最終更新日
:2025/01/28
last minute
解説
以下では、名詞としての “last minute” をできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
意味(英語・日本語)
- 英語: “last minute”
- 日本語: 「最後の瞬間」「ぎりぎりの直前」という意味です。
たとえば、締め切りや約束の時間の直前になって何かをする場合などに使います。「もう時間がほとんど残っていない、猶予がない」というニュアンスが含まれています。
品詞
- 名詞 (noun)
活用形
“last minute” は名詞句として扱われるため、動詞のような活用は基本的にありません。通常は “at the last minute” のように前置詞を伴って使われます。
他の品詞形
- 形容詞的に使う場合: “last-minute” (ハイフンを入れて「形容詞」として使うのが通例)
例: “a last-minute change” (直前の変更)
CEFRレベルの目安
- レベル: B1(中級)
→ 一般的な日常会話やビジネス会話で出てくる表現として習得しておきたい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- “last” + “minute”
- “last” : 「最後の」「最終の」
- “minute” : 「分」という意味が基本ですが、「ほんの少しの時間」というニュアンスも含んでいます。
- “last” : 「最後の」「最終の」
関連性・派生語
- “at the last minute” : ぎりぎりのタイミングで
- 形容詞形 “last-minute”:「土壇場の」「直前の」
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- at the last minute → 直前になって
- last-minute decision → ぎりぎりの決定
- last-minute change → 直前の変更
- last-minute cancellation → 土壇場でのキャンセル
- last-minute arrangement → 直前の手配
- last-minute rush → ぎりぎりになっての大慌て
- last-minute deal → ぎりぎりでまとまった取引
- last-minute shopping → 締め切り間際の買い物
- last-minute notice → 直前のお知らせ
- last-minute ticket → 直前購入のチケット
3. 語源とニュアンス
語源
- “last” は古英語の “lǣst(最後の)” から派生した語。
- “minute” はラテン語の “minūta” に由来し、「非常に小さい部分」から転じて時間の単位「分」という意味に。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「もう時間がない・締め切りギリギリ」という多少の焦りや切迫感、緊迫感を伴います。
- 日常会話でもビジネスでも広く使われますが、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで通用します。過度にくだけた印象はなく、通常どおりに使うことができます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としての “last minute” は「(時間的な)最後の瞬間」を表します。
- 前置詞 “at” と一緒に “at the last minute” の構文で使われることが最も多いです。
- “last-minute” とハイフンを入れると形容詞として機能し、「直前の~」「ぎりぎりの~」という意味になります。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- I always leave my homework until the last minute.
(いつも宿題をぎりぎりになるまで放置しちゃうんだよね。) - We decided at the last minute to go on a trip.
(最後の瞬間で旅行に行くことを決めたよ。) - He canceled his plans at the last minute.
(彼は土壇場で予定をキャンセルした。)
ビジネスでの例文
- The client made a last-minute request for changes in the design.
(クライアントはデザインに直前の変更依頼をしてきた。) - We closed a last-minute deal with the supplier.
(我々はサプライヤーとぎりぎりで取引をまとめた。) - The team submitted the report at the last minute.
(チームは報告書をぎりぎりに提出した。)
学術的・フォーマルな文脈での例文
- The committee added new data to the presentation at the last minute.
(委員会は発表に直前で新しいデータを追加した。) - Despite the last-minute changes, the conference proceeded smoothly.
(土壇場の変更にもかかわらず、会議はスムーズに進行した。) - The professor announced a last-minute extension for the assignment.
(教授は課題の締め切りを直前になって延長すると発表した。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “eleventh hour” → 「土壇場」「最終段階」
- 期限や締め切りの、残りわずかな時間を指す表現。文語的・やや比喩的。
- 期限や締め切りの、残りわずかな時間を指す表現。文語的・やや比喩的。
- “nick of time” → 「ギリギリ (間に合った)」
- 間一髪で間に合う、というニュアンス。比較的カジュアル。
- 間一髪で間に合う、というニュアンス。比較的カジュアル。
- “just before the deadline” → 「締め切り直前に」
- より直接的に意味を伝える表現。
- より直接的に意味を伝える表現。
反意語
- “well in advance” → 「十分に前もって」
- 反対に、余裕をもって早めに行動する様子を表します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- イギリス英語: /lɑːst ˈmɪnɪt/
- アメリカ英語: /læst ˈmɪnɪt/
- イギリス英語: /lɑːst ˈmɪnɪt/
- アクセント:
- “last” と “minute” 両方が重要ですが、一般的には “MIN-ute” の部分が強めに発音されることが多いです。
- “last” と “minute” 両方が重要ですが、一般的には “MIN-ute” の部分が強めに発音されることが多いです。
- よくある間違い:
- “minute” の母音を “mɪnət” や “mina” のように曖昧に発音してしまうことがあります。しっかりと “min-it” と発音すると自然です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “minute” を “minit” や “minuite” と書いてしまうことがあるので注意。
- ハイフンの有無: 名詞として使うときは “last minute”、“at the last minute” が一般的。一方、形容詞的に修飾語として使うときは “last-minute” とハイフンを入れる。
- 試験対策:
- TOEICや英検など、ビジネスシーンや日常会話シーンの読解問題で “at the last minute” が出ることがあります。“eleventh hour” と混同しがちなので注意しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「Deadlineギリギリにやること=“at the last minute”」と覚えておくとわかりやすいです。
- 最後の “minute” は「分」が由来なので、「時間が本当に残り少ない!」というイメージで結びつけると記憶に定着しやすいでしょう。
- “最後の瞬間” と “分” のイメージを結びつけ、「あと本当に“1分”しかない!」という気分を頭に浮かべると覚えやすいです。
以上が、名詞 “last minute” の詳細な解説です。締め切りや約束の直前に何かをするときに、とても便利な表現ですので、ぜひ活用してみてください。
意味のイメージ

復習用の問題
英和辞書

項目の編集設定
- 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 項目の新規作成を審査する
- 項目の編集を審査する
- 項目の削除を審査する
- 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
- 項目名の変更を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
例文の編集設定
- 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 例文の編集を審査する
- 例文の削除を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
問題の編集設定
- 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 決定に必要な投票数 - 1