最終更新日:2024/12/03
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元となった辞書の項目

proof

名詞

〈U〉証拠,証明 / 〈C〉試験

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私にはそうではないという証拠はない。

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解説

以下では、名詞「proof」を、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 英語: proof

  • 日本語: 証拠、証明

「proof」は、一般的に「証拠」や「(数学などでの)証明」という意味で使われます。「この事実を裏付ける確かな証拠がある」「理論を証明する」というニュアンスのときに使います。

品詞と活用形


  • 品詞: 名詞 (noun)

  • 主な活用形:


    • 単数形: proof

    • 複数形: proofs (稀に使われるが、学術論文や数学の「複数の証明」などで用いられる)


なお、名詞だけでなく形容詞として使われる場合もあります(例: “proof whiskey” 「度数が…プルーフのウイスキー」など)。ただし、日常で用いることはそれほど多くありません。

他の品詞との関連


  • 動詞 “prove” (証明する)

  • 形容詞 “proven” (証明された)

難易度(CEFRレベル目安)


  • B1 (中級)〜B2 (中上級)

    「evidence」という単語とともによく出てくるため、英語学習の中級~中上級レベルで出会う語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 語幹: proof

  • 接尾語: なし

「proof」は単語としては短く、はっきりとした接頭語・接尾語はありません。語幹がそのまま「proof」となっています。

派生語や関連語


  • prove (動詞): 証明する

  • proven (形容詞): 証明された

  • improvable (形容詞): 証明可能な

  • disprove (動詞): 論破する、反証する

代表的なコロケーション10選


  1. “conclusive proof” → 決定的な証拠

  2. “tangible proof” → 具体的(実体のある)証拠

  3. “scientific proof” → 科学的証明

  4. “mathematical proof” → 数学的証明

  5. “lack of proof” → 証拠不足

  6. “proof of identity” → 身分証明

  7. “burden of proof” → 証明責任

  8. “proof of purchase” → 購入証明

  9. “final proof” → 最終的な証拠 / 証明

  10. “proof of concept” → 実現可能性の証明(コンセプト実証)


3. 語源とニュアンス

語源

「proof」はラテン語の“probare(試す・証明する)”を由来とし、古フランス語で“prueve”を経由しています。もともと「試験をする、証明する」という意味が含意されています。

使用時のニュアンスや注意点


  • 「確固たる裏付けがある」というニュアンスが強いです。

  • 法律や学術論文、法廷、契約などのフォーマルな文脈でも使用されます。

  • 日常会話でも「I have proof!(証拠があるんだ!)」のようにカジュアルに使われることがありますが、意味としては「裏付けがある」というスケールが少し重めです。

口語 or 文章、カジュアル or フォーマル


  • ビジネスや法律文書など、フォーマルでもよく使う。

  • 日常でも使えるが、ややかしこまった響きになる場合もあります。


4. 文法的な特徴と構文

可算・不可算


  • “proof” は一般的には不可算名詞として扱われますが、文脈により「複数の証拠がある」などの場合は “proofs” として可算扱いする場合もあります。

  • 特に数学で使われる「複数の証明」は “proofs” が用いられます。

一般的な構文やイディオム


  • “(be) proof against ~” → 「~に対して防止効果がある/影響されない」

    例: “This jacket is proof against the rain.” (このジャケットは雨を通さない)


  • “proof of the pudding is in the eating.” → ことわざ “百聞は一見に如かず” に相当する表現

    (イギリス英語では “The proof of the pudding is in the eating.”)


フォーマル/カジュアル


  • 裁判、契約、学術論文、レポートなどのフォーマルで使われやすいが、日常会話でも「証拠あるよ!」などとカジュアルに使われることも。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I need proof that you returned the book to the library.”

    (図書館に本を返却した証拠がほしいんだ。)

  2. “Do you have any proof that you were at home last night?”

    (昨日の夜、自宅にいた証拠は何かある?)

  3. “I can’t believe you did that—do you have proof?”

    (本当にそんなことをしたなんて信じられない。証拠はある?)

ビジネスシーンでの例文


  1. “We require proof of purchase for all refund requests.”

    (払い戻しの申請には購入証明が必要です。)

  2. “Could you provide proof of your identity before we proceed?”

    (手続きを進める前に、ご本人様確認の証明を頂けますか?)

  3. “He presented clear proof of his sales results in the meeting.”

    (彼は会議で自分の販売実績を明確に証拠立てました。)

学術的・専門的な文脈での例文


  1. “The mathematician wrote a detailed proof of the conjecture.”

    (その数学者はこの予想に対する詳細な証明を書き上げた。)

  2. “We need stronger scientific proof to confirm this hypothesis.”

    (この仮説を証明するには、より強固な科学的証拠が必要だ。)

  3. “The journal requires a thorough proof of any new theory.”

    (その学術誌は、いかなる新理論にも徹底的な証明を求めている。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “evidence” (証拠)


    • 具体的な証拠物を指すことが多い。法廷や裁判などでよく聞く単語。


  2. “verification” (検証、立証)


    • 検証プロセスを指すことが多く、「証明のプロセス」にフォーカスしている。


  3. “testimony” (証言)


    • 人が口頭で述べる証拠や証言を特に指す。裁判でよく使われる。


反意語


  • “refutation” (反証)


    • 相手の主張を「証拠をもってひっくり返す」意味合い。


  • “disproof” (論破、反証)


    • “proof”の逆の意味で、「証明を否定する」類。


「proof」は「肯定的証拠」を強調しますが、“disproof” や “refutation” は「反対の証拠・立証」を示す点で反意と言えます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /pruːf/

  • 強勢(アクセント)は語頭に置かれます: PROOF

  • アメリカ英語とイギリス英語では大きな違いはありませんが、イギリス英語では母音の響きがやや短くなることもあります。

  • よくある間違いとして /u/ と /ʊ/ の発音の差がありますが、正しくは長い /uː/ を意識すると良いです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “prof” や “proove” などと書いてしまうミスがある。「oo」の使い方を確認しましょう。

  • “prove” (動詞) との混同: 動詞の「証明する」は「prove」であって「proof」は名詞です。

  • TOEICや英検などの読解で、証拠(evidence)を扱うパッセージで“proof”という単語が登場することがあります。文脈から「証拠」と「証明」の使われ方を把握する必要があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「Proof=二重の“o”で示す強さ」というふうに覚えると、“oo”が2つあることで「しっかりと裏付けされている感じ」をイメージできます。

  • 動詞“prove”に“f”がついて名詞化したイメージ:prove(証明する)+ f ⇒ proof(証拠)という語感で結びつけると覚えやすいかもしれません。

  • 「数学の証明」をイメージしたり、「法廷で証拠を提示する」イメージを頭に浮かべると意味が定着しやすいです。


以上が、名詞「proof」についての詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術分野まで幅広い場面で登場し、証拠や証明という確かな裏付けを示す重要な語です。ぜひ使い方や発音、スペルの違いに注意しながら覚えてみてください。

意味のイメージ
proof
意味(1)

〈C〉(真実性・品質などの)試験,吟味

意味(2)

〈U〉証拠,証明;〈C〉証拠となるもの,証拠品

意味(3)

〈C〉〈U〉校正刷り(proof sheet);試し刷り,(写真の)試し焼き

意味(4)

〈U〉アルコール性飲料の標準強度

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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