最終更新日 :2025/01/28

splash

IPA(発音記号)
名詞

(水などを)はね散らすこと;(泥などの)はね《of ...》 / はね散らす音,バシャン(ザブン,ザブザブ)という音 / (はねてついた泥などの)しみ; (黒・白などの)斑点(はんてん)《of ...》 / 《話》(新聞などの)はでな扱い

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: splash

品詞: 名詞 (英語では可算名詞として扱われることが多い)

意味(英語): a small amount of liquid that falls onto a surface or makes a noise when hitting a surface.

意味(日本語): 水や液体がパシャッと跳ねたり、飛び散ったりする時の飛沫(しぶき)、またはその音や様子を指します。

「水がはねた時のあの“バシャッ”という感じ」を表す言葉です。例えば、小石を水たまりに投げ込んだ時に起きる“バシャッ”という音や、そのときのしぶきを示します。

活用形の例


  • (名詞形)splash: しぶき、飛沫

  • (動詞形)to splash: (水などを)はねかける、はね散らす

他の品詞になった時の例


  • 動詞: “to splash water on someone”(誰かに水をかける)

  • 形容詞的表現: 直接はありませんが “splashed with color” (色が飛び散った) などの使い方はあります。

CEFRレベル: B1 (中級)

→ 日常生活でもよく使われる単語ですが、状況描写などでやや具体的なイメージが必要なため、中級レベルと考えられます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: splash

  • 接頭語・接尾語は特にありませんが、「-ish」は動詞を作ることも多く、この場合も「splash」は音を表すオノマトペ的要素が強いです。

関連語


  • splatter (動詞・名詞): 飛び散る、飛び散らす

  • splashy (形容詞): 派手な、目を引くような

  • make a splash (イディオム): 世間の注目を集める、大きな話題を呼ぶ

よく使われるコロケーション・フレーズ(10個)


  1. “water splash” → 「水のしぶき」

  2. “a splash of paint” → 「ペンキの飛沫」

  3. “make a splash” → 「大きな話題になる、注目を集める」

  4. “splash around” → 「水辺でバシャバシャとはしゃぐ」

  5. “splashes of color” → 「色の飛び散り(鮮やかな色の斑点)」

  6. “with a splash” → 「バシャッという音を立てて」

  7. “loud splash” → 「大きなしぶきの音」

  8. “tiny splash” → 「小さなしぶき」

  9. “rain splashes” → 「雨粒のしぶき」

  10. “splash effect” → 「しぶきの効果(デザインや映像などでの表現)」


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 擬音語がルーツとされており、水や液体が音を立てて飛び散るイメージから生まれました。英語圏の中でも古い時代に使われ始め、“splatter”や“spatter”とも近い音感をもつ言葉です。

  • 微妙なニュアンス:


    • 「小さなしぶき」の場合には「a small splash」、大きいときは「a big splash」と修飾して区別します。

    • 感情的な響きは少なく、視覚的または聴覚的な動きを伝える際に使う、比較的カジュアルな言葉です。


  • 使用時の注意点: カジュアルなシーンで個人的にもよく使われますが、文章中でも動きや状況を生き生きと描写するときに用いられます。一方、ビジネス文書などフォーマルな場面では「make a splash」が比喩的に「大きな成功を収める」という意味で用いられることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞としての使い方: 具体的に「しぶき」「飛沫」を数えるときに用いられます。


    • 例: “There was a loud splash.” (大きなしぶきが上がった)


  • 動詞として: “to splash” は他動詞にも自動詞にもなり得ます。


    • 自動詞: “The water splashed when the rock fell in.”

    • 他動詞: “He splashed water on his friend.”


  • イディオム: “make a splash” は「大いに注目を集める」という比喩的表現です。フォーマルな文章やニュースでもよく使われます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話


  1. “I heard a splash when the cat fell into the bathtub.”

    「猫がお風呂に落ちたとき、バシャッという音が聞こえたよ。」

  2. “Don’t splash water on the floor, please!”

    「床に水を飛ばさないでね!」

  3. “There was a tiny splash as I dropped ice in my drink.”

    「飲み物に氷を入れたら、小さなしぶきが上がった。」

(2) ビジネス


  1. “Our new product made a splash in the market.”

    「私たちの新商品は市場で大きな話題を呼びました。」

  2. “We need to create an ad campaign that really makes a splash.”

    「大きなインパクトを与える広告キャンペーンを作る必要があります。」

  3. “The media coverage created quite a splash around our brand.”

    「メディアの報道のおかげで、私たちのブランドはかなり注目を集めました。」

(3) 学術的な文脈


  1. “The splash phenomenon can be analyzed through fluid dynamics.”

    「しぶきの現象は流体力学を通して分析することができます。」

  2. “A single drop can create multiple splash rings on the water surface.”

    「1滴の水滴でも、水面に複数のしぶきの輪を作り出すことができます。」

  3. “Researchers studied the impact of raindrops, focusing on the splash patterns.”

    「研究者たちは雨粒の衝突に着目し、そのしぶきのパターンを研究しました。」


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. “splatter” (飛び散らす、跳ねかける) → “It splattered mud everywhere.” (泥があちこちに飛び散った)

    2. “spatter” (液体の小さな飛沫をうまく表現) → “Grease began to spatter on the stove.” (コンロに油が飛びはじめた)

    3. “spray” (噴霧する、水や液体を細かく吹きかける) → “He sprayed water on the plants.” (彼は植物に水を吹きかけた)


  • 反意語


    • “soak” (しみ込む) → しぶきや飛散のイメージよりは、液体が染み込むという反対の動きを表します。


ニュアンスの違い:


  • “splash” は比較的軽く水が散るイメージ。

  • “splatter” や “spatter” は飛び散り方が激しい、または細かい滴が散るニュアンス。

  • “spray” は意図的に噴射されるイメージが強い。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /splæʃ/


    • 母音は “æ” (アメリカ英語で “cat” の音)


  • アクセント: 最初の “spl-” に続いて母音 “æ” に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 大きな差はありませんが、イギリス英語では “æ” の発音がやや口を開かない傾向があります。

  • よくある間違い: “i” のように発音してしまう(/spliːʃ/ としてしまう)などが見受けられます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “splach” や “splsh” と母音を抜かしてしまう誤りなど。

  • 同音異義語との混同: ほぼありませんが、“splash” と似たような音をもつ単語は少ないため、むしろ発音で「splish」「sploosh」と混同する程度です。

  • 試験対策:


    • TOEICや英検では大きな頻出単語ではありませんが、動詞としての用法や“make a splash”のイディオム表現がリーディングで登場することがあります。

    • イラスト描写や図の説明などで“a loud splash”などが説明される問題が出る場合もあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “splash”の発音は、まさに水が「バシャッ」とはねる擬音語をイメージすることで覚えやすくなります。

  • “sp” で始まる単語 (spray, spill, splash, spinなど) は動作や液体の動きに関連するものがいくつかあり、まとめて覚えると効果的です。

  • イメージとしては、小石を水たまりに落とすシーンを思い浮かべて「バシャッ(splash)」という音を頭に残すと記憶に残りやすいです。


以上が、“splash” (名詞) に関する詳細解説です。水がはねる様子や音をイメージしやすい言葉なので、場面を思い浮かべながら使ってみてください。

意味のイメージ
splash

復習用の問題

(水などを)はね散らすこと;(泥などの)はね《of ...》 / はね散らす音,バシャン(ザブン,ザブザブ)という音 / (はねてついた泥などの)しみ; (黒・白などの)斑点(はんてん)《of ...》 / 《話》(新聞などの)はでな扱い

I felt a splash of water on my face.

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