元となった辞書の項目
boxing
解説
1. 基本情報と概要
単語: boxing
品詞: 名詞 (不可算名詞)
意味(英語): The sport or practice of fighting with the fists, typically with padded gloves in a boxing ring.
意味(日本語): 拳(こぶし)を使って戦うスポーツのことです。通常はグローブを着けてリングの上で行われます。
「手を使って戦う格闘技」というニュアンスがあり、主にスポーツとして親しまれています。
活用形:
- 名詞のため、直接の活用形はありません。 → boxing (スポーツとしての「ボクシング」)
- 動詞 “box” (殴る・ボクシングをする) の -ing 形が名詞化したものです。例: “I box on weekends.” → “I’m into boxing.”
他品詞形:
- 動詞: to box (ボクシングをする / 殴り合う)
- 形容詞: 形容詞形は一般的には “boxing” を形容詞的に使うことは少ないですが、複合語として “boxing ring” (ボクシングのリング) のように使われることがあります。
CEFRレベル: B1 (中級)
ボクシングというスポーツは世界的に有名で、日常会話でも出てくる可能性があるため、中級レベルの単語として学習するとよいでしょう。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹(root): box (動詞: “殴る/ボクシングをする”)
- 接尾語(suffix): -ing (動作や活動を示す名詞形)
“boxing” は、本来動詞 “box” に動作名詞を作る “-ing” がついた形で、「ボクシングをする行為」を指します。さらにそこから発展して、スポーツの名称として定着しています。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- boxing ring → (ボクシングのリング)
- boxing gloves → (ボクシンググローブ)
- professional boxing → (プロボクシング)
- amateur boxing → (アマチュアボクシング)
- boxing match → (ボクシングの試合)
- boxing champion → (ボクシングチャンピオン)
- boxing technique → (ボクシングの技術)
- boxing stance → (ボクシングの構え)
- boxing license → (ボクシングのライセンス)
- boxing federation → (ボクシング連盟)
3. 語源とニュアンス
- 語源: “box” は中英語(Middle English)頃から“拳で殴る”という意味があり、そこから「ボクシング」としてスポーツ化された歴史があります。
- 歴史的背景: 古代ギリシャやローマ時代にも拳で戦う競技は存在しましたが、近代的なルールで体系化されたのは18世紀〜19世紀のイギリスです。
- ニュアンス・使用時の注意: “boxing” は主にスポーツとして扱われますが、暴力的なイメージを持つ場合もあるため、文脈によっては注意が必要です。フォーマルな文脈でも問題なく使えますが、スポーツとしての話題であることを踏まえましょう。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント:
- “boxing” は 不可算名詞 として扱われます。「a boxing」や「boxings」と複数形にしないのが一般的です。
- 「ボクシングをする」は “to do boxing” または “to box” と表現されることが多いです。
- “boxing” は 不可算名詞 として扱われます。「a boxing」や「boxings」と複数形にしないのが一般的です。
一般的な構文:
- be + into + boxing → “I’m really into boxing.” (ボクシングにハマっています)
- enjoy + boxing → “They enjoy boxing in their spare time.” (余暇にボクシングを楽しんでいます)
- boxing + noun → “boxing match,” “boxing club,” “boxing techniques”
- be + into + boxing → “I’m really into boxing.” (ボクシングにハマっています)
フォーマル / カジュアル:
- 一般に “boxing” はスポーツ名なので、ビジネスや学術、カジュアルなど幅広い文脈で使用可能です。ただし、文脈に応じてスポーツの話題であることを前提とします。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I go to boxing classes twice a week to stay in shape.”
→ 体を鍛えるために週に2回、ボクシングのクラスに通っています。 - “Are you into boxing? I’ve been watching a lot of matches lately.”
→ ボクシング好き? 最近試合をよく観るんだ。 - “He started boxing after school to learn self-defense.”
→ 彼は護身術を学ぶために放課後にボクシングを始めました。
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Our company is sponsoring a local boxing tournament to promote youth sports.”
→ わが社は青少年スポーツの振興のため、地元のボクシング大会を支援しています。 - “He uses lessons from boxing, such as discipline and focus, in his leadership style.”
→ 彼はリーダーシップのスタイルに、ボクシングで学んだ規律や集中力を活かしています。 - “I met some potential clients at a boxing charity event over the weekend.”
→ 週末のボクシングのチャリティーイベントで、将来の顧客になりそうな人たちに会いました。
(3) 学術的な文脈・フォーマルな文脈での例文
- “Research indicates that boxing can improve cardiovascular health and mental resilience.”
→ 研究によると、ボクシングは心肺機能と精神的な強靭さを向上させる可能性があります。 - “The history of boxing showcases the evolution of safety regulations over centuries.”
→ ボクシングの歴史には、数世紀にわたる安全規定の進化が表れています。 - “In sports science, boxing is studied for its intense anaerobic and aerobic demands.”
→ スポーツ科学においては、ボクシングはきわめて高い無酸素運動・有酸素運動の両面から研究対象となっています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- “fighting” (戦闘、格闘): ボクシング以外の格闘のニュアンスも含む広い意味。
- “combat sports” (格闘技全般): ボクシング、柔道、空手などまとめた表現。
- “sparring” (スパーリング): ボクシングや格闘技で実践練習をすること。試合よりも緩やかな練習を示す。
- “fighting” (戦闘、格闘): ボクシング以外の格闘のニュアンスも含む広い意味。
反意語(イメージ的に対照的なもの):
- “non-contact sports” (非接触型スポーツ): ボクシングがコンタクトスポーツであるのに対し、テニスやバドミントンなどは相手と接触を伴わないため対照的。
- “non-contact sports” (非接触型スポーツ): ボクシングがコンタクトスポーツであるのに対し、テニスやバドミントンなどは相手と接触を伴わないため対照的。
いずれの類義語も、ボクシングが「拳とリングを使う競技」である点が強調されることと比べて、範囲や接触の度合いが異なることに注意しましょう。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA:
- イギリス英語 (BrE): /ˈbɒk.sɪŋ/
- アメリカ英語 (AmE): /ˈbɑːk.sɪŋ/ または /ˈbɑk.sɪŋ/
- イギリス英語 (BrE): /ˈbɒk.sɪŋ/
アクセント: 第1音節 “box” に強勢があります。
よくある間違い:
- “ボクシング”をカタカナの響きで “bok-sing” のように英語で発音すると、母音や子音の連続が曖昧になる場合があります。
- “x” の音に注意し、/ks/ としっかり発音しましょう。
- “ボクシング”をカタカナの響きで “bok-sing” のように英語で発音すると、母音や子音の連続が曖昧になる場合があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “boxing” は “box” + “ing” であり、中間に余計な文字を入れて “boxxing” と綴ってしまうミスが時々見られます。
- 同音異義語との混同: “box” は「箱」という意味もあるため、“boxing” というと「箱詰めする行為」と思われる場合がまれにありますが、文脈で区別できます。
- 試験対策: TOEICや英検などのリスニングやリーディングで、スポーツに関するトピックとして登場する場合があります。基本語彙として把握しておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: “box” を「箱」と思うと分かりづらいですが、もともと「拳で殴る」という動詞です。そこに “-ing” がついてスポーツ名になった、という語構造を意識すると記憶しやすいです。
- 勉強テクニック: “boxing = box + ing” と分解し、擬音「ボックス!」(パンチしているイメージ)で覚えるのも一案です。また、写真や動画で実際のボクシングを見てイメージを固めるとより頭に残ります。
以上が名詞 “boxing” の詳細な解説です。ボクシングの歴史やニュアンスも合わせて学習することで、単語だけでなく文化的・スポーツ的背景への理解も深まるでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
ボクシング