最終更新日:2024/12/03
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元となった辞書の項目

interaction

名詞

相互作用

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映画の中で、二人のキャラクターの間には強い相互作用があります。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: interaction

品詞: 名詞 (countable または uncountable で使われることがあります)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

英語での意味:

・An occasion when two or more people or things communicate or react to each other.

日本語での意味:

・「相互作用」「交流」「やり取り」などを表す言葉です。人や物が互いに影響し合ったり、コミュニケーションを取ったりする状況を表します。日常からビジネス・学術まで幅広い文脈で使われます。

「interaction」は「相互にやり取りして影響を及ぼす」というニュアンスがあります。会話や情報交換、化学的反応、システム同士の連携など、さまざまな場面で使われる便利な単語です。

派生形・活用形


  • interact (動詞): 交流する、相互に作用する

    例: People need to interact with each other to build strong relationships.

  • interactive (形容詞): 相互作用する、対話型の

    例: This website has an interactive interface that allows users to post comments.

2. 語構成と詳細な意味

語構成: 「inter- (~の間で、相互に)」 + 「action (行動、作用)」


  • inter- は「互いに」や「~の間に」という意味を持つ接頭語です。

  • action は「行動」、「作用」、「動き」を表す語です。

両者が合わさることで、「相互間で行われる行動や影響」という意味が生まれます。

関連・派生語


  • interact (動詞)

  • interactive (形容詞)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. social interaction(社会的交流)

  2. face-to-face interaction(対面でのやり取り)

  3. online interaction(オンラインでの交流)

  4. human-machine interaction(人間と機械の相互作用)

  5. group interaction(集団での交流・やり取り)

  6. meaningful interaction(有意義なやり取り)

  7. verbal interaction(言葉によるやり取り)

  8. daily interaction(日常的な交流)

  9. customer interaction(顧客とのやり取り)

  10. peer interaction(同僚・同級生との交流)

これらのコロケーションは、場面に応じて「~なやり取り/交流」と訳すと自然です。

3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語の「inter (間に)」と「action (行動)」から派生し、フランス語などを経由して英語に入ったとされます。歴史的には「物と物、人と人が互いに影響を与える行為」を指す語として使われてきました。

現代では、コミュニケーション全般や、物理化学・生物・社会学など学術分野における「相互作用」にもよく用いられます。「interaction」は、ポジティブな文脈で「協調」や「交流」を表す場合が多いですが、時には「衝突」や「対立」も含む可能性があるので、文脈の把握が重要です。


  • 使用シーンの注意点:


    • 日常会話:カジュアルな「やり取り」も指します。

    • ビジネス:会議や顧客とのやり取り、システムの連携など、フォーマルな場面でも使われる。

    • 学術的文脈:あらゆる分野での「相互作用」というテクニカルな用語。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算:

    通常、可算名詞として使われることが多く、複数形「interactions」もよく用います。

    例: We observed multiple interactions between the students.


  • 構文上の特徴:

    「interaction with ~ (~との相互作用・やり取り)」「interaction between A and B (AとB間の相互作用)」の形が典型的。


  • :


    • an interaction with customers

    • interactions between different social groups


  • フォーマル/カジュアル:


    • カジュアル:日常会話だと「How was your interaction with him? (彼とのやり取りはどうだった?)」

    • フォーマル:レポートやアカデミックライティングで「The study examines the interaction between variables X and Y.」


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I really enjoyed our interaction at the party last night.”

    (昨夜のパーティーでのやり取りは本当に楽しかったよ。)


  2. “Sometimes, a quick interaction with a stranger can brighten my day.”

    (たまに見知らぬ人とのちょっとしたやり取りが、一日を明るくしてくれることがある。)


  3. “My favorite part of traveling is the interaction with locals.”

    (旅行で一番楽しいのは、現地の人たちとの交流です。)


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “We need to improve our customer interactions to build loyalty.”

    (顧客とのやり取りを改善して、ロイヤルティを高める必要があります。)


  2. “Effective interaction among team members is crucial for project success.”

    (チームメンバー間の効果的なやり取りがプロジェクトの成功に不可欠です。)


  3. “The new policy aims to enhance interaction between departments.”

    (新しい方針は、部署間の相互交流を強化することを目的としています。)


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “The researchers are studying the interaction between genes and the environment.”

    (研究者たちは遺伝子と環境の相互作用を研究しています。)


  2. “This model examines how different variables influence their interaction effects.”

    (このモデルは、さまざまな変数が相互にどのように影響を与え合うかを検証します。)


  3. “Their paper highlights the interaction of cultural and economic factors in social development.”

    (彼らの論文は、社会発展における文化的要因と経済的要因の相互作用を強調しています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. communication(コミュニケーション)


    • 「意見や情報を伝達する」という点で類似。やや「伝達」の要素が強い。


  2. exchange(交換)


    • 「情報やモノを交換する」という点で近いが、「相互作用」よりも「交換」の意味が強い。


  3. contact(接触)


    • 「やり取り」よりも実際に物理的・直接的な接触や最初のコミュニケーションに重点がある。


反意語


  • isolation(孤立、分離)


    • 「相互作用がない状態」が「孤立・分離」となるので反対の概念になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /ˌɪn.t̬ɚˈæk.ʃən/

    • イギリス英語: /ˌɪn.təˈræk.ʃən/


  • アクセント:

    「in-ter-ac-tion」と「ac」の部分に主な強勢がきます。


  • 発音の注意:


    • アメリカ英語では /t̬/ の発音がやや「ダ」に近い音になる場合があります。

    • 「-ction」の部分を「クション」のように、 /ʃən/ で終わるように発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「interation」や「interection」と誤記しないように注意。

  • 同音異義語: 特にはありませんが、「interaction」と「intersection(交差点、交差)」を混同しないようにしましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検では、文章中に「人・物・システム間のやり取り」を説明する問題で頻出です。文脈から意味を推測できるようにしましょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ連想: 「inter-(間)+action(行動)」=「何かと何かが間で行動し合う」イメージを持つと覚えやすいです。

  • スペリングのポイント: 「inter + action」で「c」がくる部分をしっかり確認しておくとミスを防げます。

  • 勉強テクニック: 「相互に作用する」、「交流する」と頭の中でイメージ化し、身の回りの「interaction」を探してみると定着に役立ちます。


以上が名詞「interaction」の詳細解説です。相互に影響を与え合う状況を表す言葉として、日常会話からビジネス、学術まで幅広く使える便利な単語なので、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
interaction
意味(1)

(…との)相互作用《+between(with)+

意味(2)

やり取り

エコシステムのさまざまな要素間の複雑なやり取りは、自然の複雑さを証明しています。

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