最終更新日:2024/08/31
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元となった辞書の項目

formal

形容詞

正式の,公式の,本式の / 形式ばった;改まった / 形式的な,表面的な

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結婚式には正式な服装でお越しください。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: formal

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): relating to or involving outward form or structure; following rules or customs, often in social or official contexts

意味(日本語): 形式的な、儀礼的な、正式な、フォーマルな

「formal」は、主に「形式的である」「儀礼・礼儀にかなっている」「公式に認められた手順や形式に従う」といった場面で使われる単語です。日常生活でもビジネスシーンでも、服装や手紙、会話などが「かしこまった場」や「丁寧な雰囲気」を伴うときに使われます。

活用形


  • 原級: formal

  • 比較級: more formal

  • 最上級: most formal

他の品詞形


  • 名詞: formality (形式性、堅苦しさ、礼儀上の手続き)


    • 例: This is just a formality. (これはただの形式的な手続きにすぎません)


CEFR レベル


  • B2: 中上級

    「formal」は日常会話でもよく出てきますが、公式文書やビジネス英語で頻繁に使われるため、ある程度語彙が増えてきた段階(B2)でしっかり学習すると効果的です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹(form): “形”や“形状”を意味するラテン語の「forma」から派生

  • 接尾語(-al): 形容詞を作る接尾語

詳細な意味


  • 公式・正式: 公式の手続きや、ビジネスでの礼儀正しい場面

  • 堅苦しい・形式ばった: 私的でフランクな場面ではなく、礼儀や格式を重んじるニュアンス

  • 服装: ドレスコードで「フォーマルウェア(formal wear)」というときのように、きちんとした格好

  • 言葉づかい・文体: 手紙やメールで丁寧で形式的な文体

コロケーション(よく使われる共起表現)10選


  1. formal attire – (正式な服装)

  2. formal education – (正式な教育)

  3. formal letter – (公式文書 / 礼儀正しい形式の手紙)

  4. formal occasion – (公式の場面)

  5. formal invitation – (正式な招待状)

  6. formal setting – (正式な環境 / 場所)

  7. formal training – (正式な訓練)

  8. formal meeting – (公式会議)

  9. formal greeting – (礼儀正しい挨拶)

  10. formal conversation – (かしこまった会話)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の「forma(形、外形)」が原型で、“形を整えた”“秩序だった”といった意味合いから、礼儀正しく整った様子を指すようになりました。

  • 歴史的背景: 古くは儀礼や慣習を重んじる場で使われてきたため、「堅苦しさ」や「公式性」を伴う語感も含んでいます。

  • ニュアンス・使用時の注意:


    • フォーマルな場では、くだけすぎた言い方をしないという含みがある

    • カジュアルな雰囲気を求めたい場合には不向き

    • 書き言葉やビジネス文書だけでなく、会話で「ちょっと堅苦しい」と表現したいときにも使われる


使われるシーン:


  • 儀式やパーティーなどでのドレスコードの指定

  • ビジネスレターや公的文書

  • 礼儀作法が重んじられる場面


4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞: 形容詞(adjective)

  • 文法上のポイント:


    • 「formal + 名詞」で使われるのが一般的。(例: formal agreement, formal request)

    • 比較級・最上級の形は “more formal / most formal”


  • イディオムや構文例:


    • “make it formal”: それを正式にする

    • 「formal or informal?」: (書類や手紙など) 形式的なものか、それとも非形式的なものか?


フォーマル度合い:


  • カジュアルさを抑えて、きちんとした表現にしたいときに用いられます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I need to write a formal complaint to the landlord.”

    「家主に正式な苦情の手紙を書かなきゃいけないんだ。」


  2. “We’re required to wear formal clothes at the wedding.”

    「その結婚式ではフォーマルな服装をしなければならないんだ。」


  3. “This event seems too formal for me.”

    「このイベントは自分にはちょっと堅苦しすぎるみたいだ。」


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Please send me a formal proposal by the end of the week.”

    「今週末までに正式な提案書を送ってください。」


  2. “A formal meeting will be held to discuss the budget.”

    「予算について話し合う正式な会議が開かれます。」


  3. “He conducted himself in a very formal manner during the negotiation.”

    「彼は交渉中、とてもフォーマルな態度で臨みました。」


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “The formal structure of the theory is quite complex.”

    「その理論の形式的な構造はかなり複雑です。」


  2. “A formal analysis was conducted to verify the hypothesis.”

    「仮説を検証するために、形式的な分析が行われました。」


  3. “We need a formal definition of these terms to proceed with our research.”

    「研究を進めるために、これらの用語の正式な定義が必要です。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. official – (公式の)


    • “official announcement” = 公式発表

    • 「formal」は礼儀感や堅苦しさを表す一方、「official」は法的・制度的に正式というニュアンスが強い。


  2. ceremonial – (儀式的な)


    • 結婚式や行事など特別な式典に関連するときに使われる。より「儀式感」を強調。


  3. proper – (適切な、きちんとした)


    • “proper” は「正しいマナーに沿った」という意味合い。必ずしも「公式」ではなく、「ふさわしい」というニュアンス。


反意語 (Antonyms)


  1. informal – (非公式の、くだけた)

  2. casual – (気軽な、カジュアルな)

どちらも「かしこまっていない」「柔らかい雰囲気」という対照的な意味。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /ˈfɔːr.məl/

    • イギリス英語: /ˈfɔː.məl/


  • 強勢(アクセント): 先頭の “for” の部分にアクセントがあります。

  • 発音の違い: アメリカ英語もイギリス英語も大きくは変わりませんが、アメリカ英語では “r” の音がやや強めに発音されることがあります。

  • よくある間違い: “for-mal” と2音節で切って発音し、末尾の “-al” をあいまいにしないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “formal” を “formul” や “formall” と綴ってしまうミス

  • 同音・類似語との混同: “formula” (式、処方) と混同しないように注意

  • 試験対策:


    • TOEICや英検などのビジネス文脈、手紙・メール作成などの問題で出題される可能性が高い。

    • 「formal letter, formal meeting, formal language」などフレーズで出題されやすい。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 形で覚える: “form” + “al” → 「形(form)をきっちり整えた」⇒ かしこまった、きちんとした

  • イメージ: スーツを着て背筋を伸ばしたビジネスパーソンや、列席者がドレスアップしているシーンを思い浮かべる

  • 勉強テクニック:


    • コロケーションを丸ごと覚えてしまう (e.g. “formal dinner”, “formal presentation”)

    • “informal” とセットで覚え、「どちらがくだけた感じか」を区別する


「formal」は、「かしこまった」「礼儀正しくきちんとした」というイメージが核にあります。服装や言葉遣いが厳格に決められた場面で、ぜひ使ってみてください。

意味のイメージ
formal
意味(1)

正式の,公式の,本式の

意味(2)

形式ばった;改まった

意味(3)

形式的な,表面的な

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英単語⇨英定義

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