元となった辞書の項目
backpacking
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: backpacking
品詞: 名詞 (動詞 “backpack” の gerund 形)
意味 (英): traveling or hiking while carrying one’s belongings in a backpack
意味 (日): リュックサック(バックパック)ひとつで必要な持ち物を持ち歩きながら旅行すること。
「身軽に旅する」「リュック一つで旅に出る」というニュアンスで、主に若者や費用を抑えて自由に旅をしたい人の間でよく使われる言葉です。
- CEFR レベルの目安: B1〜B2(中級〜中上級)
- B1: 身近な話題であればある程度やりとりができるレベル
- B2: 日常会話だけでなく抽象的な話題についても不自由なく話せるレベル
- B1: 身近な話題であればある程度やりとりができるレベル
活用形
- “backpacking” は名詞ですが、もともとは動詞 “to backpack” の動名詞形です。
- 動詞形: to backpack (backpack - backpacked - backpacked)
他の品詞になった例
- backpack (名詞): リュックサック、バックパック
- 例: “I bought a new backpack for my trip.”
- 例: “I bought a new backpack for my trip.”
- backpack (動詞): リュックを背負って旅行をする
- 例: “I plan to backpack through Europe next summer.”
2. 語構成と詳細な意味
- backpack (語幹): “back” + “pack” が結合した単語で、背中に荷物をパックして持ち運ぶイメージです。
- -ing (接尾語): 動名詞(名詞形)を作る接尾語。
関連語・派生語
- backpack (名詞/動詞): バッグ、リュック/リュックで旅する
- backpacker (名詞): バックパッカー(バックパックを使って旅をする人)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- go backpacking → バックパック旅行に行く
- backpacking trip → バックパッカー旅行
- backpacking trail → バックパッカー向けのハイキングコース
- solo backpacking → 一人旅のバックパック旅行
- backpacking gear → バックパック旅行用の装備
- budget backpacking → 安上がりなバックパック旅行
- backpacking community → バックパッカー同士の交流コミュニティ
- backpacking route → バックパッカーの旅程・行程
- backpacking hostel → バックパッカー向けの安宿・ホステル
- long-term backpacking → 長期のバックパック旅行
3. 語源とニュアンス
- 語源: “backpack” は “back (背中) + pack (詰める)” の組み合わせ。第二次世界大戦時に軍で使われた背嚢(はいのう)からの派生とされます。
- 歴史的用法: 1960〜70年代頃にヒッピー文化などを背景に、「自由な旅」の象徴として定着。
- ニュアンス: カジュアルな響きがあり、安価で自由な旅や若者文化に関連するイメージが強いです。フォーマルな場面よりも、口語的、カジュアルなトピックで頻繁に使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 “backpacking”
- 不可算名詞として使われることが多い。(例: “I love backpacking.”)
- 不可算名詞として使われることが多い。(例: “I love backpacking.”)
- 一般的な構文
- “go + backpacking”: “I want to go backpacking in Southeast Asia.”
- “be + into + backpacking”: “He’s really into backpacking.”
- “go + backpacking”: “I want to go backpacking in Southeast Asia.”
- 使用シーン
- カジュアル、インフォーマルな会話、ブログ、SNSなどでよく見られます。
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)の例文
- “I’m planning on backpacking through Italy next summer.”
(来年の夏はイタリアをバックパック旅行する予定なんだ。) - “Backpacking gives you the freedom to explore without a strict schedule.”
(バックパック旅行は厳格なスケジュールに縛られずに旅を楽しめる自由があるよ。) - “I first tried backpacking when I was in college and got hooked.”
(大学のとき初めてバックパック旅行をしたら、すっかりハマっちゃった。)
ビジネスシーンでの例文
- “I took a year off for backpacking before starting my new job to broaden my horizon.”
(新しい仕事を始める前に1年間バックパック旅行に出て、視野を広げました。) - “Backpacking experience can show your adaptability and resourcefulness.”
(バックパック旅行の経験は順応性や工夫する力を示すことができます。) - “His backpacking stories are a great ice-breaker during meetings with international clients.”
(彼のバックパック旅行の話は、海外クライアントとのミーティングでいいきっかけ作りになる。)
学術的・フォーマルな文脈の例文
- “Research on backpacking reveals its positive impact on cultural understanding.”
(バックパック旅行に関する研究は、異文化理解に良い影響を与えることを示している。) - “Economic reports show that backpacking tourism has contributed significantly to local economies.”
(経済報告によると、バックパッカー観光は地域経済にかなりの貢献をしている。) - “Many studies highlight how backpacking fosters independence and intercultural communication.”
(多くの研究が、バックパック旅行が自立心や異文化コミュニケーション能力を育むと指摘している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- hiking (ハイキング)
- 主に山や自然の中を歩くことに焦点がある。
- 主に山や自然の中を歩くことに焦点がある。
- trekking (トレッキング)
- 長距離の山歩きや冒険的な旅。体力や装備がより本格的なイメージ。
- 長距離の山歩きや冒険的な旅。体力や装備がより本格的なイメージ。
- traveling / touring (旅行する)
- より広義の「旅行」で、バックパック旅行に限定しない。
反意語
- luxury travel (贅沢な旅行)
- 反対に高級リゾートやホテルを利用する旅行スタイル。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈbækˌpækɪŋ/
- アクセント: 最初の “bäck”(バッ)に強勢が置かれます。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語でやや「æ」に近い発音が強い傾向があります。
- よくある間違い: “bag-packing” と間違えて発音したり、 /bəɡ/ と濁らせすぎるケース。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “backpaking” と “c” を抜かすなどのミス。
- 同音異義語との混同: 特になし。ただし “hiking” との違いを不明瞭にしがち。
- 試験対策 (TOEIC・英検など): 旅行や趣味、ライフスタイルの話題のリーディングパートやリスニングパートに登場しやすい単語。説明や文脈から意味を推測できるように。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 背中に荷物を背負って世界を旅する人の写真を思い浮かべると覚えやすいです。
- ヒント: “back” (背中) + “packing” (詰める) → 背中に荷物を詰める → 「旅」を連想。
- 学習テクニック: 実際に小旅行でもいいのでリュック一つで出かけてみると「backpacking」の感覚が体感で覚えられます。
以上が “backpacking” の詳しい解説です。バックパック一つで自由に旅をする、ワクワク感のある言葉として覚えてください。ぜひイメージを広げながら学習してみてください!
意味のイメージ