最終更新日:2025/10/05

〈C〉棒 / 《...に対する》障害《to, against ...》 / 酒場

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元となった辞書の項目

bar

名詞

〈C〉棒 / 《...に対する》障害《to, against ...》 / 酒場

このボタンはなに?

このバーは学生に人気のたまり場です。

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解説

以下では、英単語「bar(名詞)」について、できるだけ詳しく解説します。参考になれば幸いです!


1. 基本情報と概要

英単語: bar

品詞: 名詞 (ただし動詞として使われる場合もあります)

英語での意味


  1. A place where alcoholic drinks are served and consumed (e.g., “Let’s go to a bar.”).

  2. A long rod or piece of metal or wood, often used for support or barricade. (e.g., “He put a steel bar across the door.”)

  3. A counter where drinks or food are served.

  4. A unit of pressure in scientific contexts (物理学・気象学など)。

  5. In music, a measure or segment in a musical staff.

日本語での意味


  1. 酒場・バー(お酒や飲み物が出される場所)のこと

  2. 金属や木の棒状のもの

  3. カウンター

  4. 圧力の単位(物理の文脈)

  5. (音楽) 小節

「bar」は、最もよく知られた意味としては“お酒を飲む場所”を表す単語ですが、実は「棒」や「障害物」「小節」などの意味もあり、文脈によって多彩な意味を持ちます。シンプルで短い単語ですが、多義語の一つとして英語学習でも頻出です。

活用形(名詞)


  • 単数形: bar

  • 複数形: bars

他の品詞になる場合


  • 動詞: “to bar” (~を塞ぐ、禁止する)


    • 活用: bars / barred / barring

    • 例: “He barred the door.”(彼は扉を閉ざした), “She was barred from entering.”(彼女は入ることを禁止された)


CEFRレベル目安: B1(中級)

日常会話で比較的よく使う語であり、多義語としてはやや理解が必要な面もありますが、それほど高度な単語ではないため、中級学習者向けといえます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語・接尾語は特にありません。

  • 語幹: “bar”

派生語や類縁語


  • “barrier” (障壁)

  • “embargo” (禁輸・通商停止) - “bar”が入っており、外との取引を”塞ぐ”ニュアンス

コロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. open bar(飲み放題のバー)

  2. candy bar(チョコバー/キャンディーバー)

  3. bar chart(棒グラフ)

  4. behind bars(刑務所にいる)

  5. snack bar(軽食を提供するバー/売店)

  6. legal bar(法曹界/弁護士業界を指す)

  7. metal bar(金属棒)

  8. sushi bar(寿司バー)

  9. bar exam(司法試験)

  10. bar of soap(石鹸の塊)


3. 語源とニュアンス

語源

「bar」は古フランス語の“barre”に由来し、もとは“棒”や“横木”を表していました。その後、英語に取り入れられて“棒”や“障害物”という意味になり、転じて“カウンター”や“防ぐ”といった用法が広がっていきました。

ニュアンスと使用時の注意


  • 棒や障害物の意味: 物理的に道を塞ぐ、または閉鎖するイメージを与えます。

  • 飲食店としてのbar: 比較的カジュアルに使われますが、pubやtavernなどとのニュアンスの違いもあります。

  • 比喩的表現: “behind bars”は刑務所を指し、文脈によってはフォーマル/カジュアルどちらにも使えます。

ふだんはカジュアルに「バー行こうよ」と言うときに使われやすい単語です。また文章でも、専門的な使い方(例: “bar chart”など)をよく見かけます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞として使われます。具体的に数えられるもの(バー1軒、バーが何本など)。

  • music(音楽)の意味で小節を示す場合も可算名詞です(four bars of musicのように数えられる)。

  • カジュアル/フォーマル: 飲食や雑談ではカジュアルに使い、法律用語(the bar, bar examなど)ではフォーマルな文脈になります。

イディオム・一般的な構文


  • raise the bar: 基準を上げる

  • lower the bar: 基準を下げる

  • bar none: 「例外なしに/間違いなく」(慣用的に用いられる強調表現)


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “Let’s meet at the bar around 8 p.m.”

    (夜8時ごろにバーで会おうよ。)

  2. “I left my phone at the bar last night.”

    (昨夜バーに携帯を置き忘れちゃった。)

  3. “They serve great cocktails at that bar.”

    (あのバーはおいしいカクテルを出してくれるよ。)

ビジネス (3例)


  1. “We can discuss the contract at the bar after work.”

    (仕事終わりにバーで契約の話をしよう。)

  2. “They sponsored an open bar for the conference attendees.”

    (彼らは会議の参加者向けにドリンク提供のオープンバーをスポンサーした。)

  3. “Please include a bar chart comparing annual sales figures.”

    (年間売上の比較は棒グラフを入れてください。)

学術的・専門的な文脈 (3例)


  1. “The pressure was measured in bars.”

    (圧力はバール単位で測定されました。)

  2. “This figure shows a bar chart of the experimental results.”

    (この図は実験結果の棒グラフを示しています。)

  3. “You can see in the third bar of the musical score how the tempo changes.”

    (楽譜の3小節目でテンポが変わるのが分かります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “pub” (パブ・英国風の居酒屋)


    • 「bar」との違い: “pub”はよりイギリス的で食事や社交が中心。


  2. “tavern” (居酒屋)


    • 「bar」との違い: 古風なニュアンスがあり、料理を提供することも多い。


  3. “rod” (棒)


    • 「bar」は太め・短めの棒を想起。“rod”は細長い棒をイメージ。


  4. “counter”(カウンター)


    • 「bar」が示すカウンターとほぼ同義の文脈もあるが、場所や設備を強調。


反意語


  • “free way” / “open passage” 等


    • 「道を塞ぐ」の反対として「解放されている通路」を表す場合に抽象的に使えるが、厳密な“反意語”はない。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /bɑːr/ (米国英語), /bɑː/ (英国英語)


    • アメリカ英語では “r” の音が強く発音されます: バー(r)

    • イギリス英語では “r” が弱く、ほとんど母音のように長く伸ばす: バー(ア)


  • アクセントは最初(唯一の音節)に置かれます。

  • よくある間違いとして、「bar」の “r” 音を明確に発音しない場合や、逆に強く巻き舌にしすぎる場合が見られます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “bar” は ”barre” と混同しないように注意 (“barre”はバレエで使う手すりのこと)。

  2. 同音異義語: “bear”(クマや耐える)と聞き間違えないように注意。

  3. 多義語としての使い方: 「バー」というとただの飲食店ばかり連想しがちですが、棒や圧力単位などの意味もあるため、文脈に注意する。

  4. 試験対策: TOEICなどでは “bar chart” や “behind bars” の表現、あるいは動詞 “to bar” が出題されることがあるので、注意しておきましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「バー(bar)」と「棒(bar)」はもともと同じイメージ → お店のカウンターも横に長い“棒”のようなもの、という連想で覚えると忘れにくいです。

  • 「バール(bar)」という工具(テコのような棒状の道具)をイメージしてもよいかもしれません。

  • 「bar chart」や「behind bars」など熟語・イディオムで何度も触れることで、多義的な使い方を自然と身につけられます。


以上が「bar(名詞)」についての詳細解説です。「bar」は短い単語ながら多彩な意味を持ち、日常会話からビジネス・学術分野まで幅広く使われる便利な単語です。ぜひいろいろな文脈で使ってみてください。

意味のイメージ
bar
意味(1)

(木または金属の);棒状の物

金の延べ棒1本を盗まれた。

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意味(2)

横木,(戸・とびらなどの)かんぬき,横さん

意味(3)

(一般に)(…対する)障害《+to(against)+

貧困は幸福への障害とはならない。

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意味(4)

(またsand bar)(河口・港口の)砂州

意味(5)

(光・色などの)線条,しま,帯

意味(6)

(酒場・旅館などの)酒を出すカウンター;バー,酒場;簡易食堂

意味(7)

(楽譜の小節を分ける)縦線;小節

意味(8)

《the~》(法廷の裁判官席・被告席・弁護士席と一般席との間の)仕切り;《比諭(ひゆ)的に》法廷

意味(9)

《集合的に》弁護士団,法曹界;弁護士[業]:

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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