元となった辞書の項目
arrow
解説
1. 基本情報と概要
単語: arrow
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語)
An “arrow” is a slender, pointed projectile that is shot from a bow.
意味(日本語)
「矢」を指す言葉です。弓で放ったり、方向を示すアイコンのような物(→)にも使われます。「arrow」は「先のとがった、棒状の矢」というニュアンスで、物理的な矢にも、コンピューター画面や看板などの矢印アイコンにも使います。
- こういう場面で使われる:戦闘シーン、狩猟の道具、看板や地図で方向を示すなど。
- こういうニュアンス:一直線に飛ぶ、何かを指し示す、方向を指定するイメージがあります。
活用形
「arrow」は可算名詞なので、複数形は「arrows」となります。
他の品詞に変化する例
- 動詞化はあまり一般的ではありませんが、「to arrow across the sky(空を一直線に駆け抜ける)」のように比喩的に使われることがあります。
- 形容詞化はほとんどしませんが、例として「arrow-shaped(矢の形をした)」という形容詞表現が存在します。
CEFRレベルの目安
- B1(中級)
「arrow」は日常会話に頻繁に登場するわけではありませんが、物語や説明文などで出てくる語彙として中級レベルで学ぶ機会があります。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- 語幹: arrow
- 矢を指す単語そのものとして機能しています。
- 矢を指す単語そのものとして機能しています。
- 接頭語や接尾語がつく形は一般的には見られません。
関連語(派生語・類縁語)
- arrowhead(矢じり、矢印の先端部分)
- arrowroot(クズウコンの一種; 食用のでんぷんとして使われる)
- arrow-shaped(矢の形をした)
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- shoot an arrow
(矢を放つ) - bow and arrow
(弓矢) - follow the arrow
(矢印に従う) - arrow keys
(パソコンの矢印キー) - quiver of arrows
(矢筒の中の矢) - straight as an arrow
(矢のように真っすぐ) - arrow indicating the way
(方向を示す矢印) - arrow pointing upward
(上向きの矢印) - poison-tipped arrow
(毒の塗られた矢) - archery arrow
(アーチェリー用の矢)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「arrow」は古英語の「earh, arwe」に由来します。ゲルマン系の言語にも似た単語があり、古くから弓矢文化とともに使われてきました。
歴史的な使用
- 人類の歴史の中で弓矢は狩猟、戦闘、儀式など多岐にわたり使われてきました。
- 近代になると実戦よりもスポーツ(アーチェリー)やシンボル(標識・アイコン)としての意味合いが強まっています。
ニュアンスや感情的な響き
- 物理的な矢を指すときは、攻撃や競技の道具というやや力強いイメージがあります。
- 看板やコンピューターの矢印のようなシンボルとしては、「方向を明確に示す」「直線的」というニュアンスを持ちます。
使用時の注意点
- カジュアルにもフォーマルにも使えますが、文章や会話で使う際には、文脈によって「時代劇やファンタジー設定の武器」「地図上の矢印」「パソコンのアイコン」などイメージが異なるので注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞
- 「an arrow」「two arrows」「some arrows」のように数えられます。
- 「an arrow」「two arrows」「some arrows」のように数えられます。
- 一般的な構文例
- “(Someone) shoots an arrow” / “(Someone) fires an arrow”
- “(There) is an arrow pointing to the right.”
- “(Someone) shoots an arrow” / “(Someone) fires an arrow”
イディオム
- straight as an arrow
「真っすぐな」または「非常に正直な」という比喩的表現。 - time flies like an arrow
「光陰矢のごとし」という意味のことわざ。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I saw an arrow sign on the road telling us to turn left.”
(道路で左折を示す矢印を見たよ。) - “Could you pass me that pencil with the arrow design on it?”
(矢印のデザインがある鉛筆を取ってくれる?) - “Use the arrow keys to move the cursor on the screen.”
(画面上のカーソルを動かすには、矢印キーを使ってください。)
ビジネスでの例文
- “Please follow the arrows on the floor to find the conference room.”
(会議室へ行くには、床の矢印に従ってください。) - “The presentation slide has an arrow indicating the company’s growth trajectory.”
(プレゼンのスライドには、会社の成長軌跡を示す矢印があります。) - “We need clear arrow signs to guide visitors around the office.”
(オフィス内を案内するために、わかりやすい矢印看板が必要です。)
学術的/専門的な例文
- “In archaeology, the discovery of arrowheads can shed light on ancient hunting practices.”
(考古学では、矢じりの発見によって古代の狩猟習慣を知る手がかりになります。) - “The vector field can be represented by arrows showing the direction of each vector.”
(ベクトル場は、各ベクトルの向きを示す矢印によって表現することができます。) - “The diagram uses large arrows to illustrate the flow of energy through the system.”
(その図は、大きな矢印を使ってシステム内のエネルギーの流れを示しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- dart(ダート)
- 小型の投げ矢や吹き矢を指すことが多い。「arrow」より短く、投げたり吹き矢で使われる印象。
- 小型の投げ矢や吹き矢を指すことが多い。「arrow」より短く、投げたり吹き矢で使われる印象。
- bolt(ボルト)
- クロスボウ用の“矢”を指す場合がある。長さが「arrow」とは異なる。
- クロスボウ用の“矢”を指す場合がある。長さが「arrow」とは異なる。
- missile(ミサイル)
- 「arrow」よりも大規模で、近代兵器としてのイメージが強い。
- 「arrow」よりも大規模で、近代兵器としてのイメージが強い。
- projectile(射出物)
- 一般的に何かが飛ばされる物体全般。「arrow」はprojectileの1つという位置づけ。
反意語(厳密な「反対語」は存在しないが関連として)
- shield(盾)
- 攻撃に対抗する防御用具。矢の対極としてイメージしやすい。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA:
- 米音: /ˈær.oʊ/
- 英音: /ˈær.əʊ/
- 米音: /ˈær.oʊ/
- アクセント(強勢)の位置: 「最初の “ar” の部分」に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- 語尾の発音が “oʊ” (米) と “əʊ” (英) で微妙に異なります。
- 語尾の発音が “oʊ” (米) と “əʊ” (英) で微妙に異なります。
- よくある発音ミス: “arrow” を “a-row” のように二音節目を強く発音してしまうケースがあります。意識して最初の音節に力をおきましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「arow」「arro」など、r の数を間違えることがあるので注意。
- 同音異義語との混同:
- 同じ発音をもつ単語は特にありませんが、「narrow(狭い)」との区別など、つづりや見た目を間違えやすいことがあります。
- 同じ発音をもつ単語は特にありませんが、「narrow(狭い)」との区別など、つづりや見た目を間違えやすいことがあります。
- 試験対策(TOEIC・英検など)での出題傾向:
- 大きくは出題されにくいですが、読解問題で「arrow keys」「arrow sign」などが登場する場合があります。文脈から正確に意味を把握できるようにしましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “arrow”は「→」の形を自然に思い浮かべると覚えやすい
- パソコンの矢印や看板の矢印と結びつけるのがおすすめです。
- パソコンの矢印や看板の矢印と結びつけるのがおすすめです。
- “bow and arrow”というセットで覚えると印象に残りやすい
- どちらも武器として一緒に出てきやすい表現なのでイメージしやすいでしょう。
- どちらも武器として一緒に出てきやすい表現なのでイメージしやすいでしょう。
- “arrow”の綴りは “ar + row(漕ぐ)” と分解して覚える
- 読み方も “ar-oh” のイメージで覚えると発音を間違いにくくなります。
以上が名詞「arrow」の詳細解説です。直線的に飛ぶ矢であるだけでなく、方向を指し示す矢印としても幅広く使われる単語なので、しっかりとイメージを結びつけて覚えてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
矢
意味(2)
(用途・形などが)矢に似た物;(記号の)矢印(→)