最終更新日
:2025/01/28
share
解説
1. 基本情報と概要
単語: share
品詞: 名詞 (可算名詞)
英語での意味
- A portion of something that is divided among or allocated to individuals.
- A part or portion of a company’s capital that represents an ownership interest.
日本語での意味
- (分割されたものの)分け前、取り分
- (会社の)株式
「share」は、複数の人の間で分割したときの「分け前」や、企業の資本の一部としての「株」を指す名詞です。日常会話からビジネスまで幅広く使われる単語です。
◇ 活用形
- 名詞には活用形はありませんが、複数形は “shares” です。
- 他の品詞としては、動詞 “to share”(分け合う、共有する)などがあります。
◇ CEFRレベルの目安: B1(中級)
- B1(中級):日常的な場面からビジネスの基礎会話まで理解・使用できるレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
語幹: “share”
- 特別に明確な接頭語や接尾語は含まれていません。
- 特別に明確な接頭語や接尾語は含まれていません。
派生語や関連語
- 動詞: “share” (〜を共有する)
- 形容詞: “shared” (共有された)
- 名詞: “shareholder” (株主)
- 名詞: “shareholding” (株式保有)
- 動詞: “share” (〜を共有する)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- market share(市場シェア)
- fair share(正当な分け前)
- share price(株価)
- share capital(株式資本)
- share certificate(株券)
- share option(株式オプション)
- large share(大きな割合)
- equal share(同等の分け前)
- portion of the share(分け前の一部)
- minority share(少数株)
- market share(市場シェア)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語の “scearu”(分割、切り取られた部分)に由来し、“division(分割)”や“portion(部分)”という意味合いがもともとあります。
- 古英語の “scearu”(分割、切り取られた部分)に由来し、“division(分割)”や“portion(部分)”という意味合いがもともとあります。
ニュアンス
- もともと「分け前」や「割り当てられた部分」を指す意味合いが強い言葉です。ビジネス文脈では「株式」「社内シェア」「市場シェア」など、フォーマルな場面でも多用されます。カジュアルな場面でも「We each have a share of the pizza.(ピザを分け合うよ)」のように自然に使われます。
使用上の注意点
- 日常会話では分け前や割り当てを指すシンプルな言葉として使える一方、ビジネスでは「株式」という金融用語としてもしばしば用いられるため、文脈に注意しましょう。
4. 文法的な特徴と構文
名詞としての可算扱い
- 可算名詞なので、“a share” / “two shares” のように数えられます。
- 特に「株式」「市場シェア」の意味で使う場合は複数形にも注意が必要です。
- 可算名詞なので、“a share” / “two shares” のように数えられます。
一般的な構文や表現
- “X has a (big/small) share of the market.”
- 「X社は市場の大きな(小さな)シェアを持っている。」
- 「X社は市場の大きな(小さな)シェアを持っている。」
- “He bought 100 shares of Company A.”
- 「彼はA社の株を100株買った。」
- 「彼はA社の株を100株買った。」
- “I want my fair share.”
- 「正当な分け前が欲しい。」
- 「正当な分け前が欲しい。」
- “X has a (big/small) share of the market.”
フォーマル/カジュアルの使い外分
- ビジネスレターやニュース記事でも頻繁に使われますが、カジュアルな日常会話でも単純な「取り分・分け前」を指すときに自然に使えます。
5. 実例と例文
A. 日常会話(カジュアル)
- “Let’s split the bill so everyone pays their share.”
- 「割り勘にして、全員が自分の分を払おう。」
- 「割り勘にして、全員が自分の分を払おう。」
- “We can divide the cake into six shares.”
- 「ケーキを6つに分けられるね。」
- 「ケーキを6つに分けられるね。」
- “Take your share of the snacks before they’re gone!”
- 「お菓子がなくなる前に自分の分を取ってね!」
B. ビジネス(フォーマル)
- “Our company’s market share has increased by 5% this year.”
- 「今年、我が社の市場シェアは5%増えました。」
- 「今年、我が社の市場シェアは5%増えました。」
- “He invested in 200 shares of the new tech startup.”
- 「彼は新しいテック系のスタートアップに200株投資しました。」
- 「彼は新しいテック系のスタートアップに200株投資しました。」
- “We need to ensure each partner receives a fair share of the profits.”
- 「各パートナーが利益を公平に受け取れるようにする必要があります。」
C. 学術的な文脈・議論
- “Income inequality often involves the unfair distribution of shares in society’s resources.”
- 「所得格差は、社会資源の不公平な分配にしばしば関係している。」
- 「所得格差は、社会資源の不公平な分配にしばしば関係している。」
- “Researchers examined how shares of funding were allocated among various departments.”
- 「研究者たちは、資金が各部署にどのように配分されたかを調査した。」
- 「研究者たちは、資金が各部署にどのように配分されたかを調査した。」
- “The study analyzed the shares of ownership among different stakeholders.”
- 「その研究は、異なる利害関係者の所有権の割合を分析した。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- portion(部分、割り当て)
- 一般的に物やお金の「一部・部分」を表す。
- 一般的に物やお金の「一部・部分」を表す。
- slice(薄切り、部分)
- 「ピザの一切れ」など、より具体的に切り分けたイメージがある。
- 「ピザの一切れ」など、より具体的に切り分けたイメージがある。
- allotment(割り当て)
- 割り当てられた区画や分配されたものを意味し、ややフォーマル。
- 割り当てられた区画や分配されたものを意味し、ややフォーマル。
- portion(部分、割り当て)
反意語 (Antonyms)
- 直接的な反意語はありませんが、「全体(whole)」や「統合(integration)」が文脈によって対比されることがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- 英: /ʃeə(r)/
- 米: /ʃer/
- 英: /ʃeə(r)/
アクセント(強勢)
- 1音節なので特にアクセントの移動はありませんが、「シェア」の “ʃ(シ)” 音がポイントです。
- 1音節なので特にアクセントの移動はありませんが、「シェア」の “ʃ(シ)” 音がポイントです。
アメリカ英語とイギリス英語の違い
- アメリカ英語では /ʃer/ と/ɛ/に近い音で発音され、一方イギリス英語では /ʃeə/ と少し伸ばす感じが特徴的です。
- アメリカ英語では /ʃer/ と/ɛ/に近い音で発音され、一方イギリス英語では /ʃeə/ と少し伸ばす感じが特徴的です。
よくある発音の間違い
- “chair” (/tʃer/) と混同することが多いので、/ʃ/ と /tʃ/ の発音の違いに注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “s-h-a-r-e” の順番を “s-h-e-a-r” としてしまうなど、「片刈る」動詞の “shear” と混同するミスに注意。
- “s-h-a-r-e” の順番を “s-h-e-a-r” としてしまうなど、「片刈る」動詞の “shear” と混同するミスに注意。
- 同音異義語との混同
- “share” と「椅子」を意味する “chair” は聞き間違い・発音ミスが起きやすい。
- “share” と「椅子」を意味する “chair” は聞き間違い・発音ミスが起きやすい。
- 「株式」と「分け前」の区別
- 文脈を理解しないと混乱しやすい。試験でも「share = 株式」という使い方が出題されることがあるので注意。
- 文脈を理解しないと混乱しやすい。試験でも「share = 株式」という使い方が出題されることがあるので注意。
- TOEIC・英検などの試験対策
- ビジネス文脈で “share” は株式や市場シェアを表す単語として頻出。文脈上の意味を読み取れるようにしましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「分け前(シェア)」のイメージを思い浮かべると、誰かと“シェア”するときの感覚がそのまま定着しやすいでしょう。
- 「share the pizza」のように具体的な場面を想像すると、分割・割り当ての意味が頭に入りやすくなります。
- スペルの順番を守るコツとして、「動詞の to share(分け合う)」と同じ綴りであり「共に分かち合う」というポジティブイメージを思い出すと混乱しにくいです。
以上が名詞「share」の詳細な解説です。ビジネスだけでなく日常会話でも便利に使える単語なので、ぜひ覚えておきましょう。
意味のイメージ

意味(1)
〈U〉《時にa~》分け前,取り分
意味(2)
〈U〉《時にa ~》(費用・仕事などの)分担,割り当て;(割り当てられた)役割
意味(3)
〈C〉株,株式,株券
意味(4)
〈U〉市場占有率(market share)
復習用の問題
英和辞書

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