最終更新日:2025/11/29
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元となった辞書の項目

admission

名詞

〈U〉《場所・学校・会などへ》入ることを許すこと《to ...》 / 《...への》 入場料 《to ...》 / 〈C〉(事実・誤りなどを)認めること,白状

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: admission

品詞: 名詞 (noun)

英語での主な意味:


  • The act or process of allowing someone to enter a place, organization, or institution.

  • A statement acknowledging the truth of something (e.g., “admission of guilt”).

日本語での主な意味:


  • 入場・入学・入会などを許可・承認すること

  • 罪や失敗などを認めること(告白、白状)

「admission」は、たとえばイベント会場や大学などへの“入場・入学許可”といった場面で使われます。また、「admission of guilt(罪の自白)」のように、“認める”というニュアンスでも使われます。

活用形:


  • 通常、名詞として単数形 (admission) と複数形 (admissions) があります。


    • 例: “Admission is free.” (単数形)

    • 例: “Admissions to the university are highly competitive.” (複数形)


他の品詞になったときの例:


  • 動詞形はありませんが、関連する動詞として “admit” が挙げられます。たとえば、


    • admit (v., 認める、入ることを許す)

    • admitted (過去形・過去分詞)

    • admitting (現在分詞)


CEFRレベルの目安:


  • B2(中上級)レベル


    • 大学・就職などの手続きでよく出る語で、新聞やニュースでも目にするため、中上級レベルの語彙にあたります。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • ad- (接頭語): 「〜へ」、「〜のほうへ」などの意味をもつ場合が多い。

  • mission (語幹): 「送ること(伝えること)」が含意されるラテン語を起源とする”mittere” (送る) に由来。実際は名詞 “mission” と完全に同じ形ですが、語源的には「送る」が絡んでいます。

  • ad + mission で「(ある場所へ)送る」→「入れること」、「認めること」という意味合いが生まれました。

関連語・派生語


  • admit (v.): (1) 認める、(2) 入ることを許可する

  • admissible (adj.): 許容される、認められる

よく使われるコロケーション(10個)


  1. admission fee - 入場料

  2. admission ticket - 入場券

  3. admission requirements - 入学(入会・入社など)の要件

  4. admission policy - 入場(入学)方針

  5. admission of guilt - 罪の自認・自白

  6. hospital admission - 入院手続き

  7. university admission - 大学入学許可

  8. college admissions process - 大学入学選考手続き

  9. admissions office - 入学(入場)事務局

  10. admission test (examination) - 入学試験


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の「ad(〜へ)+ mittere(送る)」= “admittere” から来ており、そこからフランス語を経て英語に取り入れられました。

歴史的な使われ方:


  • もともと「受け入れる」「認める」という意味が中心でしたが、現代では「入場許可」「大学などへの入学許可」から「自白・告白」まで幅広い意味を担っています。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • “入場”や“入学”の許可を示す文脈では比較的フォーマルな響きがあります。

  • “何かを認める”(特に不利な事実や罪に対する)はカジュアルな場面でも使われますが、事態を公に「正式に」認めるニュアンスが強いです。

  • ビジネス文書や公的機関のアナウンスなど、かしこまった場面で使われやすい単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算・不可算:


    • 主に可算名詞として扱われる場合が多い(複数形 admissions)。ただし文脈によっては不可算名詞的にも用いられます。


      • “Admission is free.”(ここの admission は不可算的)

      • “Admissions to our program are limited.”(こちらは可算的)



  2. 一般的な構文:


    • “admission to + 場所/組織”


      • 例: “Admission to the gallery is granted.”


    • “admission of + 名詞”


      • 例: “His admission of guilt surprised everyone.”


    • “admission that + 文章”


      • 例: “Her admission that she made an error was unexpected.”



  3. イディオム:


    • “by one’s own admission” = 本人の言によれば、本人が認めているところでは

    • “admission of defeat” = 敗北を認めること


使用シーン:


  • 公式文書での使用: 大学入学案内、病院手続き書類など

  • 日常会話: 少しフォーマルめな印象があるため、カジュアルよりは少し硬いトーンを伴います。


5. 実例と例文

日常会話シーン (3例)


  1. “I heard admission to the new art exhibition is free this weekend!”


    • 「今週末、新しい美術展への入場料が無料だって聞いたよ!」


  2. “Did you make an admission that you broke the vase?”


    • 「あの花瓶を壊したって認めたの?」


  3. “He made an admission of his mistake in front of everyone.”


    • 「彼はみんなの前で自分のミスを認めたんだよ。」


ビジネスシーン (3例)


  1. “We need to finalize the admission policy for the upcoming conference.”


    • 「次回のカンファレンスの入場方針を最終決定しないといけません。」


  2. “Please submit your application to the admissions office by Friday.”


    • 「金曜日までに入学事務局に願書を提出してください。」


  3. “Her admission of error helped us correct the issue more quickly.”


    • 「彼女が誤りを認めたことで、問題を迅速に修正できました。」


学術的な文脈 (3例)


  1. “This paper discusses admission criteria for graduate schools.”


    • 「本論文は大学院の入学基準について論じています。」


  2. “Hospital admissions for respiratory illnesses increased last year.”


    • 「昨年は呼吸器系疾患による入院件数が増加しました。」


  3. “The admissions process at top universities can be very competitive.”


    • 「有名大学の入学選考は非常に競争が激しいです。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  • entry (入場, 入ること)


    • admission がより公式な場面で使われるのに対し、entry はカジュアルでも使えます。


  • acceptance (受け入れ, 受諾)


    • acceptance は「受け入れる」という結果に焦点があり、admission は「許可」のプロセスに含意がある点が異なります。


  • confession (告白, 白状)


    • confession は特に罪や秘密を“口に出して告白する”意味が強い。admission は必ずしも罪や秘密だけに限定されない。


反意語 (Antonyms)


  • denial (否定, 拒否)


    • “admission of guilt” に対して “denial of guilt” になる。


  • exclusion (排除, 除外)


    • admission が「入れる」ことに対し、exclusion は「締め出す」ことを意味する。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ədˈmɪʃ.ən/


    • アメリカ英語 (GenAm) /ədˈmɪʃ.ən/

    • イギリス英語 (RP) /ədˈmɪʃ.ən/


強勢 (アクセント):


  • “ad-MI-ssion” の “mi” の部分に強勢がきます。

  • よくある間違いとして、最初の “ad” に強勢を置いて「AD-mission」と発音してしまうことがありますが、正しくは「əd-MI-shən」のように二音節目にアクセントを置きます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “admission” の “d” や “ss” を忘れる人が多い。

  • 同音異義語との混同: “admission” ととても似ている単語はありませんが、動詞 “admit” との使い分けを誤りやすいことがある。

  • TOEICや英検などの試験対策:


    • 大学入学案内、病院手続きなどの実用的な文脈で出題されることが多いです。

    • “admission fee” や “admission requirement” のフレーズが頻繁に登場します。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ad” = “あっ!入っていい?” というイメージ


    • 先頭の“ad-”を「あっ!」と覚え、自分が“中に入る”イメージを持つと「入れること/認めること」と結びつけやすくなります。


  • 最初に “admit” を覚え、それから名詞形 “admission” を思い出す、という流れもおすすめです。

  • たとえば大学の“admissions office”と聞くと「入学審査・手続きの係」ということを連想し、それによって「入る許可」をイメージすると覚えやすいでしょう。


以上が admission の詳細解説です。入場・入学など「入ることの許可」、そして「認めること」という二つの大きな使い方をしっかり意識しておくと、自然な文脈で使いやすくなります。ぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
admission
意味(1)

〈U〉(…への)入場料,入学(入会)金《+to+

彼はその大学への入学を許可された。

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意味(2)

〈C〉(事実・誤りなどを)認めること,白状

ショーの入場料は5ドルです。

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意味(3)

〈U〉(場所・学校・会などへ)入ることを許すこと,入場(入学,入会)許可,(…へ)入る権利《+to+

黙っているのは罪を認めることだ。

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