最終更新日:2025/11/28

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元となった文法の項目
59
A1.3

much+名詞

不加算名詞を伴うmuch

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説明

much + 名詞 の使い方

「much」は「たくさんの」「多くの」という意味を表す形容詞として、主に数えられない名詞(不加算名詞)の前に置かれます。一方で「many」は「たくさんの」という同様の意味を持ちますが、後ろには数えられる名詞(可算名詞)が続きます。以下により詳しく解説します。


1. 不可算名詞(不加算名詞)とは?

「不加算名詞」とは、その名詞自体を1つ、2つと数えることができないものを指します。たとえば、以下のような名詞があります。


  • water(飲み水)

  • sugar(砂糖)

  • money(お金)

  • information(情報)

  • advice(助言)

これらは個数によって「数える」ことができないため、普通は「a water」や「two sugars」のようには言いません(ただし、容器や単位を表す語を使うときは別です。例:a glass of water, two teaspoons of sugar など)。


2. much の使い方

▶ 形容詞(名詞を修飾する場合)


  • much water(たくさんの水)

  • much money(たくさんのお金)

「much」は、主に「疑問文」や「否定文」で使われることが多いという特徴があります。


  • 疑問文:How much water do we need?(どれくらいの水が必要ですか?)

  • 否定文:I don’t have much money.(私はあまりお金を持っていません。)

もちろん肯定文でも使えますが、会話では「a lot of」を使うことが多いため、肯定文で「much」を使うと書き言葉ややや硬い印象を与える場合があります。

▶ 副詞(動詞を修飾する場合)

「much」は副詞として、「とても」「たくさん」などの意味で動詞や形容詞を修飾することもあります。


  • I like this idea very much.(私はこのアイデアがとても気に入っています。)

この場合、後ろに名詞は来ず、動詞や形容詞などを修飾する点に注意してください。


3. many との違い

「many」は「たくさんの」という意味ですが、後ろには一つ一つ数えることができる名詞(可算名詞)が続きます。


  • many books(たくさんの本)

  • many people(たくさんの人々)

疑問文や否定文では「How many~?」「not many~」などとよく使われます。


4. 例文


  1. There isn’t much water left in the bottle.

    (ボトルにはもうあまり水が残っていません。)


  2. We don’t have much time before the meeting starts.

    (会議が始まるまであまり時間がありません。)


  3. I spent too much money on clothes last month.

    (先月、服にお金を使いすぎました。)


  4. I don’t read many books, but I watch many movies.

    (私は本はあまり読みませんが、映画はたくさん見ます。)



5. まとめ


  • much + 不可算名詞:「たくさんの(量)を表す」


    • 例:water, money, information など

    • 特に疑問文や否定文でよく使われる。

    • 肯定文の会話では「a lot of」を使うことが多い。


  • many + 可算名詞:「たくさんの(個数)を表す」


    • 例:books, people, cars など


「much は量」「many は数」というイメージを覚えるとスムーズに使い分けられるでしょう。

入門英文法問題(CEFR-J A1)

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