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A2.1
myself/yourself/himself/herself/ourselves/themselves
「~自身」を表す再帰代名詞
説明
以下では、再帰代名詞 (reflexive pronouns)「myself / yourself / himself / herself / ourselves / themselves」について、より詳しく、わかりやすく説明します。
1. 再帰代名詞とは
再帰代名詞は、「…自身を(に)」 という意味を表す代名詞です。
もともとの人称代名詞(I, you, he, she, we, they)の所有格や目的格に「-self」(単数) または「-selves」(複数) を付けて作られます。
| 主語 | 再帰代名詞 | 例文 |
|---|---|---|
| I | myself | I cut myself. (私は自分を切ってしまった) |
| you | yourself | You should take care of yourself. (自分の体を大事にしないと) |
| he | himself | He hurt himself playing football. (彼はサッカーをしていて自分を痛めた) |
| she | herself | She saw herself in the mirror. (彼女は鏡に映った自分を見た) |
| we | ourselves | We introduced ourselves. (私たちはお互い自己紹介した) |
| they | themselves | They prepared themselves for the trip. (彼らは旅行の準備をした) |
2. 再帰代名詞の主な使い方
(1) 「主語」=「目的語」を表すとき
同じ文の中で、主語が示す人物(またはもの)が 自分自身を目的語とする ときに再帰代名詞を使います。
例:
- I cut myself with a knife.
(私はナイフで自分を切ってしまった)- The cat washed itself.
(その猫は自分自身をなめてきれいにした)
このように、動作を行う人や物と、それを受ける対象が同一である場合に使用します。
(2) 強調表現としての使い方
再帰代名詞は、動作主(主語)を 強調 したいときにも使われます。
この場合、再帰代名詞を省略しても文として成立しますが、強調のニュアンスが失われます。
例:
- I did it myself.
(私はそれを自分でやった)
- 「自分でやったのだ」という強い主張を伝える
- The CEO himself made an announcement.
(CEO自身が発表を行った)
- CEO以外ではなく、CEO本人が行ったことを強調
(3) 「by + 再帰代名詞」で「独力で〜する」という意味
「by + 再帰代名詞」の形で、 「誰の助けも借りずに、独力で」 という意味を表します。
例:
- I solved the problem by myself.
(私はその問題を独力で解いた)- He traveled by himself.
(彼は一人で(=自力で)旅をした)
3. 使い方の注意点
人称と数に注意する
- “myself” は 1人称単数、 “ourselves” は 1人称複数 などのルールに従って使います。
- “myself” は 1人称単数、 “ourselves” は 1人称複数 などのルールに従って使います。
強調対象を間違えない
- 「I myself did it.」のように、文中では強調する要素のすぐ後ろに再帰代名詞を置くことが多いです。
他の目的語と混同しない
- 「I taught me.」とは言わずに「I taught myself.」とします。
- 主語と目的語が同一人物の場合は、必ず再帰代名詞を用います。
- 「I taught me.」とは言わずに「I taught myself.」とします。
4. 例文まとめ
- They enjoyed themselves at the party.
(彼らはパーティーで楽しんだ) - She made the cake herself.
(彼女が自分でケーキを作った) - We can finish this project by ourselves.
(私たちはこのプロジェクトを自力で終わらせることができる)
以上が再帰代名詞に関するより詳しい解説です。主語と目的語が同じ人物や対象を示すとき、または強調したいときなどに使われることをしっかり押さえておきましょう。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
REFLEXIVE PRONOUNS