元となった辞書の項目
quake
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
英単語: quake
品詞: 名詞 (countable)
意味(英語): A sudden shaking or trembling of the earth, often caused by seismic activity; an earthquake or tremor.
意味(日本語): 地面の揺れ、特に地震を指す言葉です。短い表現で「earthquake(地震)」と同じように使われることがあります。「震え」「揺れ」というイメージで、地震や何かが大きく揺れる場面を表す単語です。
「なんだか揺れている」「地震が起こった」などをカジュアルかつ短めに表すことができます。フォーマルよりもややカジュアルなニュアンスがあり、ヘッドラインや会話などで見かけることもあります。
- CEFRレベル: B2(中上級)
- 地震(earthquake)はもう少し早い段階で学習しますが、
quake
は省略形かつ文脈によって意味が広がることもあり、理解にやや柔軟性が必要です。
- 地震(earthquake)はもう少し早い段階で学習しますが、
活用形と他の品詞
- 名詞 (countable): a quake (単数形), quakes (複数形)
- 動詞形 “to quake”: quake - quaked - quaking
(「震える」「揺れる」の動詞としても使われます)
2. 語構成と詳細な意味
単語そのものは短く、はっきりした接頭辞や接尾辞はつきません。
- 「earthquake(地震)」から派生して、短く “quake” とも言うようになりました。
- 語幹: quak- —「揺れる」「震える」というイメージを持ちます。
部分的な関連表現や派生語
- earthquake: 「地震」
- quaking (形容詞・動名詞形): 震えている、揺れている
- quakey(形容詞): 地震の多い、揺れやすい(やや口語的)
よく使われるコロケーション10選
- minor quake(小さな地震)
- major quake(大地震)
- massive quake(大規模な地震)
- quake epicenter(地震の震源地)
- quake zone(地震多発地帯)
- quake survivors(地震の生存者たち)
- quake victims(地震の被災者たち)
- devastating quake(壊滅的な地震)
- quake damage(地震による被害)
- quake insurance(地震保険)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の “cwacian” に由来し、「震える」「揺れる」という意味がありました。そこから時代を経て、「地面が揺れる」という意味も内包するようになり、現在では地震や揺れ全般を示す名詞としても用いられます。
- ニュアンス: “quake” は「地震」そのものを指すだけでなく、「震え」や「揺れること」を広く表せる単語です。新聞の見出しなどで「Quake hits Tokyo」などと短く表現する場合があります。やや口語的かつ報道的な響きがあるので、カジュアルからセミフォーマルくらいでよく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としての使い方: 可算名詞として扱います。例: “There was a quake last night.”(昨夜、地震があった)
- 動詞としての使い方: 「震える」「揺れる」の意味。自動詞的な用法が多いです。例: “I began to quake with fear.”(恐怖で震え始めた)
一般的な構文やイディオム
- “quake with fear” : 恐怖で震える
- “quake in one’s boots/shoes” : (口語) 非常にビクビクする、恐れる
フォーマルな文書の場合は “earthquake” と書かれることが多いです。 “quake” は主にニュース記事、会話、カジュアルな文脈でより登場します。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “Did you feel that quake last night? It shook the whole house!”
(昨日の夜の地震感じた? 家中が揺れたよ!) - “I’m still a bit nervous after that small quake we had this morning.”
(今朝の小さな揺れのあと、まだちょっと不安だよ。) - “The news said a minor quake hit the region around midnight.”
(ニュースによると、真夜中に小規模の地震があったらしい。)
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
- “Our team is working on a quake-resistant building design.”
(私たちのチームは耐震建築の設計に取り組んでいます。) - “We need to update our quake insurance policy before the end of the month.”
(今月末までに地震保険の契約を更新する必要があります。) - “In the event of a major quake, make sure our data centers are fully protected.”
(大地震が起きた場合、データセンターがしっかり保護されるようにしてください。)
学術的・専門的な文脈 (3つ)
- “Recent studies indicate an uptick in quake frequency along the fault line.”
(最近の研究では、断層線付近での地震発生頻度が増加していることが示されています。) - “The quake data was analyzed using advanced seismic modeling tools.”
(地震データは高度な地震モデリングツールを使用して分析されました。) - “Historical records show a high likelihood of recurrent quakes every few decades in this region.”
(この地域では、数十年ごとに再び地震が起きる可能性が高いことを歴史的記録が示しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- earthquake(地震)
- 一般的に用いられる正式な言い方。フォーマル/インフォーマル問わず幅広く使用。
- 一般的に用いられる正式な言い方。フォーマル/インフォーマル問わず幅広く使用。
- tremor(揺れ)
- 地震に限らず、小さな揺れや振動全般を指す。地震なら「小規模の地震」を表すこともある。
- 地震に限らず、小さな揺れや振動全般を指す。地震なら「小規模の地震」を表すこともある。
- shake(揺れ)
- 動詞として「揺れる」意味が強いが、名詞でも揺れを意味する。より一般的で幅広い。
反意語 (Antonyms)
- stillness(静けさ)
- calm(落ち着き)
- stability(安定)
いずれも「揺れや動きのない状態」を表し、地震の対極にあるイメージです。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /kweɪk/
- 強勢 (アクセント): [quake] の1音節だけなので、最初の “k” と強めに発声し “weɪk” に注意して伸ばす感じです。
- アメリカ英語 / イギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /kweɪk/ とやや口を大きく開く傾向があり、イギリス英語でもほぼ同じ発音です。
- よくある発音の間違い: “クウェイク” のように /kw/ の音を出しづらい場合がありますが、k と w をしっかり区別しながら発音しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「quaek」「queke」などと間違えないよう注意。
- 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、
quake
とquack
(アヒルの鳴き声)を混同しないように。 - 試験・資格対策: 英検やTOEICでは直接的に “quake” 単体が出題される頻度は多くありませんが、新聞記事や時事問題の読解で “quake” が “earthquake” の省略形として出てくることがあります。CNNやBBCのようなニュースでも頻繁に見かけるため、リーディング対策には意識しておくと良いでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 音のイメージ: “quake” と “quick” は似た響きなので、「素早く揺れが起こる」という連想で覚えられます。
- スペリングのポイント: “qu” のあとに “a” と “k” が続くため、「クウェイク」とイメージして書くと記憶しやすいです。
- 勉強テクニック: 地震関連記事では “quake” や “tremor” が頻繁に使われるので、英字ニュース記事を読む際にワンセットでチェックすると定着しやすいでしょう。
以上が名詞 “quake” の詳細な解説です。地震のニュースなどでよく登場するため、日常英語だけでなくニュース英語にも馴染んでおくと便利です。気になったら小さな記事でも良いので目を通し、実際の使われ方を確認すると上達に役立ちます。
意味(1)
揺れ,震動
意味(2)
地震(earthquake)