最終更新日
:2025/01/28
sense
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: sense
品詞: 動詞 (他に名詞としても使われる)
CEFRレベル目安: B2(中上級)
英語での意味: “to perceive or become aware of something using your senses or intuition”
日本語での意味: 「(五感や直感などを使って)何かを感じ取る、感知する、気づく」
「sense (動詞)」は、目や耳だけでなく心や直感を通じて、何らかの変化や雰囲気を感じ取る、というニュアンスの単語です。何かを「察する」「感づく」といった場面でよく使われます。
活用形
- 原形: sense
- 三人称単数現在形: senses
- 現在進行形: sensing
- 過去形・過去分詞形: sensed
他の品詞形
- 名詞形: a sense (例: “have a sense of humor”)
- 形容詞形(派生語): sensible(分別のある、賢明な)、sensitive(敏感な)
- 副詞形(派生語): sensibly(分別をもって)、sensitively(敏感に)
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: sens(ラテン語由来で「感じる、知覚する」という意味)
- 接頭語・接尾語: 動詞の “sense” には直接的な接頭語・接尾語はついていませんが、名詞形や形容詞形になる際に “-ible”, “-itive” といった接尾語が使われます (sensible, sensitive など)。
関連語や派生語
- sense (名詞): 感覚、意味、意義
- sensible (形容詞): 分別のある、賢明な
- sensitive (形容詞): 敏感な
- sensory (形容詞): 感覚に関する
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- sense danger(危険を感じ取る)
- sense fear(恐怖を感じ取る)
- sense an opportunity(チャンスを感じる)
- sense tension(緊張を感じる)
- sense a presence(人や存在を感じる)
- sense something is wrong(何かがおかしいと感づく)
- sense the mood(雰囲気を察する)
- sense differences(違いを感じ取る)
- sense vibrations(振動を感知する)
- sense a shift in attitude(態度の変化を感じ取る)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語 “sensus” (感じる、知覚する) がフランス語を経由して英語に入ったものとされます。
- 歴史的な使われ方: 古くから「五感で感じる」「直感で感じる」という意味で使われてきました。
- ニュアンスや使用時の注意: 「sense」は自分の体や心が自然に捉えた情報に基づいて「気づく」のがポイントです。意識して情報を分析するというよりは、直感的・感覚的に気づく場面で多用されます。
- 口語/文章/カジュアル/フォーマル: 口語でも文章でも広く使われ、カジュアルにもフォーマルにも通用する汎用性の高い動詞です。
4. 文法的な特徴と構文
- 文法上のポイント:
- 動詞として使う場合は 他動詞 (transitive) が多く、「sense + [目的語]」の形を取ります。
- 直感や感覚を通じて対象を感じ取る、という意味合いがあるため、進行形(sensing)で使われることもよくあります。
- 動詞として使う場合は 他動詞 (transitive) が多く、「sense + [目的語]」の形を取ります。
一般的な構文やイディオム
- sense that + 文: “I sense that you are upset.”(あなたが動揺しているのを感じる)
- sense + 名詞: “I can sense your excitement.”(あなたの興奮を感じる)
- make sense: イディオムとして「筋が通る、理解できる」は “make sense” ですが、こちらは動詞 “make” + 名詞 “sense” の構造になるので注意です。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “I sense something strange in this room.”
「この部屋で何か変な感じがするんだ。」 - “Do you sense the tension between them?”
「彼らの間の緊張感を感じる?」 - “I can sense you’re tired; do you want to take a break?”
「疲れているみたいだね。休憩する?」
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
- “We need to sense the market trends before investing.”
「投資する前に、市場のトレンドを見極める必要があります。」 - “She can sense when the team’s morale is low and acts quickly.”
「彼女はチームの士気が低いときに気づき、素早く行動を起こします。」 - “You must sense the client’s needs to provide better service.”
「より良いサービスを提供するためには、顧客のニーズを察しなければなりません。」
学術的な文脈での例文 (3つ)
- “Many animals can sense subtle temperature changes.”
「多くの動物はわずかな温度変化を感じ取ることができます。」 - “Researchers sense brain activity changes using specialized equipment.”
「研究者たちは専門的な機器を使い、脳の活動変化を感知しています。」 - “Plants can sense light and gravity, which guides their growth.”
「植物は光や重力を感知し、それによって成長の方向が決まります。」
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語:
- perceive(知覚する):よりフォーマルで、「理解する」「認識する」ニュアンスを含む
- feel(感じる):身体的・感情的に感じる場合に多用される
- detect(検知する):機械的・科学的に捉えるニュアンスが強い
- notice(気づく):視覚的・聴覚的に「あ、気がついた」という感じ
- discern(見分ける、判別する):知的に区別するニュアンスが強い
- perceive(知覚する):よりフォーマルで、「理解する」「認識する」ニュアンスを含む
- 反意語:
- ignore(無視する):感じ取っているが、意図的に気にしない
- miss(見逃す):気づかない
- ignore(無視する):感じ取っているが、意図的に気にしない
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /sens/
- アメリカ英語: [séns](「センス」に近い音)
- イギリス英語: [sens](アメリカ英語と大きな違いはないが、やや短い音に聞こえることがある)
- アメリカ英語: [séns](「センス」に近い音)
- 音声上の注意: 「sence」と綴らないように気をつけましょう。アメリカ英語でもイギリス英語でもほぼ同じ発音です。単語末尾の “-se” が /s/ と発音されるのがポイントです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “sense” を “sence” と綴ってしまうミスはよくあります。
- 同音異義語との混同: “cents” (セント) や “scents” (香りたち) などと発音が類似しているので混同に注意が必要です。
- 試験対策: TOEICや英検などのテストでは、 “sense” は主に「(状況などを)察する、感づく」という文脈で出題されることがあります。読解問題で「文脈から何を感じたのか」を問われるケースに注意しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚えやすくするためのストーリー: 「映画、アニメなどで「第六感 (sixth sense)」が話題に上る時があるように、五感 (five senses) + 直感 (sixth sense) で “sense = 感じる” と連想しましょう。」
- スペリングのポイント: “sense” の最後は “-se” ということを強調して覚えましょう (名詞 “sense” と全く同じ形のため、混乱しづらいのも利点)。
- 「感覚」を表す単語として覚えつつ、それが動詞としても使えると分かっていれば、幅広い文脈で活用できます。
意味のイメージ
復習用の問題
英語 - 日本語
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