最終更新日:2025/02/25

それらの違いにもかかわらず、その2つの絵は非常に似ています。

正解を見る

Despite their differences, the two paintings are very much alike.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

alike

形容詞

似ている;同様である

このボタンはなに?

それらの違いにもかかわらず、その2つの絵は非常に似ています。

このボタンはなに?
解説

以下では形容詞「alike」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語 / 日本語)


  • 英語: alike = “similar” / “in a similar way”

  • 日本語: 「よく似ている」「同様である」という意味で、「二つ(または複数)のものが同じように感じられる状態」を表します。

    たとえば、「These two paintings are alike.(これら二つの絵はよく似ています)」のように使います。人や物事が似ているというニュアンスで、かしこまらない日常的な文脈からフォーマルな場面まで幅広く使われる単語です。

品詞


  • 主に形容詞として使われます。

  • 副詞として「同様に」という意味で使われることもあります(例: “Parents should treat all their children alike.”)。

活用形


  • 形容詞: alike(比較級・最上級は一般的には用いません。「more alike」「most alike」は稀な表現ですが、意味を強めたいときに使われることがあります)

  • 副詞: alike(形は同じです)

他の品詞の場合の例


  • 「like」が前置詞や動詞で使われる場合がありますが、「alike」は基本的に形容詞か副詞で、名詞や動詞の形はありません。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    ある程度英語になじんだ学習者が、より豊かな表現を身に付けるために覚える単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: 「like」(似ている、~のようだ)

  • 接頭語や接尾語は特に明確に分解されませんが、「a-」は古英語由来で「同じ状態に」「~の方向へ」などのニュアンスを加えることがあります。

関連語・派生語


  • like(前置詞・動詞・形容詞・名詞): 「~のように」「~が好きだ」「似たような」「同等のもの」

  • likewise(副詞): 「同様に」「同じようにして」

よく使われるコロケーション(10個)


  1. look alike


    • 日本語訳: 「見た目が似ている」


  2. sound alike


    • 日本語訳: 「音(発音)が似ている」


  3. are alike in many ways


    • 日本語訳: 「多くの点で似ている」


  4. treat everyone alike


    • 日本語訳: 「皆を公平に扱う」


  5. strikingly alike


    • 日本語訳: 「驚くほど似ている」


  6. surprisingly alike


    • 日本語訳: 「驚くほど似ている」


  7. alike in size


    • 日本語訳: 「大きさが同じくらいである」


  8. alike in appearance


    • 日本語訳: 「見た目が似ている」


  9. appear alike


    • 日本語訳: 「同じように見える」


  10. share alike


    • 日本語訳: 「同様に分かち合う」



3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “gelīc” や “on līc” などの形に由来するとされ、同じ状態であることを強調する「a-」と、「like(似ている)」が結びついてできた言葉です。

ニュアンス


  • 「同じ骨格」や「同じ性質」を持っていて区別がつきづらいようなイメージを含みます。

  • 口語・文章どちらにも使えますが、「alike」は文末や補語的に置かれやすい表現です。たとえば “These two ideas seem alike.” と言えば、フラットな印象で「同じ感じだね」と伝えられます。


4. 文法的な特徴と構文

1) 形容詞の「alike」は、補語として使われることが多い


  • 例: “They look alike.”(主語+動詞+補語)

    2) 副詞の「alike」は「同様に」「一様に」という意味で使われる

  • 例: “All citizens should be treated alike.”(everyone should be treated in the same way)


    • フォーマル / カジュアル:

    • カジュアルにもフォーマルにも使える言葉ですが、文書表現では “similarly” を使う場合も多いです。

    • 名詞としては使われない点に注意してください。



5. 実例と例文

5-1. 日常会話での例文 (3つ)


  1. “Your twins really do look alike.”


    • 「あなたの双子、本当にそっくりだね。」


  2. “My sisters are alike in many ways.”


    • 「私の姉妹たちは多くの面で似ています。」


  3. “These cups are alike, so be careful not to mix them up.”


    • 「これらのカップは同じように見えるから、間違えないように気を付けてね。」


5-2. ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “The two proposals are alike in structure but differ in budget.”


    • 「その2つの提案は構成は似ていますが、予算面では異なります。」


  2. “We strive to treat all our clients alike, ensuring they receive the same level of service.”


    • 「私たちはすべての顧客を同様に扱うよう努めており、同じレベルのサービスを提供しています。」


  3. “Though the products appear alike, the manufacturing process is distinct.”


    • 「製品は似ているように見えますが、製造工程は異なります。」


5-3. 学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Genetic studies show that these species are surprisingly alike.”


    • 「遺伝子研究によると、これらの種は驚くほど似ていることがわかっています。」


  2. “The two theories, while alike in premise, lead to different conclusions.”


    • 「2つの理論は前提こそ似ていますが、異なる結論に至ります。」


  3. “In morphological terms, the samples are alike, suggesting a common ancestor.”


    • 「形態学的には、これらのサンプルは類似しており、共通の祖先を示唆しています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. similar(似ている)


    • 例: “These two paintings are very similar.” → 「alike」とほぼ同じ意味だが、形容詞として文頭でも名詞の前でも置きやすい。


  2. akin(同種の、類似した)


    • 例: “His ideas are akin to mine.” → よりフォーマルかつ抽象的な印象。


  3. comparable(比較できる、ほぼ同等の)


    • 例: “The results are comparable to last year’s data.” → 似通っていて比較対象になりうる意味合い。


反意語 (antonyms)


  1. different(異なる)


    • 例: “Our opinions are completely different.”


  2. distinct(明確に異なる)


    • 例: “Those two designs are distinct in style.”


「alike」は「その他大勢の中での似通い」を指し、「similar」は汎用的、「akin」はやや文語的、「comparable」は比較対象になるというニュアンスが強いという違いがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /əˈlaɪk/

  • 強勢は “-like” の部分にあります(/ə-LIKE/)。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはなく、どちらも /əˈlaɪk/ が一般的です。

  • よくある間違い: 最初の “a” を強く発音してしまったり、「アライク」としてしまう。実際は /ə/(シュワー)で弱く発音し、語末 “-like” をはっきり発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “alik” や “alikee” のように書いてしまわないように注意しましょう。

  2. 「like」と混同: “I like you.” とか “It looks like a dog.” とは全然違う意味合いです。“like” は「~が好き」「~のように」という意味、alike は「似ている」「同様に」という形容や副詞的意味です。

  3. 試験対策: TOEICや英検などでも、接続詞や副詞問題の選択肢に “alike / likely / like” などが並び、混同させる問題が出ることがあります。用法の違いをしっかり把握すると点数アップに役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「like(好き)」と同じ綴りを含むが、「同じように」を意味する別の単語と考えると理解しやすいです。

  • もし「二つのものが同じように“好き”」と思えば、心の中で “like” という単語を思い出しやすいかもしれません。

  • スペリング上は “a + like” と覚えると、「a(~の状態)+ like(似ている)」で「似ている状態」とイメージしやすいでしょう。


以上が形容詞・副詞「alike」の詳細な解説となります。人や物が「同じように見える」「同様に扱われる」など、物事の似通いや共通点を表すときに便利な単語です。ぜひ使い方をマスターしてみてください。

意味のイメージ
alike
意味(1)

同様である

その姉妹はとても良く似ている。

このボタンはなに?
意味(2)

《複数の人・物が》似ている《similar》

彼らの言いわけはどれも似たりよったりだった。

このボタンはなに?

TOEIC英単語(TSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★