最終更新日:2025/08/09

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元となった辞書の項目

instance

名詞

〈C〉例, 実例 / 場合

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解説

1. 基本情報と概要

英語: instance

日本語: 事例、実例、例

「instance」は「ある特定の事例や例」という意味の名詞です。たとえば、「ある出来事や事象を説明するための一つの例」というニュアンスで使われます。よく「for instance(例えば)」という形で、「何かを説明するときに具体例を挙げる言い回し」として用いられます。


  • 品詞: 名詞 (countable noun)

  • 活用形: 名詞なので、単数 (instance)、複数形 (instances) として使われます。

また、派生形や関連する品詞としては、形容詞の「instant(即時の)」や、副詞「instantly(即座に)」などがありますが、これらは意味や使い方が異なる点に注意が必要です。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2:中上級レベル。日常会話や実務でも使える応用的な表現が求められます。「for instance」など高校や大学の英語学習で自然に出てくる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • in-(強い接頭語ではありませんが、ラテン語由来の “in” が「近い」「〜の中に」のニュアンスを含むことが多い)

  • st(ant) + -ance(stand に由来した “state of standing” のニュアンスが含まれ、ラテン語 “instantia” からの派生)

“instance” はラテン語の “instantia”(立ち向かう、迫る、ある状態に立っている などの意)から来ています。これが転じて「目の前に立ち現れたものの例(具体的事例)」という意味合いを持つようになりました。

派生語や類縁語


  • instant(形容詞・名詞): 「即時の」「瞬間」「瞬時」

  • instantly(副詞): 「即座に」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. for instance(例えば)

  2. in this instance(この場合において)

  3. an instance of discrimination(差別の一例)

  4. a rare instance(珍しい例)

  5. the first instance(第一審/最初の事例)

  6. typical instance(典型的な例)

  7. isolated instance(単独の事例)

  8. countless instances(無数の例)

  9. documented instance(記録されている事例)

  10. an instance arises(ある事態が生じる)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語 “instantia” → 「迫っていること」「直面すること」

    歴史的には「強く要求する」「迫る」といった意味合いがありましたが、そこから転じて「(何かを説明するときに提示される)具体例」として使われるようになりました。


  • ニュアンス:


    • 中立的・客観的な言葉として文章やスピーチで頻繁に利用されます。

    • 口語でも「for instance」という形で「例えば」を示すときによく使われます。

    • フォーマル/インフォーマルどちらでも機能しますが、ビジネスやアカデミックな文脈では特に便利な単語です。



4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞として扱われるため、単数・複数の使い分けに注意


    • a single instance / multiple instances


  2. 典型的な構文


    • “For instance, …”: 例示を導入する言い回し

    • “In this instance, …”: 特定の事例を強調する言い回し


  3. イディオムやセットフレーズ


    • “at the first instance” → 「最初に」「第一段階で」

    • “in the first instance” → 「最初は」「第一には」


使用シーンとしては、論文やプレゼンテーションでも「instance」はしばしば登場しますし、カジュアルな会話でも「for instance」は比較的広く使用されます。


5. 実例と例文

ここでは、日常会話、ビジネス、学術的文脈の3つに分けて例文を示します。

日常会話(3例)


  1. “For instance, if it rains tomorrow, we might have to cancel the picnic.”


    • 例えば、もし明日雨が降ったら、ピクニックは中止かもしれないね。


  2. “I’ve seen many instances where people help strangers in need.”


    • 困っている見知らぬ人を助ける場面を何度も見たことがあるよ。


  3. “In this instance, I think we should agree with her suggestion.”


    • この場合は、彼女の提案に賛成すべきだと思うな。


ビジネスシーン(3例)


  1. “Could you provide an instance of how this new policy improved sales?”


    • この新ポリシーがどのように売上を改善したのか、具体的な例を挙げてもらえますか?


  2. “In the first instance, we need to clarify our company’s objectives.”


    • まず最初に、当社の目的を明確にする必要があります。


  3. “There have been several instances of successful collaboration between the two departments.”


    • その2部署間では、いくつかの成功した協力事例があります。


学術的文脈(3例)


  1. “This study examines instances of social behavior in early childhood settings.”


    • この研究は、幼児教育の場における社会的行動の事例を検証します。


  2. “One notable instance of this phenomenon was documented in the 1990s.”


    • この現象の顕著な例の一つは、1990年代に記録されています。


  3. “By analyzing multiple instances from different regions, we can draw a broader conclusion.”


    • 異なる地域の複数の事例を分析することで、より広範な結論を導くことができます。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. example(例)


    • より日常的で「見本」としてのニュアンスが強い。


  2. case(事例)


    • 法律や医学など特定分野でよく使われ、「ある状況や事例」という意味。


  3. occurrence(出来事)


    • 自然発生的な事柄に対して用いられることが多い。


  4. illustration(例示、挿絵)


    • 説明のための具体的な示例や挿絵にフォーカス。


反意語(厳密な対義語はありませんが、概念的に逆の立場で)


  • generalization(一般化)


    • 個別の事例 “instance” の逆で、「一般的な話」にフォーカスする場合に使われます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈɪn.stəns/


    • アクセント(強勢)は最初の “in” に置かれます。


  • アメリカ英語: [インスタンス] /ˈɪn.stəns/

  • イギリス英語: 同じく /ˈɪn.stəns/

  • よくある発音の間違い: “instant” (/ˈɪn.stənt/) と混同して語尾の /t/ が入ってしまう。


    • “instance” は「-stən(s)」、最後は /t/ ではなく小さな /s/ または /ns/ の音です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 「instance」と「instant」の混同


    • “instant” は「瞬間」や「即時の」という意味の形容詞・名詞。「for an instant(ほんの一瞬の間)」は間違えやすいフレーズです。


  2. スペルミス


    • “instence” や “instanse” のように誤記しがち。


  3. TOEICや英検での出題傾向


    • 「For instance」を使った例示構文が穴埋め問題などに出ることが多い。

    • “instance” と “instant” を見分ける問題が出題される場合もあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “For instance” = “For example(例えば)”と置き換え可能なので、「i」と「e」の形でセットで覚えると、「例示をするときのiはinstance、eはexample」と関連付けしやすいです。

  • 「instant ramen(インスタントラーメン)」は「すぐに食べられる」という意味の“instant”なので、“-t” で終わるほうが「即座に」というイメージ、と区別してみると覚えやすいです。

  • 単語カードなどで “instance” と “for instance” をまとめて覚えると、自然に使えるフレーズとして身につきます。


以上が “instance” の詳細解説です。文書・会話ともによく使われる便利な単語なので、例文やフレーズとあわせてぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
instance
意味(1)

,実例

意味(2)

場合

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / 選択問題

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