最終更新日:2025/02/25

A sudden blast of wind blew her hat off.

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元となった辞書の項目

blast

名詞

〈C〉(風の)一吹き,一陣の風;突風,疾風《+of+名》 / 〈C〉(穴から吹き出す空気の)一吹き / 〈C〉(笛・らっぱなどの)突然の大きな[不快な]音《+of+名》 / 〈C〉〈U〉爆破(explosion)《+of+名》 / 〈C〉(1回分の)発破,爆薬 / 〈C〉〈U〉爆風

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突然の風の一吹きで彼女の帽子が飛ばされた。

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: blast

品詞: 名詞 (noun)

意味 (英語)


  1. A sudden and powerful gust of air or sound, often caused by an explosion.

  2. An explosion or the shock wave/resulting effect of an explosion.

  3. (口語的) A very enjoyable or exciting experience.

意味 (日本語)


  1. 「突風」「爆風」「爆発音」のことを指します。瞬間的に強い風が吹いたり、何かが爆発したときの衝撃波を表します。

  2. 「爆発そのもの」を指す場合もあります。

  3. (カジュアル) 「とても楽しい体験」「最高に盛り上がった出来事」を意味します。たとえば「とても楽しかった!」と言いたいときに “We had a blast!” のように使います。

「大きな衝撃」や「強い勢い」のニュアンスを持つ単語で、カジュアルな場面では「すごく楽しんだ」という意味合いでもよく使われます。

活用形


  • 名詞なので動詞のような活用はありませんが、複数形は blasts です。

  • 別の品詞としては動詞形の “to blast (~を爆破する、~を強打する)” や形容詞的表現 “blasting” (爆破の、突風の) などがあります。

CEFR レベル


  • B2: 中上級レベル


    • 爆発・突風などの物理的な意味だけでなく、「楽しい経験」のような比喩的用法もあり、幅広い用法を理解する必要があるため、中上級レベル程度と言えます。



2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語 / 接尾語: 基本的には含まれません。

  • 語幹: “blast” は単音節で、Old English の “blǣst” に由来します。

派生語や類縁語


  • to blast (動詞): 「爆破する」「大きな音を立てる」

  • blaster (名詞): 「爆破装置、人を爆破する人」などを指す

  • sandblast (動詞/名詞): 研磨のために砂などを高圧で吹きつけること

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10例)


  1. a blast of wind(突風)

  2. a bomb blast(爆弾の爆発)

  3. have a blast(とても楽しむ)

  4. a blast from the past(懐かしいもの、昔を思い出させるもの)

  5. an email blast(大量メール送信)

  6. a blast of cold air(冷たい風の一吹き)

  7. a shotgun blast(ショットガンの一撃)

  8. last blast(最後の大盛り上がり、最後の衝撃)

  9. blast furnace(高炉、製鉄所などで使われる炉)

  10. a blasting sound(爆音)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 元々は古英語の “blǣst” (息吹、風の一吹き) に由来。その後、中世を通じて「突風」や「爆発音」のような意味に派生しました。

  • 歴史的な使用: 爆発や風の勢いを表す意味で長く使われており、現代では「楽しむ」という口語的スラングとしても利用されるようになりました。

  • 使用時のニュアンス:


    • 物理的: 強い風や爆発による衝撃を強調。

    • 比喩的・口語的: 「とても盛り上がった」「大いに楽しんだ」というポジティブでカジュアルなニュアンス。


  • 使用シーン:


    • カジュアル: “We had a blast at the party.”(パーティーはすごく楽しかった)

    • フォーマル: 爆発事故の報道など、ニュース・レポートで「爆発」の意として使われる。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable): “a blast” / “two blasts” のように数えられます。

  • 一般的な構文


    1. “There was a loud blast.”(大きな爆発音が聞こえた)

    2. “We had a blast yesterday.”(昨日はめちゃくちゃ楽しんだ)

    3. “A blast of wind blew the papers away.”(突風で書類が飛ばされた)


  • イディオム


    • “to have a blast”: 「思いっきり楽しむ」「最高に盛り上がる」


  • フォーマル / カジュアルの使い分け


    • フォーマル: 「爆発」や「衝撃波」を表す際

    • カジュアル: 「楽しかった」という感情表現として



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “We had a blast at the amusement park yesterday!”


    • 昨日は遊園地でめちゃくちゃ楽しんだよ!


  2. “That movie was a blast. I’d watch it again.”


    • あの映画は最高に面白かった。もう一度見たいな。


  3. “A sudden blast knocked over the trash cans in the yard.”


    • 突然の強風(爆風)で庭のゴミ箱が倒れてしまったよ。


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “The marketing team sent out an email blast to all customers.”


    • マーケティングチームは顧客全員に一斉メールを送信しました。


  2. “We need to investigate the cause of the blast at the construction site.”


    • 建設現場で起こった爆発の原因を調査する必要があります。


  3. “The boss gave a short blast of criticism, but then explained how to fix the issue.”


    • 上司は短い叱責をした後、どうやって問題を改善するかを説明しました。


(3) 学術的・専門的な文脈での例文


  1. “The shockwave from the blast was measured at 2.5 bars of overpressure.”


    • 爆発から発生した衝撃波は、2.5 バールの過圧と測定されました。


  2. “Engineers are analyzing the blast pattern to determine the type of explosive used.”


    • 技術者たちは爆破パターンを分析して使用された爆薬の種類を特定しようとしています。


  3. “Blast furnaces are essential in the process of extracting iron from ore.”


    • 製鉄において、鉄鉱石から鉄を抽出するために高炉(ブラストファーネス)は欠かせません。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. explosion (爆発)


    • “explosion” は爆発現象そのものを指す明確な用語。

    • “blast” は explosion の結果や衝撃波、またはカジュアルに「楽しい出来事」を表すなど、やや幅広いニュアンスを持ちます。


  2. boom (大きな音、ブーンという音)


    • “boom” は大きな音や急激な増加などの意味を強調。

    • “blast” は「爆発」や「突風」の衝撃性を強調。


  3. gust (突風)


    • “gust” は風が急激に強まる「突風」の意。物理的な風に特化。

    • “blast” は爆風や衝撃波も含め、より強いイメージ。


  4. burst (破裂、破裂音)


    • “burst” は内部から破裂するイメージ。

    • “blast” は外部に大きな衝撃を与えるイメージ。


反意語 (Antonyms)


  • calm (静けさ、平穏)

  • stillness (静止状態)


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • アメリカ英語: /blæst/(「ブラスト」のようにアアの音)

    • イギリス英語: /blɑːst/(「ブラースト」のように長いアーの音)


  • 強勢(アクセント)の位置: 語頭 (blast の “bl” の部分にストレス)。

  • よくある発音の間違い: アメリカ式では口を広げ気味に “æ” を発音しますが、日本語の「あ」に近い音で済ませると不自然になりがちです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルの混同: “blast” と “bless” や “bliss” は綴りが似ているので注意。

  • 口語表現との混同: “We had a blast.” はフォーマルな文章ではあまり使わない表現なので、カジュアルかどうかを見極める必要があります。

  • TOEIC・英検などでの出題傾向:


    • ビジネスやニュース記事で“blast”が「爆発、衝撃波」を示す用例として出題されることがあります。

    • 派生表現として “blast off” (ロケットなどの打ち上げ) も出る場合があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「ドーン!」と大きな衝撃が走る感じ、またはパーティーで「ワッと盛り上がる」イメージ。

  • 覚え方のコツ: “blast” は “last” や “fast” のように同じ音の語尾が付きます。爆発的なイメージを思い浮かべて発音すると覚えやすいでしょう。

  • 勉強テクニック: 「パーティーで盛り上がる=爆発するくらい楽しい」という比喩から、“We had a blast!” をイメージで記憶すると、両方の意味を一気に覚えられます。


以上が名詞 “blast” の詳細な解説です。爆風・突風といった物理的な衝撃だけでなく、口語的には「最高に楽しい体験」を表す非常に便利な単語です。

意味のイメージ
blast
意味(1)

〈C〉(風の)一吹き,一陣の風;突風,疾風《+of+

意味(2)

〈C〉(穴から吹き出す空気の)一吹き

意味(3)

〈C〉(笛・らっぱなどの)突然の大きな[不快な]音《+of+

意味(4)

〈C〉〈U〉爆破(explosion)《+of+

意味(5)

〈C〉(1回分の)発破,爆薬

意味(6)

〈C〉〈U〉爆風

ビジネス英単語(BSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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