psychologically
1. 基本情報と概要
単語: psychologically
品詞: 副詞 (adverb)
意味(英語):
• “In a way that relates to the mind or mental processes.”
意味(日本語):
• 「心(精神)の面で」「心理学的に」「精神的に」という意味です。
日常的には、「精神面の視点から」「心の状態として」というように、何かを精神や心理状態に結び付けて説明するときに使われます。心理的な影響や状態を強調したいときに便利な単語です。
活用形:
• 副詞なので、動詞や形容詞を修飾します。
• 形容詞形は “psychological” (心理的な)。
• 名詞形は “psychology” (心理学)。
• 動詞形はありませんが、「~を心理的に扱う」というような表現は “to consider something psychologically” などと言えます。
難易度(CEFR レベルの目安): B2 (中上級)
• 日常会話よりも専門性が高い分野(心理学・学術記事など)でよく使われるため、やや難しめの単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- psycho-: ギリシャ語の “psyche” (「魂」「心」)に由来。
- -logic-: ラテン語・ギリシャ語の “logy” (「学問」「論理」) が形容詞化した形。
- -ally: 副詞化する接尾語。
心理学の視点から、精神活動や心に関することとして使われるため、学術的・専門的な響きがあります。
関連・派生語:
- “psychology” (名詞) – 心理学
- “psychological” (形容詞) – 心理的な
- “psychologist” (名詞) – 心理学者
よく使われるコロケーション(共起表現)10個:
- psychologically speaking (心理的な観点から言うと)
- psychologically prepared (精神的に準備ができている)
- psychologically harmful (精神的に有害な)
- psychologically beneficial (精神的に有益な)
- psychologically stable (精神的に安定した)
- psychologically distressed (心理的に苦しんでいる)
- psychologically driven (心理的要因によって動かされる)
- psychologically oriented approach (心理的なアプローチ)
- psychologically satisfying (心理的に満足のいく)
- psychologically vulnerable (精神的に脆弱な)
3. 語源とニュアンス
語源:
- “psychologically” は “psychological” (形容詞)+ “-ly” (副詞化) から成り立ち、
その元となる“psychology”はギリシャ語の “psyche”(魂・心)と “-logy”(学問)から派生しました。 - 歴史的には、心理学という学問が確立してから広く使われるようになった言葉です。
ニュアンス・使用上の注意:
- 他の単語(physically, emotionallyなど)と対比すると、精神面に注目したいときに使われます。
- 一般会話では堅め・フォーマルな印象があり、学術的な文脈や真面目な議論でしばしば使われます。
- カジュアルな口語では “mentally” と言いかえることもありますが、“psychologically” のほうがより専門性・堅さを帯びます。
4. 文法的な特徴と構文
副詞なので、動詞や形容詞を修飾します。例:
- “He was psychologically affected by the news.”
- “She finds this approach psychologically more beneficial.”
- “He was psychologically affected by the news.”
一般的な構文・イディオム:
- “psychologically speaking” (心理的観点から言えば)
- “to be psychologically prepared” (心理的に準備ができている)
- “psychologically speaking” (心理的観点から言えば)
フォーマル/カジュアル:
- フォーマル: “The patients were psychologically assessed.”
- カジュアル: “Mentally, he’s not ready yet.”
- フォーマル: “The patients were psychologically assessed.”
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“I feel psychologically drained after a really tense day at work.”
- (職場で緊張しっぱなしの一日だったから、精神的に疲れたよ。)
“Talking about my problems with friends helps me psychologically.”
- (友達と悩みを話すと、気持ちの面で助けになるんだ。)
“I’m not sure if I’m psychologically prepared to move abroad yet.”
- (まだ海外に引っ越す心の準備ができているかわからないな。)
(2) ビジネスシーンでの例文
“We should consider how these new policies might affect employees psychologically.”
- (新しい方針が従業員に精神面でどう影響するかを検討する必要があります。)
“The transition to remote work can be psychologically challenging for some people.”
- (リモートワークへの移行は、人によっては精神的に大変なことがあります。)
“To boost productivity, the team must be psychologically motivated.”
- (生産性を高めるには、チームが精神的に意欲を高められていることが大切です。)
(3) 学術的な文脈での例文
“The study revealed that individuals were psychologically impacted by prolonged stress.”
- (その研究によると、長期的ストレスが個人に精神的な影響を与えていることがわかった。)
“These coping strategies are designed to support patients psychologically.”
- (これらの対処法は患者を心理面でサポートするように設計されています。)
“The research suggests that music can psychologically reduce anxiety in patients.”
- (その研究によると、音楽は患者の不安を精神的に和らげる可能性があるとのことです。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms):
- “mentally” (精神的に)
- “mentally” はよりカジュアルで広い状況で使われる。
- “mentally” はよりカジュアルで広い状況で使われる。
- “emotionally” (感情的に)
- “emotionally” は感情面への焦点が強い。
- “emotionally” は感情面への焦点が強い。
- “cognitively” (認知的に)
- 思考過程・認知の観点に特にフォーカスするときに使われる。
- 思考過程・認知の観点に特にフォーカスするときに使われる。
反意語 (Antonyms) の例:
- “physically” (身体的に)
- 身体面を強調する場合に使う。
- 身体面を強調する場合に使う。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語(US): /ˌsaɪkəˈlɑːdʒɪkli/
- イギリス英語(UK): /ˌsaɪkəˈlɒdʒɪkli/
強勢(アクセント)の位置:
- “psy-chol-o-gic-ally” の “-lo-” の箇所に主なアクセントがあります。
よくある間違い:
- “sai-cho-lo-ji-kal-li” とリズムを置き誤らないように注意。
- スペリングで “p” があるため “ps-” と言いたくなりがちですが、実際には最初の “p” は無音です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “psychalogically” などと綴ってしまうことがあるので注意。
- 同音異義語との混同: “physiologically” (生理学的に) と混同しない。
- 心理学 (psychology) と 生理学 (physiology) の区別: スペルや意味をしっかり区別して覚える。
- 試験対策:
- TOEIC/英検などでは、ビジネス文書や医療関係のリスニング・リーディングで登場する可能性があります。
- “psychological” のスペルを問う問題や文中の “psychologically” の意味理解を問われることがあります。
- TOEIC/英検などでは、ビジネス文書や医療関係のリスニング・リーディングで登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “psycho-” = “mind” を習慣づけて覚える: “psychology (心理学)”、 “psychiatrist (精神科医)” も同じ語源。
- わかりやすいイメージ: “p” は「心(psyche)」の扉をノックする音であるが実際は“silent p”なので、心を意識しながら発音しないでおくと覚えやすい。
- 勉強テクニック: 単語の構成要素を分解し、「思考」と「学問」と「副詞化」の組み合わせとしてインプットすると記憶に残りやすいです。
以上が “psychologically” の詳細な解説です。心の動きや心理面の話題で、より専門性を出すときに便利な副詞ですので、ぜひ例文ともあわせてマスターしてみてください。

復習用の問題
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