The retina is a layer of tissue in the back of the eye that senses light and sends signals to the brain.
retina
1. 基本情報と概要
英単語: retina
品詞: 名詞 (noun)
活用形: 単数形: retina / 複数形: retinas または retinae
英語での意味
The retina is the light-sensitive layer of tissue at the back of the inside of the eye, where images are formed and sent to the brain through the optic nerve.
日本語での意味
網膜。
目の奥にある、光を受け取り映像として脳に伝えるための重要な膜のことです。主に医学や生物学の文脈で使われ、新しい技術としても「網膜ディスプレイ」といった形で耳にする場合があります。
CEFRレベル目安: B2(中上級)
・専門的な内容を含むため、自然な会話レベルとしてはやや専門的ですが、一般に知られている単語としても学習者は知っておきたい語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: 特にはありません。
- 語幹: retin- はラテン語の「網(net)」に由来するとされます。
- 接尾語: 特にはありません。
関連・派生語
- retinal (形容詞): 網膜の
- 例) retinal detachment(網膜剝離)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- detached retina(網膜剝離)
- retinal detachment(網膜剝離)
- retinal scan(網膜スキャン)
- retinal cells(網膜細胞)
- retina exam(網膜検査)
- retina damage(網膜の損傷)
- retinal imaging(網膜イメージング/撮影)
- retina surgery(網膜手術)
- retinal artery(網膜動脈)
- retinal tear(網膜裂孔)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
ラテン語の rete(ネット・網)を語源に持ち、中世ラテン語では retina として「網状のもの」を意味していました。 - ニュアンス:
医療や生物学の文脈で使われる専門的な単語ですが、IT技術(Retina Display など)でもよく聞かれるようになりました。カジュアルにはあまり使わず、文章や専門の話題で登場しやすい単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算/不可算: 多くの場合、解剖学的に「網膜」として一つを指すので数えない印象がありますが、解剖学・医学の分野では複数形 retinas / retinae も用いられます。
- 他動詞・自動詞など: 名詞のため、動詞としての使い方はありません。
- 使用シーン: フォーマル、学術・医療文脈。日常的には「網膜剝離」などの医学情報を伝える場合や、テクノロジーの製品名や機能紹介の際に使用することがあります。
一般的な構文例
- “The retina is responsible for …”
- “A detached retina can lead to …”
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I read some news about retina implants. It’s amazing how technology is advancing.”
(網膜インプラントに関するニュースを読んだよ。テクノロジーの進歩はすごいよね。) - “My doctor mentioned something about a possible tear in my retina.”
(お医者さんから、網膜に裂け目があるかもしれないと言われたんだ。) - “I’m a bit worried about my eyesight, so I’m going to get my retina checked.”
(視力が心配だから、網膜検査を受けに行くつもり。)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Our company specializes in developing advanced retina scanning technology for security systems.”
(私たちの会社はセキュリティシステム向けの高度な網膜スキャン技術を開発しています。) - “We’ve scheduled an online seminar about the latest breakthroughs in retinal imaging.”
(最新の網膜イメージング技術のブレイクスルーに関するオンラインセミナーを予定しています。) - “Retina-based authentication could be a game changer in data security.”
(網膜認証はデータセキュリティの大きな転換点になるかもしれません。)
(3) 学術・医学的文脈での例文
- “The retina contains rod and cone cells that detect light and color.”
(網膜には光や色を感知する杆体細胞と錐体細胞が含まれています。) - “Our research focuses on retinal regeneration in patients with degenerative eye conditions.”
(私たちの研究は変性性眼疾患の患者における網膜再生に焦点を当てています。) - “A retinal detachment is considered a medical emergency that requires immediate treatment.”
(網膜剝離は、即時の治療が必要な緊急の症状と見なされます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- cornea(角膜)
→ 目の表面を覆う透明な膜。網膜とは位置・機能が異なる。 - lens(水晶体)
→ 光を屈折させて、網膜に像を結ぶ働きをする部位。 - optic nerve(視神経)
→ 網膜と脳をつなぎ、視覚情報を伝える役割をする神経。
いずれも目の構造を指す関連語ですが、どれも網膜(retina)とは役割が違います。
反意語
網膜の「反意語」は直接的には存在しませんが、網膜と機能が対立する組織はありませんので、医学上「反意」といえる単語はほぼありません。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈrɛt.ɪ.nə/
- アメリカ英語: [レッ(トゥ)ィナ](第一音節“ret”に強勢)
- イギリス英語: [レッ(ティ)ナ](同じく第一音節“ret”に強勢)
よくある発音の間違い
- 語尾を “-na” ではなく “-neɪ” と伸ばしてしまうこと。発音としてはあまり伸ばさず「あ」で終わります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: retine, retinia などと書いてしまう。
- 同音異義語との混同: 英語では“retina”と同じ発音の単語はありませんが、似たように聞こえる“retina display”を「レようなディスプレイ」と誤って記憶してしまう例もあります。
- 試験対策: 医療英語や理系分野の英語試験(TOEFL、IELTS など)で頻出。TOEICなどの一般ビジネス英語試験ではあまり出題されませんが、IT系や先端技術のテーマで出る可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “ネット”のイメージ: ラテン語“rete”が「網」を意味するように、網膜は眼球の奥にある“網状”の膜。 “網”というイメージから連想すると覚えやすいかもしれません。
- ディスプレイとの関連: Appleの“Retina Display”から想起すると、目の集合体、細かい網のようなイメージがあることを覚えやすいでしょう。
- スペリングのポイント: “re - ti - na” の3拍に分けて覚えるとミススペルを防ぎやすくなります。
網膜について学習すると同時に、目の構造(角膜、虹彩、水晶体、視神経など)も一緒に覚えると理解しやすく、暗記もよりスムーズに進むと思います。
(目の)網膜