元となった辞書の項目
partner
解説
1. 基本情報と概要
単語: partner
品詞: 名詞 (動詞としても使われることがあります)
意味(英語): someone who takes part in an activity or relationship with another person
意味(日本語): 一緒に活動・関係を持つ相手、相棒、仲間、共同経営者など
「partner」は、ダンスのペアやビジネス上の共同経営者、恋人、学習相手など、何かを“共有して行う相手”を表す単語です。とても広い文脈で使われる名詞で、互いの協力や対等な立場などをイメージさせるニュアンスが含まれます。
活用形
- 単数形: partner
- 複数形: partners
他の品詞形
- 動詞: to partner (例: “We partnered with another organization.”)
- 「共同で活動する」「提携する」という意味を持ちます。
- 「共同で活動する」「提携する」という意味を持ちます。
※CEFRレベルの目安: B1(中級)
「partner」は日常的にもビジネスでも使いやすく、比較的学習初期から馴染みのある単語ですが、複数の文脈で使われるため中級レベル相当としています。
2. 語構成と詳細な意味
「partner」は、大きくは “part”(部分)から派生していると言われています。人と役割や活動の一部を“分かち合う(かち合う)相手”というイメージが語源的にも帯びています。
関連する派生語や類縁語
- partnership (名詞) : 共同事業、協力関係
- part (名詞/動詞) : 一部、分ける
よく使われるコロケーション(関連フレーズ10選)
- business partner(ビジネスパートナー)
- dancing partner(ダンスの相手)
- life partner(人生の伴侶)
- crime partner(犯罪の共犯者)
- partner in crime(共犯者/悪友、よく一緒に行動する仲間)
- sexual partner(性的なパートナー)
- study partner(勉強仲間)
- partner up with ~(~とパートナーを組む)
- teammate and partner(チームメイト兼パートナー)
- strategic partner(戦略的パートナー)
3. 語源とニュアンス
語源
- 中英語の “partener” やその前身の “part” (分ける) に由来すると考えられています。
- もともと「一緒に分け合う人」というニュアンスで、協力関係や共同活動を示す言葉として中世から使われてきました。
ニュアンス・使用時の注意
- 「partner」は恋愛関係・仕事関係・趣味やスポーツなどさまざまな場面で使われます。
- 公的な文章でも、カジュアルな日常会話でも使える比較的汎用度の高い単語です。
- 恋愛相手をパートナーと呼ぶときは、結婚をしていなくても長く一緒にいる相手を指す場合が多いです(フォーマルな場面でもニュートラルな印象で伝えられます)。
4. 文法的な特徴と構文
名詞として
- 可算名詞: “He is my partner.” (彼は私のパートナーです)
- 複数形 “partners” で「複数のパートナー」を指すことも可能。
動詞として
- “to partner (with someone)” 他動詞的に “人と組む” という意味で使います。
例: “Our company partnered with a local business.”
フォーマル/カジュアル
- フォーマル: ビジネス文書や公的な挨拶でも使われる (“partner company”など)。
- カジュアル: 友人や家族同士の会話でもよく使われる (“dance partner”など)。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I’m going to the gym with my workout partner tonight.”
(今夜、ジムにトレーニング仲間と行くんだ。) - “She’s my dance partner for the competition.”
(彼女はその競技会のための僕のダンスパートナーなんだ。) - “Do you want to be my running partner?”
(一緒にジョギングしない?)
ビジネスでの例文
- “I met my business partner at a networking event last year.”
(私は昨年のネットワーキングイベントでビジネスパートナーに出会いました。) - “Our firm is looking for a strategic partner to expand overseas.”
(わが社は海外展開のための戦略的パートナーを探しています。) - “We should partner with a local company that understands the market.”
(その地域の市場を理解している地元企業と提携すべきです。)
学術・フォーマルな文脈での例文
- “The university has become a research partner with several tech companies.”
(その大学はいくつかのテック企業と研究パートナー関係を結んでいます。) - “They have identified their partner institutions to collaborate on this project.”
(彼らはこのプロジェクトで協力する提携機関を特定しました。) - “Partnerships between academic and industrial sectors can yield innovative solutions.”
(学術界と産業界の連携は革新的な解決策を生み出す可能性があります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- companion(仲間)
- 友人・付き添い的なニュアンスが強い。
- 友人・付き添い的なニュアンスが強い。
- ally(同盟国・協力者)
- 政治的・軍事的な協力関係を指すことが多い。
- 政治的・軍事的な協力関係を指すことが多い。
- associate(仲間・同僚)
- ビジネス上の同僚や関係者をフォーマルに表現する際に使われる。
- ビジネス上の同僚や関係者をフォーマルに表現する際に使われる。
- teammate(チームメイト)
- スポーツやプロジェクトなどチーム単位での仲間。
- スポーツやプロジェクトなどチーム単位での仲間。
反意語
- competitor(競合相手)
- rival(ライバル)
「partner」は協力関係を強調するのに対し、「competitor」「rival」は競合・対立関係を強調します。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA(米音): /ˈpɑːrt.nɚ/
- IPA(英音): /ˈpɑːt.nə/
アクセント
- “PAR” の部分を強く発音します。
- アメリカ英語では「パートゥナー」に近い音、イギリス英語では「パートナー」に近い音です。
- 末尾の “r” の発音や “t” の発音に違いが出る場合があり、アメリカ英語では “r” を強めにはっきりと発音する傾向があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “partner” の “t” と “n” の位置を間違うことがあります。「partener」で間違えるケースに注意しましょう。
- 同音異義語との混同: 直接の同音異義語はありませんが、「artar」などとはスペリングが紛らわしいので注意が必要です(実際にはあまり使われません)。
- 資格試験での頻出: TOEICなどで「business partner」や「partner with other companies」の形で出題されることがあります。文中で自然に理解できるように場面ごとの使い方を習得しておくとよいでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「part」+「-ner」で“何かを一緒に分かち合う相手”というイメージで覚えましょう。
- 自分と同じ“パート”(=部分)を持っている人、と考えると頭に残りやすいです。
- ビジネス・ダンス・恋愛などさまざまな“パート”を共有する人を思い浮かべると、使いどころの幅広さも理解できます。
以上が名詞「partner」の詳細解説です。さまざまな状況で使える便利な単語なので、ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(いっしょに活動する)相手,仲間
意味(2)
共同経営者,共同出資者
意味(3)
(二人以上が組んで敵に対するゲーム・競技の)味方,パートナー
意味(4)
(ダンスの)相手
意味(5)
夫または妻,配偶者