最終更新日:2025/02/25

私の兄は弁護士になるために勉強しています。

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元となった辞書の項目

attorney

名詞

〈C〉《米》弁護士 / 検事 / (法定) 代理人

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解説

1. 基本情報と概要

単語: attorney

品詞: 名詞 (countable noun: 加算名詞)

CEFRレベルの目安: B2 (中上級)

英語での意味:

An attorney is a person who is legally qualified to represent clients in legal matters and provide advice on legal transactions and proceedings.

日本語での意味:

「法律上で依頼者を代理し、法的なアドバイスを行う職業の人」という意味です。主にアメリカ英語で「弁護士」を指す言葉として広く使われます。「lawyer」よりもフォーマルで、法廷で代理する権限をよく示します。

「弁護士」といっても、「attorney」はアメリカでよく使われるフォーマルな表現で、特に法的代理人として活動する場合によく用いられます。イギリスでは「solicitor」や「barrister」と区別される場合がありますが、アメリカ英語では総称として「attorney」が頻繁に使われます。

主な活用形(変化形):


  • 単数形: attorney

  • 複数形: attorneys

「attorney」が他の品詞になる例はありません。ただし、「attorney-at-law(法廷弁護士)」などの合成語・関連表現として用いられることがあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • attorney は、古フランス語 “atorné” からの借用語で、もともとは「任命された」というニュアンスを含む言葉です。

  • 接頭語・接尾語としての目立った区切りはありませんが、複合表現や派生語として下記があります。

関連語・派生語・類縁語


  • attorney-at-law: 法廷で活動する正式な弁護士

  • power of attorney: 委任状 (特定の人に代理権を与える文書)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. defense attorney(弁護人)

  2. district attorney(地方検事)

  3. assistant district attorney(地方検事補)

  4. attorney-client privilege(弁護士・依頼人間の秘匿特権)

  5. attorney fees(弁護士費用)

  6. attorney’s office(弁護士事務所または検事局など)

  7. power of attorney(委任状)

  8. patent attorney(弁理士、特許業務弁護士)

  9. general attorney(全般的な訴訟・法的業務を扱う弁護士)

  10. legal attorney(一般的に法的代理人。やや重複表現だが用いられる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 中英語で「代理人」を意味する “attourney” から派生。さらに元をたどると古フランス語の “atorné” まで遡ります。そこには「割り当てる、任命する」といった意味合いがあり、「他者のために代わりに行う者」という代理のニュアンスを強調しています。

ニュアンス


  • アメリカでは正式な弁護士、もしくは法廷で依頼人を代理する立場の人に対して使われます。

  • 「lawyer」と比べても、「attorney」は法的代理権を行使する正式な立場を強調する表現です。

  • フォーマルな響きがあり、日常会話だけでなく公的文書や法的契約書などでも頻繁に登場します。

使用時の注意点


  • 口語・カジュアルな場面では単に「lawyer」と言われることが多いですが、法廷やビジネス上重要なシーンでは「attorney」という表現がよく使われます。

  • イギリス英語では、法体系の違いから「attorney」という表現はあまり使われず、「solicitor」「barrister」に分類される傾向があるため、混同に注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(可算名詞)ですので、a(n) attorneyattorneys の形で使われます。

  • 他動詞・自動詞の使い分けなどはありません。「attorney」は動詞ではなく、純粋に「弁護士」を指す名詞です。

よく使われる構文やイディオム


  • to hire an attorney: 弁護士を雇う

  • to consult one’s attorney: 自分の弁護士に相談する

  • attorney at law: 法廷で活動できる弁護士(資格をもつ弁護士)

  • power of attorney: 委任状(法的権限を他人に委任する文書)

フォーマル/カジュアル例


  • フォーマル: “I would like to consult my attorney regarding this matter.”

  • カジュアル: “I’m going to talk to my lawyer about it.”


5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I need an attorney to help me with this speeding ticket.”

    (スピード違反のことで、弁護士に相談しないといけないんだ。)


  2. “My neighbor is an attorney and she gave me some advice.”

    (隣人が弁護士なので、ちょっとアドバイスをくれたよ。)


  3. “He became an attorney because he wanted to help people.”

    (彼は人々を助けるために弁護士になったんだって。)


ビジネス(ややフォーマル)


  1. “Our company’s attorney will review the contract before we sign.”

    (契約書にサインする前に、会社の弁護士がチェックします。)


  2. “Please direct all legal inquiries to our attorney.”

    (法的なお問い合わせはすべて当社の弁護士にお願いします。)


  3. “We hired an attorney to handle intellectual property issues.”

    (私たちは知的財産の問題を処理するために弁護士を雇いました。)


学術的・専門的な文脈(フォーマル)


  1. “An experienced attorney can provide valuable insight into complex legal disputes.”

    (経験豊富な弁護士は、複雑な法的紛争に関して貴重な見識を提供してくれます。)


  2. “The role of an attorney in mediation is significantly different from that in litigation.”

    (調停における弁護士の役割は、訴訟における役割とは大きく異なります。)


  3. “Many legal scholars analyze historical cases to understand the evolution of an attorney’s professional responsibilities.”

    (多くの法学者は、弁護士の専門的責任の変遷を理解するために歴史的な事例を分析します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. lawyer(弁護士)


    • 一般的な「弁護士」の総称。米英ともに広く使われる。

    • 「attorney」は役割や資格を強調する場合に多く、よりフォーマルな響き。


  2. counsel(法律顧問、顧問弁護士)


    • 弁護士としての立場だけでなく、「助言する人」のニュアンスあり。イギリスでもフォーマルに使われる。


  3. solicitor(事務弁護士)


    • 主にイギリスで使われる。法廷での代理よりも事務手続きがメインの弁護士。


  4. barrister(法廷弁護士)


    • イギリスや特定の地域における法廷での代理人。


反意語 (Antonyms)


  • 厳密な反意語は存在しませんが、立場として対になるのはclient(依頼人)やdefendant(被告)・plaintiff(原告)などです。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /əˈtɝːni/

  • イギリス英語: /əˈtɜːni/

強勢(アクセント)の位置


  • “a*t*torney” の “-tor-” の部分にアクセントが来ます。 /ə-TUR-nee/ または /ə-TUR-ni/

発音の違い


  • アメリカ英語では “tɝ” と発音される部分が、イギリス英語では “tɜː” と少し長めの音で発音されます。

  • どちらも子音 “t” の後にストレスがくるため、母音の長さや “r” の発音が異なる点に注意しましょう。

よくある発音ミス


  • “to” の部分を強く発音せず、漠然と「アターニー」と言ってしまう。実際は中間母音 /ə/ で始まり、第二音節にストレスを置きます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:

    “attorney” は “r” が1回だけ、 “t” が2回入る点を忘れがちです。

    例: “attourney” や “atorney” などのミスに注意。


  2. 同音異義語との混同:

    発音が似た単語はそれほど多くありませんが、 “turn” などの入り方から混同する可能性があります。しっかり音節を区切って覚えるのがおすすめ。


  3. TOEIC・英検などの試験対策:

    ビジネスでの契約書関連や法律関連の文脈で登場する可能性があります。役職(attorney、accountant、consultantなど)とセットで出題される場合が多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “attorney” の “tor” は「代理をする人(代理人)」というイメージで覚えると良いでしょう。

  • スペル覚え方の一例: “A + TT + OR + NEY” のブロックに分けて書く。

  • 「委任されて(appointed)法的行為をする人だから attorney」というストーリーでイメージすると頭に残りやすいです。

  • 辞書で “attorney” を調べると必ず “lawyer” と比較されることが多いので、両者をセットで覚えることで理解が深まります。


以上が “attorney” の詳細解説です。アメリカでは「弁護士」を指す際に非常によく使われるフォーマルな単語ですので、法律関連の文脈やビジネス文書などで頻出します。ぜひ使い方を覚えておきましょう。

意味のイメージ
attorney
意味(1)

《米》=lawyer

意味(2)

代理人

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