最終更新日:2025/09/05

The cat is sleeping peacefully beneath the old oak tree.

正解を見る

その猫は古いオークの木の下で平和に眠っています。

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

beneath

前後置詞

...の下に;...の圧力下に,...に支配されて;...より劣って;...に値しない

このボタンはなに?

その猫は古いオークの木の下で平和に眠っています。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: beneath

品詞: 前置詞(preposition)、副詞(adverb)としても使用される場合あり

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2(中上級): ある程度まとまった英語の文章を読み書きでき、やや抽象的な話題も理解・表現できるレベルです。

英語での意味


  • 「beneath」は、“in or to a lower position than something/someone”(何かや誰かの下に、または下の位置に)を表します。

日本語での意味


  • 「〜の下に」「〜の下で」「〜より低い位置に」などの意味を持ちます。

  • たとえば、建物や物体の下にあることを示したり、地位や評価など抽象的な意味で「下位」や「劣る」関係を表したりします。

  • 「under」に比べてやや文語的、またはフォーマル・文学的なニュアンスがあります。

「beneath」は何かの“下”にあることを示すときに使うフォーマルな印象の単語です。話し言葉というよりは文章で見かけることが多いかもしれません。

活用形


  • 基本的に前置詞・副詞として使われるため、動詞のように時制による変化などの活用はありません。

他の品詞になったときの例


  • 「beneath」は主に前置詞・副詞で使われ、形容詞や名詞としては一般的ではありません。派生品詞としてはほとんど見られない単語です。


2. 語構成と詳細な意味

「beneath」は、古英語の要素が組み合わさって生まれた単語で、明確な接頭語や接尾語が分離しやすい形ではありません。


  • be- : もともとは「周りに」「〜以内で」といった意味を持っていた接頭語。

  • neath : 古英語の “niþer” (下) などが言語変化を経て “neath” の形をとるようになったものと考えられます。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. “beneath the surface”


    • 表面の下、表面下に


  2. “beneath the floorboards”


    • 床板の下に


  3. “beneath one’s dignity”


    • プライド・品位を傷つけるような(自分の品位に合わない)


  4. “hidden beneath”


    • ~の下に隠れている


  5. “beneath the waves”


    • 海面の下に、波の下に


  6. “beneath the soil”


    • 土の下に


  7. “beneath suspicion”


    • 疑いの余地もない(怪しまれない)


  8. “beneath contempt”


    • 軽蔑に値しない(論外)ほどひどい


  9. “beneath the moonlight”


    • 月明かりの下で


  10. “beneath the radar” (idiomatic)


    • 世間の注意を引かずに、目立たない形で



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語の“beneoþan”や“beneothan”に由来し、「下」を意味する要素が含まれていました。中英語を経て “beneath” の形に変化し、近代に至るまで「下に」を表す前置詞として使われてきました。

  • ニュアンス: 「under」よりもやや文語調・文学的であり、詩的な表現にもよく使われます。「beneath one’s dignity」など抽象的・比喩的な表現にも馴染みます。

  • 使用シーン: 堅めの文章や物語、詩的表現などで頻出。日常会話の中では「under」を代わりに使うことが多いですが、ややフォーマルな場面や文学的なニュアンスを出したいときに「beneath」を使うとよいでしょう。


4. 文法的な特徴と構文


  • 文法上のポイント:


    • 前置詞なので、後ろに名詞(句)が続くことで意味を成します。

    • 副詞として使われる場合、「下にある」「下に隠れている」など、その場所を指す形で使われることがあります。

    • 他動詞・自動詞の使い分けは必要なく、名詞を伴う前置詞として使用するのが一般的です。


  • 一般的な構文:


    1. “beneath + 名詞”


      • 例: “There is a treasure chest beneath the old oak tree.”(古いオークの木の下に宝箱がある。)


    2. 副詞的用法: “I looked, but nothing seemed to lie beneath.”


      • (私は見たが、下には何もなさそうだった。)のように“lie beneath”が副詞的に動きを示す。



  • フォーマル度合い:


    • 書き言葉・文語で比較的よく使われる。日常会話でも意味は通じるものの、「under」のほうが一般的。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文(3つ)


  1. “I found my keys beneath the couch cushion.”


    • ソファのクッションの下から鍵を見つけたよ。


  2. “Please check beneath the table for your bag.”


    • テーブルの下を確認して、バッグがないか見てみて。


  3. “Someone left a note beneath my door.”


    • 誰かが私のドアの下にメモを残していったよ。


(2) ビジネスの場面での例文(3つ)


  1. “The files are stored in a safe compartment beneath the main desk.”


    • 書類はメインデスクの下にある安全な収納スペースに保管されています。


  2. “Our office places quality and integrity beneath no other values.”


    • 当社は品質と誠実さを最優先の価値として位置づけています。(下に置かない=何よりも重視する)


  3. “It’s crucial not to let personal issues remain hidden beneath professional responsibilities.”


    • 個人的な問題を仕事の責任の陰に隠したままにしないことが重要です。


(3) 学術的・文芸的な場面での例文(3つ)


  1. “Beneath the layers of sediment, archaeologists discovered ancient pottery shards.”


    • 堆積物の層の下から、考古学者たちは古代の陶器のかけらを発見しました。


  2. “Her novel explores the turmoil that lies beneath society’s calm facade.”


    • 彼女の小説は、社会の穏やかな外面の下に潜む混乱を描いている。


  3. “Beneath the moonlight, the ruins took on an ethereal beauty.”


    • 月明かりの下で、廃墟は幻想的な美しさを帯びた。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. under(〜の下に)


    • 一般的かつ口語的。日常的に最もよく使われる “下” を表す前置詞。


  2. below(〜の下に、〜より低い)


    • 水平線や基準点などから「下方にある」ときに使われることが多い。数値やレベルでも使われる。


  3. underneath(〜の下に、下側に)


    • “beneath” よりも口語的で、下に隠れているニュアンスが強い。


反意語


  • above(〜の上に)


    • 相対する意味として、一番わかりやすいのは「上」を表す “above” です。


ニュアンスや使い方の違い


  • “beneath” はやや文語調またはフォーマル痛感を伴い、抽象的な「下位」や「軽蔑的な対象」を表す言い回しにも使われる。“under” は最もベーシックで広範囲に使える。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /bɪˈniːθ/

  • アクセント: “beNEATH” のように、「第二音節」に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな差はなく、どちらも /bɪˈniːθ/ と発音されます。

  • よくある発音の間違い: “beneath” の最後の “th” の発音を /θ/(無声音)ではなく /ð/(有声音)にしてしまう間違いなどに注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “beneath” の最後が “th” であることを忘れて “beneathh” や “beneat” にしてしまうなど。

  • 意味の混同: “under” とほぼ同じ意味として扱える場面が多いが、文語的・抽象的表現に強いという特性を把握しておくと使い分けがしやすい。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは読解パートの語彙問題や文章中の前置詞空所補充で出題される可能性あり。文学的・ビジネス文書の中で “beneath” が出たら「下方、あるいは下層」を示すという点を把握しておくと解答しやすい。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “beneath” の “be-” は「~の状態にある」、 “-neath” は「下」を想起させると覚えるとよいです。

  • “beneath the surface”(表面下にある)をイメージすれば、表面的には見えない「下」を表すとき使いやすい、と印象づけられます。

  • 覚えるときは「下」をイメージする絵や写真と一緒にフレーズを書いておくと定着しやすくなるでしょう。


以上が “beneath” の詳細な解説です。やや硬い言い回しとして、「under」よりも文章表現や比喩的表現で活躍する単語なので、シチュエーションによって使い分けてみてください。

意味のイメージ
beneath
意味(1)

《地位・能力・価値など》…より下に(で),より劣って

このボタンはなに?
意味(2)

…に値しない,ふさわしくない

意味(3)

《位置・場所》…の下に

彼は彼女より地位が低い。

このボタンはなに?
意味(4)

…の圧力下に,に支配されて

そういうことを言うのは君らしくない。

このボタンはなに?

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 和訳 / フラッシュカード

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★