最終更新日:2025/11/01

(権力に)反抗する,反乱する / (時代などが)反乱のあった / 手に負えない

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元となった辞書の項目

rebellious

形容詞

(権力に)反抗する,反乱する / (時代などが)反乱のあった / 手に負えない

このボタンはなに?

彼女は反抗的であり、常に権力に挑戦しました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: rebellious

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): Showing a desire to resist authority, control, or convention.

意味(日本語): 権威や支配、慣習に対して反抗的な態度を示すさま。「反抗的な」「反乱心のある」というニュアンスがあります。人やグループへの強い反発を指し、その対象に従わずに抵抗したり、逆らったりするイメージがあります。


こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です:


  • 親や教師とケンカばかりしてしまう少年少女に使う「反抗的な」

  • 社会のルールや慣習に従わず、独自の主張を押し通そうとするような人にも使える


活用形の例:


  • 原形: rebellious

  • 比較級: more rebellious

  • 最上級: most rebellious

他の品詞形:


  • 名詞: rebelliousness (反抗的な性質)

  • 副詞: rebelliously (反抗的に)

  • 関連する動詞・名詞: rebel (動詞: 反抗する / 名詞: 反逆者)

CEFRレベル: B2(中上級)


B2(中上級): 日常会話だけでなく、やや抽象的な内容や自分の意見を論理的に述べる場面でも使われる単語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: 「rebel」(反乱を起こす、反抗する)

  • 接尾語: 「-ious」(~な性質を含む形容詞を作る)

“rebel” に “-ious” がついて「反抗的な」という性質を強調した形容詞になっています。

関連語・派生語


  • rebel (動詞): To oppose or disobey one in authority (権力や支配に反抗する)

  • rebellion (名詞): 反逆、反乱

  • rebelliousness (名詞): 反抗的な性質・態度

  • rebelliously (副詞): 反抗的な態度で

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. rebellious teenager – 反抗的なティーンエイジャー

  2. rebellious spirit – 反抗的な精神

  3. rebellious nature – 反抗気質

  4. rebellious streak – 反抗的な一面(性格)

  5. rebellious attitude – 反抗的な態度

  6. rebellious behavior – 反抗的な行動

  7. rebellious phase – 反抗期

  8. rebellious act – 反抗行為

  9. rebellious thoughts – 反抗心のある考え

  10. rebellious faction – 反体制派


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「rebel」はラテン語の「rebellare(反抗する)」に由来します(re-「再び」+ bellare「戦う」)。「反乱を起こす」「もう一度戦う」というイメージがベースになっています。

  • それに形容詞化の接尾語 -ious がついて、権力や慣習に反抗する性質を持つことを表します。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「rebellious」は相手に対する挑戦的な感情や態度が強いイメージを伴います。

  • 若者の「反抗期」に関して口語でよく使われますが、組織や政党内などフォーマルな文書でも「反体制派」「反乱分子」に対して使われることがあります。

  • 砕けたカジュアルな会話から、新聞記事、評論など幅広く使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞を修飾する役割を担います。たとえば “a rebellious teenager” のように、名詞の前に置いて使います。

  • 補語として使う場合は “He is rebellious.” のように述語補語(叙述用法)としても使えます。

  • 基本的には可算・不可算や他動詞・自動詞といった区別は関係なく、修飾する対象が人であっても抽象概念であっても使えます。

イディオムや一般的な構文


  • “go through a rebellious phase” → 「反抗期を経験する」

  • “show rebellious tendencies” → 「反抗的傾向を示す」


5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術的な文脈のそれぞれで3つずつ例文を示します。

日常会話での例文


  1. “My younger brother is going through a rebellious phase right now, so he argues with our parents almost every day.”

    (弟が今まさに反抗期で、両親とほぼ毎日ケンカしてるんだよね。)


  2. “When I was a teenager, I had a rebellious streak and dyed my hair bright purple.”

    (10代の頃、反抗的な気持ちが強くて髪を派手な紫に染めたんだ。)


  3. “Don’t take it personally. He’s just being rebellious because he feels misunderstood.”

    (彼の言動を気にしないで。誤解されていると感じていて、ただ反抗的になっているだけだから。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “His rebellious approach to problem-solving sometimes leads to innovative ideas.”

    (彼の反骨精神に満ちた問題解決のアプローチは、ときに革新的なアイデアをもたらします。)


  2. “We need to handle the rebellious employees carefully before it affects team morale.”

    (チームの士気に影響が出る前に、反抗的な従業員への対処を慎重に進める必要があります。)


  3. “Her rebellious attitude towards outdated company policies has initiated some positive changes.”

    (彼女の時代遅れの社内規定に対する反抗的な態度が、いくつかの良い変化をもたらしました。)


学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “The study explores how a rebellious spirit can drive social progress during periods of political unrest.”

    (その研究は、政治的不安定期において反抗的な精神がどのように社会の進歩を推進するかを探究している。)


  2. “Historically, many rebellious movements have arisen from systematic inequality.”

    (歴史的に、多くの反乱運動は制度的な不平等から起こってきた。)


  3. “A rebellious disposition in leadership can foster creative disruptors in organizational structures.”

    (リーダーシップに見られる反抗的な性質は、組織構造における創造的な変革を促す可能性がある。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. defiant(挑戦的な)


    • “He was defiant of the new regulations.” (彼は新しい規制に挑戦的な態度をとった。)

    • 「rebellious」に比べ、直接的に反抗・挑発しているニュアンスが強い。


  2. insubordinate(従順でない、服従しない)


    • “His insubordinate behavior led to disciplinary action.” (彼の従順でない態度は懲戒処分につながった。)

    • 軍隊や組織などの上下関係で「命令不服従」の意味合いが際立つ。


  3. mutinous(反乱の、暴動の)


    • “They were charged with mutinous conduct.” (彼らは反乱行為で告訴された。)

    • より軍事的・集団的な反乱を想起させる。


反意語 (Antonyms)


  1. obedient(従順な)


    • “He was obedient to his parents’ rules.” (彼は両親のルールに従順だった。)


  2. compliant(素直に従う)


    • “She was compliant with all the company policies.” (彼女はすべての社内規則に素直に従った。)


  3. docile(扱いやすい、おとなしい)


    • “Children at that age are usually docile around adults.” (その年齢の子どもたちは、大人に対しておとなしいことが多い。)



7. 発音とアクセントの特徴

IPA: /rɪˈbeliəs/


  • アメリカ英語: [リベリァス] のように「リ」に強勢が置かれる。

  • イギリス英語: アメリカ英語とほぼ同じ発音。 /rɪˈbɛliəs/ のようにわずかに母音の響きが変化する場合がある。

強勢(アクセント)の位置: 「第二音節の -bel-」部分に強勢がきます。


  • ri-BELL-ious(リ・ベリァス)を意識すると覚えやすいです。

よくある発音の間違い:


  • 最後の “-ous” をはっきり発音せず、「rebelli*s*」のように短く切ってしまうことがあるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “rebellous” や “rebellis” と書いてしまうミスが多いです。


    • 正: re・bel・li・ous


  2. 同音異義語との混同: 同音異義語自体は少ないものの、“rebel” と区別がつきにくい学習者がいます。形容詞形は “-ious” を忘れないように。

  3. TOEIC・英検など試験対策: ビジネスや社会的な文脈で「反抗」「違反」「反逆」を説明するときや、文章読解で登場する可能性があります。内容全体を踏まえて判断しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “rebel” が「反抗する」という動詞や「反逆者」という名詞になり、それを形容詞化する “-ious” がついた形と覚えるとわかりやすいです。

  • 「re-(再び) + bellare(戦う)」というラテン語由来のイメージで「もう一度戦いを挑む=反抗する」と思い描くと、単語全体のニュアンスがつかみやすくなります。

  • 「反抗期(rebellious phase)」というフレーズで覚えると、一発で意味と使い方が結びつきます。


以上が形容詞 “rebellious” の詳細な解説です。権威やルールに対して「反発」「反抗」するニュアンスを持つ表現で、それ自体はビジネスシーンでも社会的な分析・議論でも幅広く使うことができます。ぜひ覚えて、適切に使いこなしてください。

意味のイメージ
rebellious
意味(1)

(権力に)反抗する,反乱する

意味(2)

(時代などが)反乱のあった

意味(3)

手に負えない

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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