名詞 “today” の徹底解説

1. 基本情報と概要

英語: today

品詞: 名詞 (ただし、同じ綴りで副詞としても使われる)

意味（英語）: “the present day” / “this day”

意味（日本語）: 「今日」「本日」

「今日」のことを指していて、日常的に「今この日」という意味で使われます。たとえば「Today is sunny.（今日は晴れだ）」などのように、現在の一日を表します。とても日常的で、カジュアルな文脈でもフォーマルな文脈でも幅広く使える単語です。

• 活用形: 名詞としては変化形がありません。
  
  
  
  • (×) todays, todayes のような形はありません。
    
  
  



• 他の品詞例: この単語は副詞としても用いられます（例: “I have a lot to do today.”）。名詞と副詞両方で使える点が特徴です。




• CEFRレベル: A1（超初心者）
  
  「today」は日常の最も基本的な単語の一つで、英語学習の初期段階から頻繁に登場しますので、A1レベルとされています。

2. 語構成と詳細な意味

• 語構成:

  
  
  • 今日の “today” は、古英語 “tō dæg” (to + day) からきています。
    
  
  
  • 直訳すると「その日のところへ」あるいは「その日に」というニュアンスになります。
  
  



• 関連語・派生語など:

  
  
  • tomorrow（明日）, yesterday（昨日）: 時間を表す関連単語。
    
  
  
  • nowadays（近頃は, 最近は）: “today” のように「今の時代」を表す単語ですが、用法は副詞が中心。
    
  
  
  • today’s（今日の）: 所有格を使い、「今日の○○」と表せます。
  
  



• よく使われるコロケーション（関連フレーズ）10選

  
  
  1. today’s schedule（今日の予定）
     
  
  
  2. today’s meeting（今日の会議）
     
  
  
  3. today’s weather（今日の天気）
     
  
  
  4. today’s news（今日のニュース）
     
  
  
  5. today’s paper（今日の新聞）
     
  
  
  6. “as of today”（今日現在）
     
  
  
  7. “for today only”（今日だけ）
     
  
  
  8. “live for today”（今日を生きる）
     
  
  
  9. “today’s special”（今日のスペシャル / 日替わりメニュー）
     
  
  
  10. “starting today”（今日から始まる）
  
  

3. 語源とニュアンス

• 語源:

  
  
  • 上述のとおり、古英語の “tō dæg”＝「to(〜へ) + dæg(日)」が変化して今の “today” になりました。中世英語でも “to-day” と表記していた時期があります。
  
  



• ニュアンスや使用時の注意点:

  
  
  • 「現在進行形の時間的感覚」を示すために使うため、未来や過去を表す場面では使えません。
    
  
  
  • 口語でも書き言葉でもよく使うごく一般的な語ですが、公式文書などフォーマルな場面でも違和感なく使えます。
  
  

4. 文法的な特徴と構文

• 名詞としての使い方:

  
  
  • 文の主語として使われることが多いです。
    
  
  
  • 例: “Today is a holiday.”（今日は祝日だ）
    
  
  
  • 前置詞 “on” をつけて “on today” とするのは古い用法や一部の方言表現ですが、現代の標準英語ではあまり用いられません。
  
  



• 副詞としての使い方:

  
  
  • “I’m busy today.”（今日は忙しい）のように、動詞を修飾します。
    
  
  
  • ただし、本解説では名詞としての用法を中心に取り上げています。
  
  



• 可算・不可算:

  
  
  • 時間を表す名詞 “today” は不可算名詞として扱われ、複数形もありません。
  
  

5. 実例と例文

日常会話での例文

1. “Today is my birthday!”
   
   （今日は私の誕生日なんだ！）
   


2. “There’s so much I want to do today.”
   
   （今日はやりたいことがたくさんあるんだ。）
   


3. “Let’s make the most of today.”
   
   （今日を最大限に活用しよう。）

ビジネスシーンでの例文

1. “Today’s meeting has been rescheduled to 2 p.m.”
   
   （今日の会議は午後2時に再調整されました。）
   


2. “We need to finalize the budget today.”
   
   （予算は今日中に確定させる必要があります。）
   


3. “Let’s focus on today’s deadlines first.”
   
   （まずは今日の締め切りに集中しましょう。）

学術的・専門的な文脈での例文

1. “Today’s lecture will cover the basics of quantum mechanics.”
   
   （今日の講義では量子力学の基礎を扱います。）
   


2. “We’re analyzing today’s data to find any inconsistencies.”
   
   （本日のデータに不整合がないか調べています。）
   


3. “In today’s world, technology evolves at an unprecedented pace.”
   
   （現代の世界では、テクノロジーが前例のないペースで進化しています。）

6. 類義語・反意語と比較

• 類義語:

  
  
  1. this day（今日）: 同じく「今日」を指す表現。しかし、こちらはやや書き言葉寄り。
     
  
  
  2. now（今）: 「現在の瞬間/時点」を強調する単語で、時間全体より“今この瞬間”にフォーカス。
     
  
  
  3. present day（現代 / 今日）: 歴史と対比して「現代」を意味する文脈で使われることが多い。
  
  



• 反意語:

  
  
  • “yesterday”（昨日）
    
  
  
  • “tomorrow”（明日）
    
    日付的には対になる語ですが、反意語というよりは対照語と捉えられます。
  
  

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号 (IPA):
  
  
  
  • アメリカ英語: /təˈdeɪ/（弱めのtǝ デイ）
    
  
  
  • イギリス英語: /təˈdeɪ/
    
  
  


• アクセント:
  
  
  
  • day の部分 “-day” に強勢が置かれます。 /tə-deɪ/
    
  
  


• よくある発音の間違い:
  
  
  
  • 頭の “to” の部分を強く発音しないよう注意。 “tə” や “tʊ” のように弱めに発音するのが一般的です。
  
  

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス:
  
  
  
  • “todays” と書いてしまう（誤った複数形）ことがありますが、名詞としては基本的に複数形になりません。
    
  
  


• 同音異義語との混同:
  
  
  
  • この単語に同音異義語はほぼありませんが、誤って “to day” のように分割してしまうのは誤り。
    
  
  


• 試験対策:
  
  
  
  • TOEIC・英検などの日常英語ではよく出てくる基礎的な単語です。文中で副詞か名詞かを見分ける問題として出題されることもあります。
  
  

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• “to + day” と語源を意識して、「これからやってくる日、でも今この日」という感覚で覚えると良いでしょう。
  


• カレンダー上の「今日」に大きく丸をつけるイメージを持ってみると、スペルが自然と頭に残ります。
  


• 日々の日付を英語で書く練習をするときに “today’s date is...” を繰り返して記憶に焼き付ける方法もおすすめです。

以上が名詞 “today” の詳細解説になります。日常生活やビジネスなど、あらゆるシーンで気軽に使える基礎単語ですので、しっかり身につけてみてください。