最終更新日:2025/12/04
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元となった辞書の項目

courageous

形容詞

『勇気のある』,『勇敢な』

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彼女は危険に立ち向かう勇気のある態度を示しました。

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解説

以下では、英単語 courageous(形容詞)について、学習者が理解しやすいようにできるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語


  • courageous

品詞


  • 形容詞 (adjective)

意味(英語)


  • “Brave,” “full of courage,” “not deterred by danger or pain.”

意味(日本語)


  • 「勇敢な」「度胸のある」「恐れを知らない」という意味です。

    たとえば、困難や危険がある場面でも、一歩踏み出す度胸や勇気を持っている人や、その行為を形容するときに使われます。

活用形の例


  • 形容詞: courageous (原形)

  • 副詞: courageously

    (例:He acted courageously.「彼は勇敢に行動した。」)

  • 名詞形: courageousness, courage (元の名詞形は courage)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級):日常会話では “brave” の方が頻出ですが、“courageous” はやや書き言葉やフォーマル寄り、かつレベルの高い単語として扱われます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「courage」+「-ous (形容詞化接尾辞)」


    • “courage” は「勇気」

    • “-ous” は「〜に満ちた」「〜の性質を持つ」を意味する接尾辞です。


関連語・派生語


  1. courage(名詞):「勇気」

  2. encourage(動詞):「励ます、勇気づける」

  3. discourage(動詞):「落胆させる」

  4. courageously(副詞):「勇敢に」

よく使われるコロケーションと関連フレーズ(10個)


  1. show courage (勇気を示す)

  2. display a courageous attitude (勇敢な態度を示す)

  3. remain courageous under pressure (プレッシャーの下でも勇敢である)

  4. be courageous enough to do something (何かをするだけの勇気がある)

  5. take a courageous stand (勇敢な立場をとる)

  6. incredibly courageous (信じられないほど勇敢な)

  7. remarkably courageous (際立って勇敢な)

  8. find the courage to… (…する勇気を見いだす)

  9. applaud someone’s courage (誰かの勇気を称賛する)

  10. encourage a courageous response (勇敢な反応を促す)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: “courage” の語源はラテン語の “cor”(心)に由来すると言われます。「心からくる強さ」を持つイメージです。“courageous” は「心から勇気をもつさま」を表します。

  • 歴史的背景: 中世フランス語 “corage” を経て英語の “courage” となり、それに “-ous” をつけ、形容詞形“courageous”が成立しました。

  • ニュアンス:


    • 「brave」に比べて、「行動からにじみ出る勇気」を強調するややフォーマル・文章寄りの表現です。

    • 感情や姿勢だけでなく、実際の大胆な行為にも焦点があたります。


  • 使用時の注意点:


    • 口語でも使われますが、文章やスピーチなどでも好まれる、少し改まった単語です。

    • 日常会話なら “brave” の方が通りがよい場合もあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての使い方


    • 主語を修飾する(補語として)

      例: She is courageous.(彼女は勇気がある。)

    • 名詞を修飾する(限定用法)

      例: a courageous act(勇敢な行為), a courageous person(勇気のある人)


  • 他のイディオムや表現例


    • “with courage in one’s heart”: 心に勇気を宿して

    • “it takes courage to〜”: 〜するには勇気が必要だ


  • フォーマル/カジュアルな用法


    • フォーマル: スピーチや文章で “courageous act,” “courageous leadership” など

    • カジュアル: 口語でも単純に「かっこいい勇敢さ」を表現したいときに十分使用可能



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “You were so courageous to speak up in front of everyone!”

    (みんなの前で発言するなんて、とっても勇敢だったね!)


  2. “She made a courageous decision to quit her job and travel the world.”

    (彼女は仕事を辞めて世界を旅するという、勇敢な決断をした。)


  3. “In times of trouble, being courageous isn’t always easy.”

    (困難なときに勇敢でいるのは、いつも簡単ではないんだよね。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Our team needs a courageous leader who can handle unpredictable challenges.”

    (私たちのチームには、予測不能な課題に対処できる勇敢なリーダーが必要です。)


  2. “It was a courageous move to invest in emerging technologies.”

    (新興技術に投資するのは勇敢な一手でした。)


  3. “He showed a courageous attitude when presenting the plan to the board of directors.”

    (取締役会に計画を提示した際、彼は勇敢な態度を示しました。)


学術的・アカデミックな文脈での例文


  1. “Her courageous approach to research opened new avenues for scientific discovery.”

    (彼女の勇敢な研究アプローチは、新たな科学的発見への道を開きました。)


  2. “Writing a thesis on untested theories is considered a courageous academic pursuit.”

    (未検証の理論に関する論文を書くことは、勇敢な学問的探究とみなされます。)


  3. “In literature, the protagonist's courageous act symbolizes hope and change.”

    (文学の中では、主人公の勇敢な行為が希望と変化を象徴します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. brave(勇敢な)


    • 日常的によく使われる表現で、やや口語寄り。


  2. bold(大胆な)


    • 大胆さ、怖いもの知らずな雰囲気を強調。


  3. fearless(恐れを知らない)


    • 恐怖をほとんど感じない、やや誇張された表現。


  4. valiant(勇猛な)


    • より文語的・文学的な響きが強い。


反意語(Antonyms)


  1. cowardly(臆病な)

  2. timid(気が小さい)

  3. fearful(怯えた)

ニュアンスの違い


  • “brave” は広く「怖がらずに行動する」ことを指しますが、“courageous” は「困難や危険を承知した上で精神的にしっかりしている」ニュアンスが強いです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /kəˈreɪ.dʒəs/

  • アクセント(強勢)は “reɪ” の部分に置かれます。「カレイジャス」のように発音します。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い


    • ほぼ同じですが、アメリカ英語ではより「カレイ ジャス」に近い発音になることが多いです。

    • イギリス英語でも基本的に同じ発音です。


  • よくある間違い


    • 「コラージュス」と聞こえるように発音してしまう場合があります。母音“o”を強調しすぎないように注意してください。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “courageous” の “-age” と “-ous” の部分を間違えやすい(例:×couragous, ×courageus)。


  • 同音異義語との混同はあまりなし


    • ただし “courage” のスペルを混同する人は多いので注意。


  • 試験対策・資格試験での出題


    • 語彙レベルがB2〜C1レベルのため、英検2級〜準1級、TOEIC 600点以上を目指す方なら覚えておきたい単語です。

    • 文法問題というよりは、読解問題や語彙問題で “courageous” と “brave” の類義語を区別する問題などがでる可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「courage」は「心(ラテン語で cor)からくる強さ」と覚えると、そこに 「-ous」がつくと「それに満ちている」イメージが思い浮かびやすいです。

  • スペリングは「courage + ous」で、音の流れも「カレイジャス」とイメージすれば OK です。

  • 日常で「Courage!」という言葉を思い出してから “-ous” を付けると「勇気をもつ状態の形容詞」として自然に覚えやすくなります。


少し改まった印象を与えつつも、「勇敢な」という意味をしっかりと伝えたいときに使える便利な単語です。日常会話でも使えますが、“brave”とのニュアンスの違いやスペル・発音に注意しながら、文章やスピーチなどでも取り入れてみてください。

意味のイメージ
courageous
意味(1)

勇気のある,勇敢な

英和選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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