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B1.2

not to不定詞

「~しないこと」、「~しないように」

出発時に忘れないように注意することが非常に重要です。

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説明

以下では、not to 不定詞(not + to + 動詞)の使い方や意味を、なるべく詳しく、わかりやすく解説します。


1. 「to 不定詞」の基本

まずは「to 不定詞」自体のおさらいです。「to + 動詞の原形」で構成される to 不定詞には、主に以下のような意味や働きがあります。


  1. 名詞的用法:


    • 主語や目的語など、名詞の役割を果たす。

      例)To study English is important.(英語を勉強することは大切だ)


  2. 副詞的用法:


    • 「~するために」「~して」のように動詞を修飾する。

      例)I went to the library to study.(勉強するために図書館へ行った)


  3. 形容詞的用法:


    • 名詞を後ろから修飾する。「~するための」「~すべき」など。

      例)I have a lot of homework to do.(やるべき宿題がたくさんある)



2. 「not to 不定詞」とは

「to 不定詞」の前に not を置くと、「~しないこと」「~しないために」のように、to 不定詞を否定した表現になります。


  • 例)not to go → 「行かないこと・行かないために」

このように、not to + 動詞の原形 で「(その動詞の動作を)しない」という意味を表せます。


3. 具体的な用法・例文


  1. 名詞的用法を否定する場合


    • 例)He decided not to go to the party.

      → 「彼はパーティーに行かないことを決めた」

    • 「to go(行くこと)」の否定なので、「行かないこと」と訳せます。


  2. 副詞的用法を否定する場合


    • 例)I left the house quietly not to wake my family.

      → 「家族を起こさないために、静かに家を出た」

    • 「to wake my family(家族を起こすために)」の否定なので、「家族を起こさないために」となります。


  3. 形容詞的用法を否定する場合


    • 例)This is a good place not to be disturbed by anyone.

      → 「ここは、誰にも邪魔されないのにちょうどいい場所だ」

    • 「to be disturbed by anyone(誰かに邪魔される)」を否定し、「邪魔されない」場所という意味を表しています。



4. 注意点


  1. 「not」は to 不定詞の直前 に置くのが自然


    • 「not to do」の形が基本です。

    • 例)I asked him not to come.(彼に来ないように頼んだ)


  2. 「in order not to...」という表現


    • 副詞的用法(目的)をはっきり表すとき、より明確に「~しないために」という意味で “in order not to + 動詞” を使うことがあります。

    • 例)I left early in order not to miss the train.(電車に乗り遅れないために早めに出発した)


  3. 他の否定表現との混同に注意


    • 文中で二重否定になるのを避けるなど、文全体の否定構造を考えて使いましょう。



5. まとめ


  • to 不定詞 は「~すること」「~するために」「~するための」などの意味を表す。

  • not to 不定詞 は、それを否定して「~しないこと」「~しないために」の意味になる。

  • 名詞的・副詞的・形容詞的いずれの用法でも「not to 不定詞」が用いられる。

  • 副詞的用法では “in order not to…” とすると、より目的をはっきり表現できる。

これらを意識して使うと、より正確に「~しない」という意味を伝えることができます。ぜひ英文を読むとき、書くときに活用してみてください。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

TO-INFINITIVE: not to DO

英語 - 日本語

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