最終更新日:2025/11/20
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元となった辞書の項目

equation

名詞

等式; 方程式

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解説

以下では、英単語「equation」について、学習者の方にも理解しやすいよう、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語


  • equation

  • 品詞: 名詞 (countable noun = 可算名詞)

意味


  • 英語: “A statement that shows two expressions are equal”

  • 日本語: 「二つの式や量が等しいことを示すための数式(方程式)」。また比喩的に、「物事を考慮するうえでの要因や条件」という意味でも使われます。

    たとえば「The human factor must be added into the equation.(人間的要素も考慮に入れる必要がある)」という表現のように、数学以外でも「ある状況を考える際に重要な要素」というニュアンスで使われることがあります。

活用形や品詞変化


  • 名詞形: equation (単数), equations (複数)

  • 動詞形: equate (~を同一視する、等しいとみなす)

  • 形容詞形: (やや専門的) equational (方程式に関する) など

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)~C1(上級)

    B2 (中上級): ある程度の複雑な文章で数学用語を扱える。

    C1 (上級): 学術的・専門的な内容の理解や議論を行うことができる。


2. 語構成と詳細な意味

語源


  • equation はラテン語の “aequātiō”(同等にすること)に由来し、 “aequus”(等しい)という語根から派生しました。


    • aequus(ラテン語)= equal(英語の equal と同じ語根となる)

    • そこから「均等にすること」「等しい状態」という意味を持つようになり、数学の世界で「二つの式が等しいことを示す表現」として使われています。


よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. solve an equation → 方程式を解く

  2. simplify an equation → 方程式を簡略化する

  3. set up an equation → 方程式を立てる

  4. linear equation → 一次方程式

  5. quadratic equation → 二次方程式

  6. differential equation → 微分方程式

  7. simultaneous equations → 連立方程式

  8. balance an equation → 方程式の両辺が等しくなるように調整する

  9. plug values into the equation → 方程式に数値を代入する

  10. factor an equation → 方程式を因数分解する


3. 語源とニュアンス


  • 前述のとおり、ラテン語の “aequātiō” が元となっています。

  • 数学では非常にフォーマルな文脈で使われますが、日常会話やビジネスシーンなどでは「何かを考慮するとき、方程式のように条件を当てはめて総合的に考える」という比喩的な使い方がされることがあります。

  • 口語で「あの問題(状況)はまだ方程式(問題の条件)に入っていない」というような表現に見られるように、カジュアルな文脈でも使われますが、多くは少し硬め・フォーマルな印象を伴います。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable noun) なので “an equation” / “the equation” / “equations” など、冠詞や複数形とともに使用します。

  • 数学の文脈では当然ながらフォーマルです。

  • 日常会話で「~ is part of the equation」(~は考慮すべき重要な要素だ) のように比喩的に使われる場合もあります。

一般的な構文・イディオム


  1. “(Something) is missing from the equation.”


    • 「(何か)が考慮に入れられていない/不足している」


  2. “Add (something) into the equation.”


    • 「(何か)を考慮に加える」



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I still need to figure out where travel time fits into the equation.”


    • まだ移動時間をどのように考慮に入れるか決められていないんだ。


  2. “Don’t forget that cost is also part of the equation when buying a new car.”


    • 新車を買うときは、費用も重要な要素として考慮しないといけないよ。


  3. “The weather might change the whole equation for our weekend plans.”


    • 天気次第で週末の計画が全部変わってくるかもしれない。


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “We have to incorporate rising material prices into the profit equation.”


    • 利益計算の際に、原材料の価格上昇も考慮に入れなければなりません。


  2. “When we’re negotiating with the client, transparency is a big part of the equation.”


    • クライアントとの交渉では、透明性が非常に重要な要素になります。


  3. “Expanding into that market introduces new variables into the equation.”


    • その市場への拡大は、新たな要因を方程式(全体の計算)に持ち込みます。


(3) 学術・専門的な文脈での例文


  1. “To solve this differential equation, we’ll apply the Laplace transform.”


    • この微分方程式を解くために、ラプラス変換を使用します。


  2. “This equation of motion describes how velocity changes over time.”


    • この運動方程式は、速度が時間とともにどのように変化するかを記述しています。


  3. “Before proceeding, make sure the equation is balanced on both sides.”


    • 先に進む前に、方程式の両辺が釣り合っていることを確認してください。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms / Related Words)


  1. formula(公式)


    • 数学や化学における記号化された表現。ただし “equation” はイコール記号で二つの式が等しいことを示すもの。


  2. expression(式)


    • 単なる式であって、イコール記号がない場合は “equation” ではなく “expression”。


  3. identity(恒等式)


    • どんな値を代入しても常に等しい結果を与える特別な “equation”。


反意語 (Antonym)


  • inequality(不等式)


    • 二つの式や量が等しくないことを示す表現。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ɪˈkweɪ.ʒən/ または /ɪˈkweɪ.ʃ(ə)n/


    • アメリカ英語・イギリス英語ともに、基本的には「イクウェイジュン」のように発音されます。

    • 第2音節「kweɪ」に強勢(アクセント)がきます。


  • よくある間違いとしては、語頭を「エ」(e) ではじめたり、i-quation のように弱く読まずに、e-quation のようにはっきり「イクウェイ~」と発音するので注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「equasion」と書いてしまうことがあるので注意。正しくは “equation” です。

  • 同音異義語: 特に明確な同音異義語はありませんが、「equator(赤道)」や「equate(動詞)」と混同しないようにしましょう。

  • 試験での出題: TOEICや英検などでは直接的な定義問題より、学術的リーディングやビジネス文章中で比喩として使われるケースがあります。「コストや時間などの要素を総合的に考慮化する」といった文脈の読解問題に出る可能性が高いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Equation” = “Equal” + “-tion” と押さえて、「イコールを表す言葉」と覚えるのが手軽な方法です。

  • 「イコール (=)」が必ず入るのが “equation”、英語の “equal” と同じ語源で「等しい状態を表す数式」だとイメージすると覚えやすいでしょう。

  • スペルは “e + qua + tion” の三つのまとまりを意識して区切りながら覚えると間違いにくいです。


以上が、英単語「equation」の詳細な解説です。数学的な場面だけでなく、日常やビジネスでも「ものごとを考慮するときの要素」という比喩表現で使われることに注目して、ぜひ使いこなせるようになってください。

意味のイメージ
equation
意味(1)

等式; 方程式

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 和訳 / 選択問題

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