元となった辞書の項目
semi-final
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: semi-final
品詞: 名詞 (例: “He reached the semi-final.”「彼は準決勝に進出した。」)
意味(英語): A round or match in a competition that takes place just before the final.
意味(日本語): 準決勝。決勝戦の直前に行われる試合やラウンドのことです。
「準決勝」として、スポーツや各種コンテストなどで、優勝を決める最終戦(決勝)の前に行われる大切なステージです。「優勝目前でも、まだ最終決戦には至っていない」というニュアンスで使われます。
活用形:
- 通常は名詞として「semi-final(s)」のみで複数形がある(「semi-finals」)。
- 注意: 「semifinal」という綴り (ハイフンなし) もあります。
品詞転換例:
- 形容詞的用法(形容詞化した用法): “the semi-final match” = 準決勝の試合
(しかし「semi-final」は、文法的には形容詞に変化するというより、名詞を修飾する名詞的要素として使われることが多いです。)
CEFRレベル目安: B1(中級)
競技や大会に関心があれば早めに出てくる単語ですが、日常英会話の中ではやや専門的かもしれません。
2. 語構成と詳細な意味
語構成: semi- (半分を意味する接頭語) + final (最終の、終わりの)
- semi- はラテン語由来で「半分」という意味を持ちます。
- final は「終わりの」「最後の」を意味します。
よって、semi-final
は「最終の手前の段階」を示す単語です。
- semi- はラテン語由来で「半分」という意味を持ちます。
関連語・派生語:
- quarter-final (準々決勝)
- final (決勝)
- semi (口語で準決勝を指すときの略称。例: “Did you watch the semis yesterday?”)
- quarter-final (準々決勝)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10個)
- qualify for the semi-final (準決勝に進出する)
- reach the semi-final (準決勝に到達する)
- advance to the semi-final (準決勝へ駒を進める)
- play in the semi-final (準決勝でプレーする・試合をする)
- the semi-final round (準決勝のラウンド)
- the semi-final match (準決勝戦)
- lose in the semi-final (準決勝で敗退する)
- win the semi-final (準決勝に勝利する)
- semi-final clash (準決勝での戦い)
- a tight semi-final (接戦の準決勝)
- qualify for the semi-final (準決勝に進出する)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の「半分」を意味する “semi-” と、英語の “final”(終わりの)が組み合わさった造語。
- 歴史的背景: スポーツ用語として広く使われ、トーナメント形式において最終試合(決勝)の前段階を表すため、19世紀末〜20世紀あたりには一般化しています。
- ニュアンスと使用上の注意点:
- 「準決勝」として、最終試合の候補を絞る決定的な試合である、ワクワク感や緊張感がともなう場面で使われます。
- スポーツ以外にも、コンクールやオーディションでも使われるフォーマル〜カジュアルまで幅広い言葉です。
- 口語でも「semi-final」は頻繁に使われますが、さらに砕けた表現として「the semis」と略されることもあります。
- 「準決勝」として、最終試合の候補を絞る決定的な試合である、ワクワク感や緊張感がともなう場面で使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞: 可算名詞 (加算可能: a semi-final, two semi-finals)
使用構文の例:
- 主語として “The semi-final will take place tomorrow.”
- 前置詞句で “They performed brilliantly in the semi-final.”
- 複数形で “Both semi-finals are scheduled for next weekend.”
- 主語として “The semi-final will take place tomorrow.”
イディオムや構文:
- “from the semi-final to the final” (準決勝から決勝まで)
- “the road to the semi-final” (準決勝までの道のり)
- “from the semi-final to the final” (準決勝から決勝まで)
フォーマル/カジュアル:
- フォーマル: ビジネスメールや大会公式発表で「semi-final match」「semi-final round」など。
- カジュアル: 友達との会話で「Did you watch the semis?」
- フォーマル: ビジネスメールや大会公式発表で「semi-final match」「semi-final round」など。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Did you see the semi-final last night? It was amazing!”
(昨夜の準決勝見た? すごかったよ!) - “I can’t believe our team made it to the semi-final!”
(うちのチームが準決勝に進出するなんて信じられない!) - “The semi-final is on Saturday, so let’s get tickets!”
(準決勝は土曜日だから、チケットを取ろうよ!)
ビジネスでの例文(3つ)
- “We are pleased to announce that our candidate reached the semi-final of the startup competition.”
(私たちの候補者がスタートアップコンペの準決勝に進出したことをお知らせします。) - “The presentation in the semi-final stage was critical for attracting investors.”
(準決勝段階のプレゼンテーションが投資家を引き付ける上でとても重要でした。) - “If we pass the semi-final, we’ll have a chance to pitch at the final round.”
(もし準決勝を突破すれば、最終ラウンドでプレゼンするチャンスが得られます。)
学術的・公式な文脈での例文(3つ)
- “Her research paper has been selected for the semi-final of the prestigious academic competition.”
(彼女の研究論文は権威ある学術コンペの準決勝に選ばれました。) - “A thorough analysis of the semi-final results revealed a significant trend in participant performance.”
(準決勝の結果を徹底的に分析したところ、参加者の成績に顕著な傾向が見られました。) - “The conference organizers announced the schedule for both the semi-final and the final sessions.”
(学会の主催者は準決勝および決勝セッションのスケジュールを発表しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- “quarter-final” (準々決勝) - 準決勝の1つ前の段階
- “playoff” (プレーオフ) - 同点や順位決定などで行われる試合・ラウンド
- “heat” (予選) - 主に競技会で予選を指す場合
- “quarter-final” (準々決勝) - 準決勝の1つ前の段階
反意語:
- 「final」(決勝) は「準決勝」の次にくる試合。完全な対義語というより「最終段階」とその直前の段階の関係です。
ニュアンスや使い分け:
- “quarter-final” → “semi-final” → “final” という順序で使われます。
- “playoff” は同点決勝や勝ち抜けを決める試合で「準決勝」とは少し文脈が異なる場合も多いです。
- “quarter-final” → “semi-final” → “final” という順序で使われます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˌsɛmiˈfaɪnəl/
- アメリカ英語・イギリス英語ともに概ね同様ですが、/ˌsɛmaɪ-/ のように “semi” を「セマイ」と発音する人もいます。
- アメリカ英語・イギリス英語ともに概ね同様ですが、/ˌsɛmaɪ-/ のように “semi” を「セマイ」と発音する人もいます。
- アクセント・強勢: “se‧mi‐fi‐nal” の “FI” の部分に強勢が来ます。
- よくある間違い:
- “semi” の発音を [sémʌi] と曖昧にしてしまうなど。
- “final” の [fάɪnəl] を [fɪnál] と誤ってしまうなど。
- “semi” の発音を [sémʌi] と曖昧にしてしまうなど。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
- “semi-final” とハイフンを入れるか “semifinal” と続けて書くかで混乱する学習者がいます。どちらも使用されますが、公式文書などではハイフン付き “semi-final” が好まれやすい傾向です。
- “semi-final” とハイフンを入れるか “semifinal” と続けて書くかで混乱する学習者がいます。どちらも使用されますが、公式文書などではハイフン付き “semi-final” が好まれやすい傾向です。
- 同音異義語との混同:
- “semi” は “semi-truck”(大型トラック)など別の用途もあるので、文脈を確認しましょう。
- “semi” は “semi-truck”(大型トラック)など別の用途もあるので、文脈を確認しましょう。
- 試験対策:
- TOEIC などの試験で大きく問われることは少ないですが、ニュース記事やビジネスコンペの話題で出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「semi- (半分) + final (最後)」=「最後のひとつ手前の半分」 → “準決勝” と覚えるとわかりやすいです。
- 試合の流れで「quarter-final → semi-final → final」とセットでイメージすると、覚えやすくなります。
- スペルのイメージ:まず “semi” と “final” をしっかり書けるようにすれば、ハイフンの有無で迷わなくなります。
大事な競技やコンテストの盛り上がりを表す「semi-final(準決勝)」。ぜひスポーツ観戦や大会のニュースで耳にしてみてください。
意味のイメージ