最終更新日:2025/10/06

(他の道路と交わる)交差道路;(本通りと交差する)横通り / 《複数形で》《単数・複数扱い》交差点,十字路 / 《複数形で》《単数・複数扱い》(事態の)重要な岐路

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元となった辞書の項目

crossroad

IPA(発音記号)
名詞

(他の道路と交わる)交差道路;(本通りと交差する)横通り / 《複数形で》《単数・複数扱い》交差点,十字路 / 《複数形で》《単数・複数扱い》(事態の)重要な岐路

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私は交差点で止まって信号が青になるのを待った。

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解説

名詞 “crossroad” の詳細解説

1. 基本情報と概要

英語: crossroad

日本語: 交差点、分岐点

意味の概要


  • 交差点:道路が交差する場所

  • 比喩的な意味として、「人生の重要な決断を迫られる場面や転機」を表すときにも使われます。

例) 「I'm at a crossroad in my career.」(私はキャリアの分岐点にいる)

こうした場面で使われ、ある選択をしなければならない“重要な瞬間”というニュアンスがあります。

品詞・活用形


  • 品詞: 名詞 (noun)

  • 単数形: crossroad

  • 複数形: crossroads

また、同じスペル・発音で形容詞や動詞に変化することは通常ありませんが、

「at a crossroads」(しばしば複数形扱い) で「岐路に立っている」という言い回しがよく使われます。

CEFRレベルの目安


  • B1(中級)


    • 日常的な会話の中で、交差点や比喩表現として登場することがあるため、中級程度の学習者にとって馴染みがある単語です。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • cross: 「横切る、十字の」などを表す要素

  • road: 「道」

  • それが合わさって「道が十字に交わる場所」を指します。

派生語や類縁語


  • intersection: 交差点、交わる場所(特にアメリカ英語でよく使われる)

  • junction: 接合点、合流点、分岐点

  • crossroads (複数形): 同じ意味で用いられる。特に比喩的な用法では “I’m at a crossroads.” と複数形が多用されます。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. be at a crossroad(s) → 岐路に立っている

  2. reach a crossroad(s) → 分岐点に到達する

  3. major crossroad → 主要な交差点 / 大きな岐路

  4. come to a crossroad(s) → 分岐点に来る

  5. stand at a crossroad(s) → 十字路に立つ / 重要な決断を迫られる

  6. crossroad of life → 人生の分岐点

  7. rural crossroad → 田舎の交差点

  8. a dangerous crossroad → 危険な交差点

  9. a bustling crossroad → にぎやかな交差点

  10. find oneself at a crossroad(s) → 岐路にいることに気づく


3. 語源とニュアンス

語源


  • cross は古英語で「十字架」や「横切るもの」「交差するもの」を指す語に由来し、さらに語源をたどるとラテン語の “crux” に行き着きます。

  • road は古英語で “rād” (乗り物や馬に乗って進む行程)に由来します。

  • それぞれのイメージが合わさって “crossroad” は「道が交わる場所」を表すようになりました。

ニュアンス・使用上の注意


  • 口語でも文章でもよく使われます。

  • 比喩的な使い方はややカジュアル寄りにも使われますが、正式な文書でも用いられることがあります。

  • 「交差点」そのものを意味する場合はもちろん、重要な決断点を示すときにも便利です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun):交差点が一つ、二つ、と数えられます。

  • 比喩的用法の場合も「at a crossroad(s)」という形をとり、単数/複数どちらも使われますが、実際には “at a crossroads” と複数形を使う場合が多いです。

  • 用法・構文例


    • “I found myself at a crossroads.” (岐路にあることに気づいた。)

    • “He turned left at the crossroad.” (彼は交差点で左に曲がった。)



5. 実例と例文

(1) 日常会話


  1. “Let’s meet at the crossroad near the park.”

    (公園の近くの交差点で会おうよ。)

  2. “I saw a street performer at the crossroad yesterday.”

    (昨日、その交差点でストリートパフォーマーを見たよ。)

  3. “We got stuck in traffic at the main crossroad.”

    (私たちは主要な交差点で渋滞にはまったよ。)

(2) ビジネスシーン


  1. “The company is at a crossroad; we need a new strategy to move forward.”

    (その会社は今、岐路に立っている。次の一手が必要だ。)

  2. “Our project reached a crossroad where we must choose between two major directions.”

    (私たちのプロジェクトは大きな分岐点にきていて、二つの方向性のどちらかを選ばなければならない。)

  3. “After merging with another firm, we’re standing at a crossroad in terms of management structure.”

    (他社との合併後、私たちは経営体制の面で岐路に立っている。)

(3) 学術的/アカデミックな文脈


  1. “In urban planning, the design of a crossroad significantly affects traffic flow.”

    (都市計画では、交差点の設計が交通の流れに大きく影響を与える。)

  2. “Philosophers often explore the idea of a moral crossroad in ethical decision-making.”

    (哲学者は倫理的意思決定における道徳的な岐路の概念をしばしば探求する。)

  3. “Historical events sometimes place entire nations at a critical crossroad.”

    (歴史的事件は時に、国全体を重大な分岐点に立たせることがある。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. intersection(交差点)


    • 主にアメリカ英語で使用。物理的な道路の交差点に最も直接的。

    • 比喩的に「複数のアイデアや意見が交差する点」という使い方もします。


  2. junction(合流点、接合点)


    • 道路や鉄道の合流点、公式なニュアンスが強め。


  3. crossing(横断、交差点)


    • 横断歩道など、道を横切る地点。


反意語


  • 特に物理的な反意語はありませんが、「一本道(one-way path)」などシンプルに交差しない状態を示す表現があります。

  • 決断の比喩的な文脈での反意語も明示的にはなく、「一本道」「一本道しかない状況」は “no alternative path” や “no choice” などで表現されます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /ˈkrɔːs.roʊd/ または /ˈkrɑːs.roʊd/

    • イギリス英語: /ˈkrɒs.rəʊd/


  • アクセントは先頭の “cross” 部分 (クロス) に置かれ、“road” はあまり強く発音しません。

  • よくある間違い: “cross” と “road” を繋げて発音し、単に /krɒz-roʊd/ のように濁らせてしまうことがあるので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “crossroad” を “crossroud” や “crosroad” とつづり間違えやすい。

  • 単数・複数形の混乱: 比喩的用法では “at a crossroads” とよく複数形が使われるため、初学者は「単数形・複数形どちらが正しいの?」と迷いがちです。実際どちらも正しいですが、慣用的に “crossroads” (複数形) がよく使われます。

  • 試験対策: TOEIC や英検などでも、道路標識や交通に関する問題や、比喩表現で “crossroad(s)” が出る場合があります。


    • “I’m at a crossroad(s)” は定型的な比喩表現として重要です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “cross” + “road” = 「十字に道が交わる場所」。単語の見た目がそのまま意味につながります。

  • 「選択を迫られる岐路」を思い浮かべたときは、道が交差しているイメージを連想すると覚えやすいです。

  • “crossroads” という複数形を、あえて「人生の分岐点が複数あるものだ」というイメージで覚えておくと、比喩表現として自然に使えるようになります。


以上が名詞 “crossroad” の詳細解説です。日常的な「交差点」の意味はもちろん、「人生の岐路」という比喩的な表現としてもよく使われるので、文脈によって使い分けてみてください。

意味のイメージ
crossroad
意味(1)

(他の道路と交わる)交差道路;(本通りと交差する)横通り

意味(2)

《複数形で》《単数・複数扱い》交差点,十字路

意味(3)

《複数形で》《単数・複数扱い》(事態の)重要な岐路

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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