最終更新日:2025/10/24
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元となった辞書の項目

consumption

名詞

〈U〉消費, 消耗, 使い果たすこと / 購入 / 消費量 / 摂取 /肺結核

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最近、ファストフードの消費量が大幅に増加しています。

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解説

名詞 consumption の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語表記: consumption

品詞: 名詞 (不可算名詞が一般的)

意味(英語): The act of using, consuming, or expending something, especially resources, goods, or energy.

意味(日本語): 「消費」「消耗」「摂取」などを指します。資源・食料・エネルギーなどを使ったり、食べたりするときの「使う」「摂取する」「消費する」イメージです。状況によっては、経済学用語として「消費量」を指すことも多いです。

「consumption」は、たとえば「エネルギーの消費」「食料の消費」といった文脈で、「あるものを使い切る・利用する・摂取する」というニュアンスを表す単語です。経済・環境・健康など、さまざまな分野で使われます。


  • 活用形: 名詞なので活用はありませんが、動詞形は consume (消費する・摂取する)、形容詞形は consumptive (消費の、結核による) などがあります。

  • CEFRレベル: B2 (中上級)


    • 経済学や環境問題の文脈でよく見かける単語ですが、日常でも「消費税 (consumption tax)」などの表現で登場する単語です。



2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • con-: 「共に」や「一緒に」「完全に」などのニュアンスを持つ接頭語

  • sumpt (sumere): ラテン語の「(持ち)上げる、取る、使う」を表す語幹

  • -tion: 動作や状態を示す名詞化の接尾語

よって、consumption は「(すべてを)取って使うこと」→「消費すること」という意味になりました。

関連する単語・派生語


  • consume (動詞): 消費する、摂取する

  • consumer (名詞): 消費者

  • consumptive (形容詞): 消費の、結核の(古い意味)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. energy consumption(エネルギー消費)

  2. food consumption(食料消費/摂取)

  3. excessive consumption(過度の消費)

  4. domestic consumption(国内消費)

  5. alcohol consumption(アルコールの摂取量)

  6. mass consumption(大量消費)

  7. fuel consumption(燃料消費量)

  8. public consumption(公的利用のための消費)

  9. consumer consumption(消費者による消費)

  10. daily consumption(日常的な消費)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “consumere” (con-「完全に」+ sumere「取る・使う」) から派生した “consumptionem” を経て、中英語 “consumpcioun” となり、現代の “consumption” に至りました。

  • 歴史的背景: かつては「結核」(tuberculosis) の古い呼称として “consumption” と言うこともありました(「痩せていく病気」というイメージから)。

  • ニュアンス:


    • 資源やエネルギーを使って減らしていることを強調したいときに用いられる。

    • 経済文脈では「商品の需要・利用」の意味。

    • 医療文脈では古い用法で「結核」を指す場合があるが、現代ではほとんど使われない。


使用シーン:


  • 口語: 「食料や資源、エネルギーなどの消費」の話題で出る。

  • 文章/レポート/学術的文脈: 経済学や環境学における専門用語として使われることが多い。ややフォーマル寄り。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (不可算): 通常「a consumption」「two consumptions」のようにはしません。

  • 例外的に特殊な文脈で「消費の種類・パターン」を区別するとき、複数形 “consumptions” が用いられる場合もありますが、非常にまれです。

  • 一般的な構文


    • “the consumption of + (名詞)” → “the consumption of electricity / the consumption of snacks” など

    • ビジネスや学術文脈で、Consumption has been increasing のように、主語としても使われます。


  • フォーマル/カジュアル:


    • 日常会話では「use」 や「usage」「eating」など、よりラフな表現が代わりに使われることが多め。

    • レポートや新聞記事などフォーマルな文章では「consumption」が好まれる。



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “My doctor advised me to reduce my daily sugar consumption.”


    • (お医者さんに、日々の砂糖の摂取量を減らすように言われたよ。)


  2. “We should watch our electricity consumption to save money.”


    • (節約のために電気の消費量に気をつけないとね。)


  3. “Alcohol consumption can affect your sleep quality.”


    • (アルコールの摂取は睡眠の質に影響を与えることがあるよ。)


(B) ビジネスでの例文


  1. “Our marketing strategy focuses on increasing product consumption among young adults.”


    • (私たちのマーケティング戦略は若年層による製品消費の増加に注力しています。)


  2. “We need to analyze the monthly fuel consumption of our delivery trucks.”


    • (配送トラックの月ごとの燃料消費量を分析する必要があります。)


  3. “Rising consumer consumption indicates a healthy economy.”


    • (消費者の消費が伸びているということは、経済が好調であることを示しています。)


(C) 学術的文脈での例文


  1. “The study examines the correlation between energy consumption and economic growth.”


    • (その研究ではエネルギー消費と経済成長の相関関係を調べています。)


  2. “Household consumption patterns play a significant role in global resource management.”


    • (世帯の消費パターンは、世界規模の資源管理に大きな役割を果たします。)


  3. “Excessive consumption of processed foods has been linked to various health issues.”


    • (加工食品の過度な消費は、さまざまな健康問題と関連があります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. use (使用)


    • より一般的に「使う」という動作を示す。資源だけでなく道具・機器などにも広く用いられる。


  2. intake (摂取)


    • 食べ物や飲み物などを体の中に取り込むことを指す。生理的なイメージが強い。


  3. expenditure (支出/消費量)


    • 特に金銭やエネルギーなどを「使うこと」のニュアンス。経済活動や公式報告書でよく使われる。


反意語


  • production (生産)


    • 資源を生み出す、作り出すこと。


  • creation (創造)


    • 新しく何かを作り出す行為。


使い分けのポイント: 「consumption」は「使って減る・摂取する」という受け身気味のイメージで、反対に「production」や「creation」は「生み出す・作り出す」という能動的なイメージで対になることが多いです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /kənˈsʌmp.ʃən/

  • アクセントの位置: con–SUMP–tion (第2音節に強勢)

  • アメリカ英語: kən-sʌmp-shən

  • イギリス英語: kən-sʌmp-ʃən

  • よくある発音ミス: 「コンスムプション」(日本語読み) になりがちですが、第2音節をしっかり強調して通る音にしましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: consuptionconsumtion と「m」や「p」を落としがち。

  2. 同音/類似語と混同:


    • consumption (消費) と consumption tax (消費税) はセットで覚えておくと便利。

    • 動詞 “consume” と名詞 “consumer” のスペル・アクセントの違いに注意。


  3. 試験対策:


    • TOEICや英検、大学入試でも「経済」「環境」「健康」分野の長文で出やすい単語。

    • 特にIELTSやTOEFLなどの学術的な文章中に高頻度で現れる。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「con- (完全に) + sumpt (取る) + -tion (名詞)」=資源を「とことん使い切る」イメージ。

  • 覚え方のコツ:


    1. “consume” の名詞形 → “consumption” とセットで覚える。

    2. “消費する” = “consume” → そこから「消費」の行為が “consumption”。

    3. 経済学などでよく出てくる「消費」と「生産 (production)」を対比させると覚えやすい。



以上が名詞「consumption」の詳細な解説です。さまざまな場面で使われる重要な単語なので、イメージしやすい分野(食事、エネルギー、経済など)に結びつけながら定着させてみてください。

意味のイメージ
consumption
意味(1)

消費《時に形容詞を伴ってa~》(…の)消費高(量)

意味(2)

(体力の)消耗

意味(3)

《古》肺病,肺結核

TOEIC英単語(TSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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