最終更新日:2025/10/07

『有毒な』,毒を含む / 有害な;(精神的に)人を害する / 悪意のある,意地の悪い / 不快な,いやな

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元となった辞書の項目

poisonous

IPA(発音記号)
形容詞

『有毒な』,毒を含む / 有害な;(精神的に)人を害する / 悪意のある,意地の悪い / 不快な,いやな

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庭の有毒な植物に触れないように注意してください。

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解説

1. 基本情報と概要

英語: poisonous

日本語: 有毒な(形容詞)

人や動物などがそれに触れたり、飲み込んだりすると害を及ぼす、というニュアンスの単語です。「身体に有害になる毒を含む」という意味で使われます。危険や毒性を示すイメージが強いので、注意を喚起する場面でよく登場します。


  • 品詞: 形容詞 (adjective)

  • 活用形: 形容詞なので、比較級・最上級は “more poisonous, most poisonous” で表します。

  • 他の品詞:


    • 名詞: poison (毒), poisoning (中毒)

    • 動詞: to poison (毒を盛る/毒殺する)

    • 副詞: poisonously (有毒なほどに/有毒的に)


  • CEFRレベル(目安): B2(中上級)


    • B2: 自分の専門分野や興味のある分野の文書を理解できる。抽象的な話題を含む文章も比較的スムーズに読める/聞けるレベル。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: 「poison(毒)」

  • 接尾辞: 「-ous」(「~を含んだ」「~の性質をもつ」という形容詞化の接尾辞)

同じ語幹を持つ関連単語:


  • poison (名詞・動詞)

  • poisonous (形容詞)

  • poisonously (副詞)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. poisonous gas(有毒ガス)

  2. poisonous plants(有毒植物)

  3. poisonous substances(有毒物質)

  4. highly poisonous(非常に有毒な)

  5. poisonous chemicals(有毒な化学物質)

  6. poisonous mushroom(毒キノコ)

  7. potentially poisonous(有毒の可能性がある)

  8. poisonous environment(有害な環境/雰囲気)

  9. poisonous snake(毒ヘビ)

  10. poisonous fumes(有毒な煙/ガス)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「poison」はラテン語の “pōtiō” (飲み物) に由来すると言われています。そこから「毒入りの飲み物」を示すようになり、転じて「毒一般」を指すようになりました。「-ous」は「~を含んだ」「~の特性をもつ」という意味の形容詞化接尾語です。

  • ニュアンスや使用時の注意:


    • 「有毒である」というはっきりした危険性を強調します。

    • 「venomous(毒を注入する動物などに使う形容詞)」と混同しやすいですが、一般的には食べたり触れたりしたときに毒性があるものを “poisonous” といいます。

    • 文章でも会話でも使用されますが、「毒」を伴う強い言葉なので、日常会話では注意や警戒心を表す意図で使われることが多いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞(adjective): 主に名詞の前、または補語(be動詞のあとなど)として使われます。


    • 例: This plant is poisonous. / Poisonous chemicals must be handled with care.


  • フォーマル/カジュアル: 幅広く使えるが、内容自体は危険物に関するものが主なので、慎重な文脈または科学的な文脈で使われることが多いです。

  • 可算・不可算の区別: 「poisonous」は形容詞なので可算・不可算の使い分けはありませんが、元の名詞の “poison” は不可算名詞として扱われることが多いです(some poison, much poison など)。


5. 実例と例文

A. 日常会話での例文(3つ)


  1. “Be careful! That mushroom looks poisonous.”

    (気をつけて!あのキノコは毒キノコみたい。)


  2. “I heard there might be poisonous spiders in this area.”

    (この地域には有毒なクモがいるかもしれないって聞いたよ。)


  3. “Don’t let the cat eat anything from outside; some plants can be poisonous.”

    (外のものを猫に食べさせないで。一部の植物は有毒だから。)


B. ビジネスでの例文(3つ)


  1. “We need strict regulations for disposing of poisonous chemicals.”

    (有毒な化学物質を廃棄する際には厳格な規制が必要です。)


  2. “The factory must ensure that no poisonous substances leak into the nearby river.”

    (工場は、有毒物質が近くの川に流出しないよう対策を取らなければなりません。)


  3. “Our company is developing safer alternatives to replace poisonous pesticides.”

    (当社は、有毒な殺虫剤を代替するより安全な製品を開発中です。)


C. 学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “According to the study, the presence of poisonous algae poses a serious threat to marine life.”

    (その研究によると、有毒な藻類の存在は海洋生物に深刻な脅威をもたらす。)


  2. “Scientists are analyzing how poisonous compounds affect the ecosystem.”

    (科学者たちは、有毒化合物が生態系にどのように影響を与えるかを調査している。)


  3. “Proper labeling of poisonous substances is mandatory in laboratory settings.”

    (実験室では、有毒物質に正しくラベルを貼ることが義務付けられている。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. toxic(有毒な/有害な)


    • 「毒性がある」という意味でほぼ同義ですが、化学物質やガスなどの毒性を強調する場合に “toxic” がよく使われます。


  2. noxious(有害な)


    • 健康や精神的に害を及ぼすものに広く使われ、臭いや環境に関しても“Noxious fumes” (有害な煙)のように使われます。


  3. venomous((動物などが)毒を持つ)


    • ヘビやクモのように、かむ・刺すなどして毒を注入する動物に主に使われます。食べたり触れたりして毒に侵される場合は “poisonous” を使うのが普通です。


反意語


  • harmless(無害な)

  • safe(安全な)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈpɔɪ.zən.əs/


    • アメリカ英語・イギリス英語ともに大きくは変わりませんが、母音の発音が地域差で多少異なることがあります。

    • アクセント(強勢)は最初の音節「POY」に置かれます: POY-zə-nəs。


  • よくある間違い: “poi-so-nous” のように切ってしまうなど、単語全体をなめらかに発音しづらいことがありますが、/pɔɪ/ → /zən/ → /əs/ と繋げるイメージです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「poisonous」は「poison + ous」で、真ん中に “o” が続くので注意。“poisnous” と綴りを抜かしてしまうミスが起きやすいです。

  • 同音異義語との混同: “poison” の名詞と “poise” (姿勢・落ち着き) は発音やスペルが少し似ていますが、まったく別の意味です。

  • 試験対策: TOEIC・英検などでは、環境問題や安全管理などの話題で登場することがあり、読解問題や語彙問題として出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “poison” に形容詞化の “-ous” がついて “poisonous” と覚えましょう。「危険なイメージの単語は -ous が多い(dangerous, noxious 等)」と併せて記憶すると定着しやすいです。

  • 「毒々しい緑色や紫色」をイメージして、見るからに「有毒だ」とわかるビジュアルと一緒にフレーズで覚えると印象が強まります。

  • 「venomous」との違いを理解することで、自然科学や動物関連の会話をするときに役立ちます。


以上が「poisonous」の詳しい解説です。毒性を強調したいときに使われる形容詞であること、スペルや発音に注意して使いこなしてみてください。

意味のイメージ
poisonous
意味(1)

有毒な,毒を含む

意味(2)

有害な;(精神的に)人を害する

意味(3)

悪意のある,意地の悪い

意味(4)

不快な,いやな

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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