try
1. 基本情報と概要
英単語: try (名詞)
意味(英語): an attempt, a tryout or an effort to do something
意味(日本語): 「試み」や「挑戦」、「やってみること」を指す名詞です。「何かにトライする」「一度やってみる」というニュアンスで使われる単語です。カジュアルな表現からビジネスまで幅広く使われます。
- 品詞: 名詞 (countable: 可算名詞)
- She gave it a try. (a try →「試み」)
- She gave it a try. (a try →「試み」)
活用形: 名詞なので、複数形は tries となります。
- one try → two tries
- one try → two tries
他の品詞例:
- 動詞: to try (試みる、やってみる)
- 形容詞形: 直接「try」から派生した形容詞はありませんが、「trying」という形で「骨の折れる、つらい」という意味の形容詞が存在します。
- 例: It was a trying experience.
- 動詞: to try (試みる、やってみる)
CEFRレベル: A2(初級)
- 比較的よく使われる単語ですが、名詞としてはややカジュアル表現です。A2レベルの学習者でも「Give it a try」のような表現として使いこなしやすいでしょう。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「try」は1音節で、特筆すべき接頭語・接尾語はありません。
- 動詞形「to try」がまずあり、そこから名詞用法として「(a) try」が派生したと考えることができます。
派生語・類縁語
- attempt (名詞/動詞): よりフォーマルな「試み」
- trial (名詞): 「試験」「裁判」などの意味
- trying (形容詞): 「骨の折れる、耐え難い」
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- give it a try → 「やってみる」
- have a try → 「試しにやってみる」
- take a try → 「挑戦してみる」
- second try → 「2回目の試み」
- first try → 「初めての挑戦」
- a fair try → 「正当に/ちゃんとやってみること」
- one last try → 「最後の試み」
- multiple tries → 「何度も試みる」
- a try at (something) → 「〜をやってみること」
- worth a try → 「試してみる価値がある」
3. 語源とニュアンス
語源: 「try」という単語は、中英語に由来し、古フランス語の “trier” (試す、選別する) にさかのぼります。さらにラテン語の “tritare” (細かく刻む) なども関連しています。「試験する」「吟味する」という意味から、現在の「試してみる」「挑戦してみる」というニュアンスにつながりました。
ニュアンスや使用上の注意点:
- 「try (名詞)」は、「試しにやってみること・挑戦すること」という気軽な雰囲気をもつ語です。
- 口語的表現での使用が多く、フォーマルな文章よりは日常会話やビジネス会話でのカジュアルなニュアンスが強めです。
- スポーツ、とくにラグビーでは「トライ(得点)」という特別な意味を持つことがあり、競技中スコアを獲得する行為を“try”と呼びます。
- 「try (名詞)」は、「試しにやってみること・挑戦すること」という気軽な雰囲気をもつ語です。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞としての使い方
- 「a try」「two tries」のように、複数形は tries となります。
- 「Let's give it a try.」という形で、冠詞 a をつけて使うのが典型です。
- 「a try」「two tries」のように、複数形は tries となります。
よく使われる構文・イディオム
- give (something) a try
- 例: Why don’t we give this new recipe a try?
- 例: Why don’t we give this new recipe a try?
- have a try at (something)
- 例: I’d like to have a try at painting.
- 例: I’d like to have a try at painting.
- take a try at (something)
- 例: He decided to take a try at the puzzle.
- give (something) a try
使用シーン
- カジュアル: 友達同士や家族間で「試しにやってみる」「挑戦してみる」状況でよく使われます。
- ビジネス: 堅苦しい文脈では「attempt」や「endeavor」を使うことも多いですが、比較的カジュアルな場面では “give it a try” で問題ありません。
- カジュアル: 友達同士や家族間で「試しにやってみる」「挑戦してみる」状況でよく使われます。
5. 実例と例文
日常会話で使われる例文(3つ)
“I’ve never cooked curry before, but I’ll give it a try tonight.”
(カレーを作ったことがないけど、今夜やってみるよ。)“That new game looks fun. Let’s have a try this weekend!”
(あの新しいゲーム面白そうだよ。今週末やってみよう!)“I wonder if I can fix the TV myself. It’s worth a try.”
(テレビを自分で直せるかな?試してみる価値はあるよね。)
ビジネスシーンで使われる例文(3つ)
“Why don’t we give this marketing strategy a try next quarter?”
(次の四半期にこのマーケティング戦略を試してみませんか?)“We’re running out of options, so a new approach might be worth a try.”
(選択肢が尽きかけていますし、新しいアプローチを試す価値はあるかもしれません。)“Let’s have a try at negotiating with a different supplier.”
(別のサプライヤーと交渉してみましょう。)
学術的な文脈での例文(3つ)
“Though not conclusive, the pilot study was a worthwhile try in exploring the theory.”
(決定的な結論には至らなかったが、理論を探求するうえで有意義な試みであった。)“This experiment was just a first try to gather preliminary data.”
(この実験は、予備データを集めるための初めての試みでした。)“Our second try at replicating the results produced more consistent findings.”
(結果を再現しようとする2回目の試みでは、より一貫した発見が得られました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- attempt (試み・挑戦)
- 「try」よりややフォーマル。書き言葉でもよく使われる。
- 「try」よりややフォーマル。書き言葉でもよく使われる。
- effort (努力)
- 「try」は“試し・挑戦”に焦点があるが、“effort”は“努力の量や質”に焦点がある。
- 「try」は“試し・挑戦”に焦点があるが、“effort”は“努力の量や質”に焦点がある。
- shot (口語的: 試み、挑戦)
- “give it a shot” は “give it a try” とほぼ同じ意味を持つが、よりくだけた印象。
- “give it a shot” は “give it a try” とほぼ同じ意味を持つが、よりくだけた印象。
反意語(厳密な反意語はないが、使い方の違いとして)
- refusal (拒否)
- 「挑戦しない」という意味合いで強いてあげるとすると、「拒絶」や「断念」などが対照的な概念になります。
- 「挑戦しない」という意味合いで強いてあげるとすると、「拒絶」や「断念」などが対照的な概念になります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /traɪ/
- 強勢(アクセント): 1音節しかないため、全体を強く発音します。
- アメリカ英語 / イギリス英語の違い: ともに /traɪ/ でほぼ同じ発音です。
- よくある間違い:
- 語尾を [tɹai] のようにあいまいに発音しがちですが、きちんと “トライ”のイメージで “try” と発音してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “tri” と書いてしまう、または “tray” (トレイ) と混同してしまうことがあります。
- 同音異義語との混同: “try” と“tri-” (接頭辞:三つの〜) はまったく別物ですので注意が必要です。
- 試験対策: TOEICや英検でも、熟語 “give it a try” や “have a try” がフレーズ問題で出題される場合があります。「トライ = 挑戦」という英和の対応をしっかり覚えておくと役立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 短く覚えやすい単語: “try” は1音節で「トライ」と読めるので、聞き取りやすく、発音しやすいです。
- イメージ: 小さな“挑戦の一歩”というイメージ。何か思い立ったら「やってみる」精神で思い出すと良いでしょう。
- 勉強テクニック: “give it a try” “have a try” などの決まり文句として覚えると、自然な会話表現がスムーズに出てきます。
以上が名詞 “try” の詳細な解説です。ぜひいろいろな場面で「一度やってみる」ニュアンスを表現するときに使ってみてください。
試し,試み;努力
(ラグビーの)トライ
復習用の問題
英語 - 日本語
- 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 項目の新規作成を審査する
- 項目の編集を審査する
- 項目の削除を審査する
- 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
- 項目名の変更を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
- 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 例文の編集を審査する
- 例文の削除を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
- 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 決定に必要な投票数 - 1