランス語を経て中英語でも類似の意味で使われてきました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 口語 & フォーマル: 幅広く使われる言葉で、書き言葉でも話し言葉でも自然に使えます。

  • 単に「影響を及ぼす・作用する」という基本的な意味合いで使えますが、文脈によっては「(精神面や感情に)作用する」というニュアンスを強調する場合もあります。

  • 心理学・医学の分野では「感情」を示す専門用語として名詞形“affect”が使われる点に注意してください。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞 (transitive verb): 通常、目的語を伴って使われます。


    • 例: “This will affect the results.”(これは結果に影響を与えるでしょう)


  • まれに受動態でも使われます。


    • 例: “The results were affected by several factors.”(結果は複数の要因によって影響を受けた)


よく使われる構文


  • “X affects Y.”(XがYに影響を与える)

  • “be affected by + 名詞”で受動態表現。

イディオムなど


  • 心配されるほど有名なイディオムは特にありませんが、“affect”と“effect”を混同しないようにすることが重要です。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Lack of sleep can affect your mood.”

    (睡眠不足は気分に影響を与えるよ。)


  2. “Don’t let the bad weather affect your holiday plans!”

    (悪天候で休暇の計画に影響が出ないようにね!)


  3. “Caffeine affects some people more than others.”

    (カフェインは人によって影響の度合いが違う。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Rising costs may affect our profit margins.”

    (コスト上昇が我々の利益率に影響をもたらすかもしれません。)


  2. “We need to assess how these regulations will affect our business operations.”

    (これらの規制がビジネスの運営にどのように影響するか評価する必要があります。)


  3. “The merger could negatively affect employee morale.”

    (合併によって従業員のモチベーションが下がる可能性があります。)


学術的な文脈での例文


  1. “Various environmental factors can affect the accuracy of experimental data.”

    (さまざまな環境要因が実験データの正確性に影響を与える可能性がある。)


  2. “The findings suggest that social media use can affect mental health in adolescents.”

    (この調査結果は、ソーシャルメディアの使用が若者のメンタルヘルスに影響を及ぼす可能性があることを示している。)


  3. “It is crucial to consider how economic policies affect income distribution.”

    (経済政策が所得分配にどのような影響を与えるかを考慮することが極めて重要である。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. influence(影響を与える)


    • ニュアンス: より広義で、相手の考え方や行動などに作用する。

    • 例: “Her speech influenced my decision.”


  2. impact(大きな影響を与える)


    • ニュアンス: より強力・重大な影響を示すイメージ。

    • 例: “The new technology had a significant impact on the industry.”


  3. alter(変える)


    • ニュアンス: 「外見・性質などを変化させる」。必ずしも「影響」の意味ではなく、状態の変化に焦点がある。

    • 例: “This discovery will alter our understanding of the universe.”


反意語 (Antonyms)


  • remain unchanged / unaffected(影響を受けない/変化しない)


    • 例: “The old building remained unaffected by the storm.”



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /əˈfɛkt/


    • アメリカ英語: [ə-fékt] に近い発音

    • イギリス英語: [ə-fékt] に近い発音(アメリカとの大きな差はあまりない)


  • アクセント: 第2音節 “-fect” に強勢が置かれます。 “uh-FECT” のように発音します。

  • よくある間違い: “えフェクト”のように最初に強勢を置かないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. effect との混同:


    • 「affect」は主に「動詞」、 「effect」は主に「名詞」で「結果・効果」という意味。

    • 例外的に「effect」が動詞になったり、「affect」が名詞になったりする用法はありますが、一般的には上記の区別でOKです。


  2. スペリングミス: “affect”の “a” を “e” にしてしまうミス。


  3. 発音ミス: “éffect” (頭に強勢) と言うと名詞 “effect” になってしまうので注意。


  4. TOEIC・英検などの試験対策:


    • 長文読解で“affect”と“effect”どちらが使われているか見落として、意味を取り違えないように意識すると得点アップにつながります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Affect” は “Action” の “A” のイメージで、「Aが何かにアクションを起こす → 影響を与える」と覚えると良いでしょう。

  • 一方、“Effect” は「結果 (result)・効果 (outcome)」という印象で、E = “End result” とリンク付けして覚えると混同が減らせます。

  • なるべく例文を声に出して、 “affect” は動詞として主体的に働きかけるイメージを持ちましょう。


以上が、動詞 “affect” の詳細な解説です。“affect” は会話でも文章でも頻繁に登場する重要な語なので、ぜひ使いこなしてみてください。

意味のイメージ
affect
意味(1)

〈人,人の健康など〉'を'冒す

意味(2)

〈人〉‘の'心を動かす,'を'感動させる

その話に我々は深く心を動かされた。

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意味(3)

…‘の'ふりをする,'を'装う

喫煙は健康に影響を与える。

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意味(4)

…'を'好む,好んでする(用いる,身につける)

彼は僕の言うことを聞こえない振りをした。

このボタンはなに?
意味(5)

…‘に'影響する,作用する

基礎英単語(NGSL) / リスニング問題

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