drive
1. 基本情報と概要
単語: drive
品詞: 名詞 (countable の場合が多い)
英語の意味:
1) A trip or journey in a car or other vehicle.
2) Motivation or strong determination to achieve something.
3) A device or mechanism that reads or writes stored information (e.g., hard drive).
4) An organized effort or campaign to achieve a specific goal (e.g., a fundraising drive).
日本語の意味:
1) 車での小旅行やドライブ。
2) 何かを成し遂げようとする強い意志・やる気。
3) 情報を読み書きする装置(ハードドライブなど)。
4) ある目標を達成するための活動や運動(募金運動など)。
「drive」は、車で出かける「ドライブ」を指す以外にも、強い意欲や目的達成のための活動を指す時などに幅広く使われます。とても汎用的ですが、文脈によって微妙に異なるニュアンスを持つ単語です。
活用形と他品詞
- 名詞形: drive (複数形: drives)
- 動詞形: to drive (drives, driving, drove, driven)
- 形容詞形: driverless (「運転手のいない」など) は派生語としてあるが、drive から直接の形容詞は少なめ。
- 派生語: driver(運転手・ドライバー)
CEFRレベル: B2 (中上級)
学習者としては、さまざまな文脈で使われることを把握するためにやや高度な注意が必要になります。
2. 語構成と詳細な意味
「drive」は、もともと古英語の “drīfan” (押しやる、強く動かす) に由来するため、接頭語・接尾語は明確に分解できませんが、複合語や派生語は数多く存在します。
関連する派生語や類縁語
- driver: 運転手
- driveway: (家の)私道、車道
- drive-through: ドライブスルー
- overdrive: オーバードライブ、(興奮状態/加速段階など)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- hard drive (ハードドライブ)
- pen drive (USBメモリ)
- fundraising drive (募金活動)
- sales drive (販売促進キャンペーン)
- marketing drive (マーケティング活動)
- drive shaft (自動車のドライブシャフト)
- team drive (チームとしての推進力・活性化)
- the drive for success (成功への意欲)
- joint drive (共同キャンペーン・共同活動)
- recruitment drive (採用活動)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語 “drīfan” (強く押しやる、追い立てる) にさかのぼり、そこから「何かを駆り立てる」というイメージが広がっています。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「車でのドライブ」はカジュアルな日常会話でよく使われます。
- 「意欲・推進力」の意味ではビジネス文書や会議、フォーマルな場面でも頻繁に登場します。
- 「キャンペーン・活動」の意味では日常会話からビジネスまで広い範囲で使えます。
- 口語では「We went for a drive.(ドライブに行った)」のように軽い表現で使うことが多いです。
- 文章でも「The charity drive successfully raised funds.(チャリティ活動で資金が集まった)」のようにフォーマルに使われることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
1) 「drive」は多くの場合可算名詞です。
- I took a drive. (1回のドライブ)
- We went on several drives this month. (複数回のドライブ)
2) 「意欲・モチベーション」など抽象概念として使われる場合もありますが、その場合でも可算形として使うのが一般的です。 - He has a strong drive to succeed.
3) 「キャンペーン・運動」の意味でも可算名詞として使います。 - a fundraising drive
一般的な構文例
- take (go for) a drive : 「ドライブに行く」
- have a drive to do something : 「~しようという意欲がある」
- launch a drive : 「(キャンペーンなど)を開始する」
フォーマル/カジュアル
- カジュアル: “Let’s go for a drive.”
- フォーマル: “The company will launch a major marketing drive next quarter.”
5. 実例と例文
日常会話での例文
“Let’s take a drive along the coast this weekend.”
- (今週末、海岸沿いをドライブしようよ。)
“My family often goes for a drive on Sunday afternoons.”
- (うちは日曜の午後によくドライブに出かけます。)
“I need to clear my head, so I might go for a short drive.”
- (少し頭をリフレッシュしたいから、ちょっとドライブに行くかも。)
ビジネスシーンでの例文
“Our sales drive this quarter focuses on small businesses.”
- (今四半期の販売促進は中小企業に重点を置いています。)
“He has an incredible drive to succeed in every project.”
- (彼はどのプロジェクトでも成功させようというすごい意欲を持っています。)
“The company launched a recruitment drive to find new talents.”
- (会社は新たな人材を見つけるための採用活動を開始しました。)
学術的/アカデミックな文脈での例文
“Freud’s theory discusses the human drive for self-preservation.”
- (フロイトの理論は、人間の自己保存の欲求(ドライブ)について議論しています。)
“Their research examines how social drives influence consumer behavior.”
- (彼らの研究は、社会的な意欲・欲求が消費者行動にどのように影響するかを調査しています。)
“We analyzed the correlation between drive and productivity in different teams.”
- (私たちは異なるチームにおける意欲と生産性の相関関係を分析しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
motivation (モチベーション)
- 「個人的なやる気」としてのニュアンスが強い。
- 例: “He has the motivation to study every day.”
- 「個人的なやる気」としてのニュアンスが強い。
initiative (イニシアチブ)
- 「率先して物事を始める力」のニュアンス。
- 例: “She took the initiative to organize the meeting.”
- 「率先して物事を始める力」のニュアンス。
campaign (キャンペーン)
- 「特定の目的のための組織的活動」、drive とほぼ同義の場合もある。
- 例: “The charity campaign raised thousands of dollars.”
- 「特定の目的のための組織的活動」、drive とほぼ同義の場合もある。
impetus (推進力)
- 「物事を動かすきっかけとなる原動力」。ややフォーマル。
- 例: “That event gave an impetus to our project.”
- 「物事を動かすきっかけとなる原動力」。ややフォーマル。
反意語 (Antonyms)
- apathy (無関心)
- lethargy (無気力)
“drive” が「意欲」を表す時には、「apathy」や「lethargy」が反意語となります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /draɪv/
- アクセント: 「dri」部分に強勢があります (ドラ'イヴ)。
- アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはほぼなく、どちらも /draɪv/ ですが、地域によって母音の発音がやや異なる場合があります。
- よくある間違い: 最後を /dri:b/ のように伸ばしてしまう人もいますが、実際は「ドラ・イ・ヴ」とコンパクトに発音するのが正しいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “dirve” や “dive” などと誤って書くことがあるので注意。
- 同音異義語との混同: “dry” のような単語と聞き間違えることがあるので、/draɪv/ の「ヴ」音を意識。
- 名詞・動詞の混同: drive は「動詞の運転する」という意味も非常に一般的です。名詞として使う場合は “a drive” のように冠詞がつくことが多いです。
- 試験対策: TOEIC ではビジネス文脈で「drive」を「販売促進活動」や「キャンペーン」の意味として出題することがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “drive” には「前へ押し進める」というイメージがあります。
- 車を“運転する”動きを思い浮かべながら「意欲や原動力で物事を前進させる」イメージをリンクさせると覚えやすいでしょう。
- スペリングのポイントは “d-r-i-v-e” で、「アイ」の音 /aɪ/ が入るところに注意。
- 「drive」はいろいろな日本語に訳すことができる単語なので、それぞれの文脈をしっかり理解して記憶しておくのが大切です。
以上が名詞「drive」の詳細な解説です。ドライブという身近なイメージから、ビジネス領域での「推進力」「キャンペーン」の意味まで、幅広く使われる単語です。ぜひ状況に応じた使い分けをマスターしてください。
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