最終更新日:2025/12/03
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元となった辞書の項目

exception

名詞

〈C〉《...に対する》例外《to ...》 / 〈U〉《...を》除外すること《of ...》

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私は例外を作り、彼に遅くまで起きていてもいいと言った。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: exception

品詞: 名詞 (countable)

意味(英語): Something that does not follow the general rule or pattern

意味(日本語): 例外、特例

「exception」は「一般的なルールやパターンに当てはまらないもの」というニュアンスを持った単語です。何かが普段の規則や慣習とは異なるときに「例外」として扱うシーンで使われます。

活用形:


  • 単数形: exception

  • 複数形: exceptions

他の品詞形:


  • 形容詞形は直接的には存在しませんが、例として「exceptional(形容詞)」があり、「例外的な・非常に優れた」という意味になります。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

→ B2レベルは、ある程度英語に慣れた学習者が、幅広いトピックについて話したり読んだりできるレベルです。この単語はニュース記事や学術的文章でもよく見かけるため、中上級のレベル感となります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “excep(t)” はラテン語の “excipere” (取り出す、例外とする)に由来

  • 接尾語: “-tion” は名詞化する接尾語

派生語や類縁語


  • exceptional (形容詞): 例外的な、非常に優れた

  • exceptionally (副詞): 例外的に、非常に

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. make an exception(例外を設ける)

  2. take exception to 〜(〜に異議を唱える、憤慨する)

  3. with the exception of 〜(〜を除いて)

  4. without exception(例外なく)

  5. the only exception(唯一の例外)

  6. no exception(例外なし)

  7. exception to the rule(規則の例外)

  8. grant an exception(例外を認める)

  9. be an exception rather than the rule(普通ではなくむしろ例外である)

  10. offer an exception(例外措置を申し出る)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “excipere” (ex + capere = 外へ+取る) → 英語の中世フランス語を経て “exception” となったとされます。

  • もともと「取り出す」「取り除く」という意味から転じて、一般ルールから外れるものを指すようになりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「例外」はカジュアルからフォーマルまで幅広く使える単語です。

  • 「take exception to 〜」は「〜に腹を立てる、異議を唱える」という少し感情的な響きがある表現なので、慎重に使う必要があります。

  • 文章でも会話でも使用されますが、よりかしこまった文脈で頻出する印象です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: an exception / exceptions

    例外は一つでも複数でも数えられるため、可算名詞として扱います。

  • 一般的な構文:


    • “X is an exception to the rule.”(Xはその規則の例外だ。)

    • “We can make an exception in this case.”(この場合は例外を設けることができる。)


  • よく使われるイディオムや表現:


    • “take exception to 〜” → 「〜に異議を唱える」

      (「〜に対して反論する・怒る」という少しだけ強い語感があります。)



5. 実例と例文

以下、日常会話・ビジネス・学術的な場面で、それぞれ3つずつ例文を示します。

日常会話


  1. “I usually don’t eat sweets, but I’ll make an exception for your birthday cake.”

    「普段は甘いものは食べないけど、あなたの誕生日ケーキだけは例外にするよ。」


  2. “Everybody is invited without exception, so feel free to come!”

    「みんな例外なく招待されているから、自由に来ていいよ!」


  3. “He rarely goes out, but he made an exception this weekend.”

    「彼はめったに外出しないけど、今週末は例外でしたね。」


ビジネス


  1. “We don’t usually allow late submissions, but we made an exception for you.”

    「私たちは通常、提出遅れは認めませんが、あなたに限り例外を設けました。」


  2. “With the exception of the manager, everyone must attend the workshop.”

    「マネージャーを除いて、全員が研修に参加する必要があります。」


  3. “Our company policy makes no exception for overtime rules.”

    「当社の方針は、残業に関しては一切例外を設けていません。」


学術的な文脈


  1. “According to the theory, there should be no exception to this principle.”

    「理論によれば、この原理には例外がないはずです。」


  2. “The study found a few exceptions in the data set, which require further analysis.”

    「この研究では、データセットにいくつかの例外があることがわかり、さらなる分析が必要です。」


  3. “With rare exceptions, most organisms in this family share the same traits.”

    「ごく少ない例外を除いて、この科の生物のほとんどは同じ特徴を共有しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “exemption” (免除)


    • 多くの場合、義務や支払いを「免除」する際に使い、「例外」とは少しニュアンスが異なります。


  2. “exclusion” (除外)


    • 何かを締め出す、含まないという意味合いが強いです。


  3. “irregularity” (不規則・違反)


    • パターンから外れている違反事項などを指すときにも用いられます。


反意語


  • “rule” (規則)


    • 「規則」「通常の状態」など、すべてがそれに従うものとしての対極的な存在です。


  • “norm” (規範・標準)


    • 通常の状態や一般的・標準的なあり方を示します。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɪkˈsɛpʃən/ または /ɛkˈsɛpʃən/

  • アクセント: “ex-CÉP-tion” の“CEP”の部分に強勢がきます。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では /ɪkˈsɛpʃən/ のように発音し、イギリス英語では /ɪkˈsɛp.ʃən/ または /ɛkˈsep.ʃən/ に近い発音でやや口を広げ気味にする印象。

  • よくある間違い: /ek/ を /eg/ と誤って発音したりすることがありますが、クリアな “ex” と聞こえるように意識すると良いでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “expection” や “exeption” などと綴ってしまうミスに注意。

  • 同音異義語との混同: 特にありませんが、“acceptance(受け入れ)” など「accept-」系とは音が似てる部分があるので注意が必要です。

  • 試験対策: TOEICや英検では文脈上で「〜を除いて」や「規則から外れるもの」という意味で出題されることが多く、前置詞 “with the exception of 〜” や構文 “take exception to 〜” が理解できているかを問われる場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ex- (外へ) + capere (取る) → 普通の枠組みから「取り出して」外へ出す → 例外」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • スペリングのポイントは “-cep-” の部分。 “accept” と共通の語幹を連想すると覚えやすく、しかし冒頭に “ex” が入っていることを意識すると、スペルミスを減らせます。

  • 「例外(exception)」は「例外的(exceptional)」にもつながるため、両方セットで覚えると語彙が増えます。


これで名詞「exception」についての詳細な解説は以上です。規則や慣習について話す際に「例外」を指す便利な単語ですので、ぜひ表現力を高めるのに役立ててください。

意味のイメージ
exception
意味(1)

〈U〉(…を)除外すること(…の)除外《+of+

意味(2)

〈C〉(…に対する)例外《+to+

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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