list
以下では、英語の動詞 “list” を、できるだけ詳細に解説していきます。
1. 基本情報と概要
- 品詞: 動詞 (to list)
- 基本的な意味 (英語): “to make a list of things,” “to include something or someone in a list,” または “to tilt or lean to one side (特に船が傾く場合の表現)”
基本的な意味 (日本語): 「箇条書きを作る」「(何か・誰かを)一覧表に載せる」「(船などが)傾く」という意味です。
一般的には「箇条書きを作る・並べる」という感覚で使うことが多いです。日常の会話では「リストに加える」「リストアップする」ような場面でよく使われますが、船が傾くときに “The ship is listing to one side.” のように使われるケースもあります。活用形:
- 原形: list
- 三人称単数現在形: lists
- 現在進行形: listing
- 過去形: listed
- 過去分詞形: listed
- 原形: list
他の品詞の例:
- 名詞 “list”: 「リスト」「一覧表」
例) “I have a shopping list.”(買い物リストがある)
- 名詞 “list”: 「リスト」「一覧表」
難易度目安 (CEFR): A2 〜 B1
- A2 (初級) : リストアップや列挙の表現に触れる段階
- B1 (中級) : 仕事や学習でリスト作成をする機会が増える段階
- A2 (初級) : リストアップや列挙の表現に触れる段階
2. 語構成と詳細な意味
“list” は非常に短い単語で、明確な接頭語・接尾語がなく、単純な語形をしています。
2-1. 主な語の使い方
to list (物を列挙する意味)
“I will list all the items we need for the project.”
(プロジェクトに必要なものをすべてリストアップします。)to list (何かをリストに掲載する・加える意味)
“Please list my name on the volunteer roster.”
(私の名前をボランティアの名簿に載せてください。)to list (傾く意味)
“The ship started to list to the left during the storm.”
(嵐の間、船が左に傾き始めました。)
2-2. よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- list items (項目を挙げる)
- list names (名前をリスト化する)
- list the pros and cons (メリットとデメリットを列挙する)
- list expenses (出費をリストアップする)
- list accomplishments (業績をリスト化する)
- list on a website (ウェブサイトに掲載する)
- list for sale (販売リストに載せる)
- list all possible solutions (考え得るすべての解決策を列挙する)
- list alphabetically (アルファベット順にリストアップする)
- list tasks (タスクをリスト化する)
3. 語源とニュアンス
語源:
“list” という単語は古フランス語の “liste” や中英語の “liste” に由来するとも言われています。もともとは「縁取り」や「布切れの端」を意味する語から発展し、やがて「行を並べる」「区画を仕切る」といった意味へと変化していったとされています。ニュアンス:
- 「列挙する」「一覧にする」という、整理・管理のニュアンスが強いです。
- 「船が傾く」という意味は、少し専門的かつ状況限定的ですが、日常のニュースや海洋・航海関連の文脈で登場することがあります。
- 一般的には口語でも文章でも、カジュアルからフォーマルまで幅広く使われる動詞です。
- 「列挙する」「一覧にする」という、整理・管理のニュアンスが強いです。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞として:
“list + 目的語” の形で「〜をリスト化する」「〜を挙げる」と使われます。
例) “She listed all the books she read this year.”自動詞的表現 (傾く意味):
目的語がなく “The ship listed.” のように使われますが、こちらはやや専門的・状況限定的な用法です。一般的な構文例:
- list + 目的語 + 前置詞 + 場所
例) “He listed the attendees on the registration form.”(彼は参加者を登録フォームにリスト化した。) - to list out / to list off
例) “Could you list out all the possibilities?”(考えられる可能性をすべて挙げてくれますか?) - S + V + listing(分詞構文)
例) “He went through each document, listing all the discrepancies.”(彼は書類を一つひとつ確認し、不一致点をすべて列挙していった。)
- list + 目的語 + 前置詞 + 場所
5. 実例と例文
5-1. 日常会話での例文
“I need to list the groceries I want to buy before going to the store.”
(お店に行く前に買いたい食料品をリストアップしなきゃ。)“Could you list the top three movies you recommend?”
(おすすめの映画トップ3を挙げてもらえますか?)“She always lists her weekly tasks on a sticky note.”
(彼女はいつも付箋に週間のタスクをリストアップしています。)
5-2. ビジネスでの例文
“Please list the pros and cons of implementing the new software.”
(新しいソフトウェアを導入する際のメリットとデメリットを挙げてください。)“We need to list all potential clients in the region.”
(地域内の潜在的な顧客をすべてリスト化する必要があります。)“Make sure to list your professional accomplishments on your resume.”
(履歴書にはあなたの職歴上の達成事項をリストとして記載してください。)
5-3. 学術的・専門的な文脈での例文
“The researcher listed the variables that could affect the outcome.”
(研究者は結果に影響を与えうる変数を列挙した。)“The paper lists several theories that refute the initial hypothesis.”
(その論文では、初期仮説を否定するいくつもの理論が列挙されている。)“In the article, the authors list steps for conducting the experiment.”
(この記事では、実験を行うための手順が著者によってリストとして提示されています。)
6. 類義語・反意語と比較
6-1. 類義語 (Synonyms)
enumerate (列挙する)
- “enumerate” は比較的フォーマルで学術的、または公式文書で使われやすい表現です。
- “enumerate” は比較的フォーマルで学術的、または公式文書で使われやすい表現です。
catalog / catalogue ((一覧表などに)登録する、分類する)
- “catalog” は商品の一覧などの意味合いが強めです。
- “catalog” は商品の一覧などの意味合いが強めです。
record (記録する)
- “record” は書き留める、記録を取るという意味の動詞ですが、並べるというよりは保存する・記録するニュアンス。
- “record” は書き留める、記録を取るという意味の動詞ですが、並べるというよりは保存する・記録するニュアンス。
itemize (項目ごとに挙げる)
- “itemize” は項目ごとに区切ってリスト化するという点で非常に近いです。
6-2. 反意語 (Antonyms)
“list” の明確な反意語は少ないですが、「整理して書き出す」行為の逆としては、「混ぜる」「乱雑にする」などが間接的な反意表現と言えます。
- mix up (ごちゃまぜにする)
- jumble (ごちゃ混ぜにする)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /lɪst/
- アクセントの位置: 単音節なので、特にアクセントの移動はありません。
- アメリカ英語・イギリス英語の違い: どちらも /lɪst/ とほぼ同じ発音です。
- よくある間違えやすい発音: 母音の短い「イ」の発音 /ɪ/ を「リースト /liːst/」のように伸ばしてしまう間違いなどが起こりがちです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「lits」「litsed」などのタイポに注意してください。
- 音の混同: “list” と “least” はよく似ていますが、“i” の長さに注意が必要です。
- list /lɪst/ (短いɪ)
- least /liːst/ (長いiː)
- list /lɪst/ (短いɪ)
- 同音異義語との混同: 英語では同音異義語は特にありませんが、“lost” /lɒst/ (英) /lɔːst/ (米) と混同しないように気をつけましょう。
- 試験対策: TOEICや英検で “list” が出題される場合は、設問中で「リストアップする」「列挙する」「特に強調して書き出す」などの文脈で問われることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 日本語の「リストアップ」と同じイメージ: 「箇条書きを作る」イメージが強いので、日本語の「リストアップする」という感覚で覚えるとスムーズです。
- スペリングのポイント: “listen”(聴く)との混同を防ぐには、-en で終わるかどうかを気にかけてください。
- 覚えやすいストーリー: “Will you list your reasons?” のように「相手が挙げるべきもの」を尋ねるフレーズを暗記しておくと便利です。
- 勉強テクニック: 自分でやることを書き出すとき、実際に “I’ll list my tasks for today.” と声に出してみるなど、日常の習慣と結びつけると定着しやすくなります。
以上が、動詞 “list” の詳しい解説です。日常でもビジネスでも多用される便利な単語ですので、ぜひ活用してみてください。
…‘を'表にする,‘の'一覧表を作る
…‘を'目録(名簿)に載せる;(…として)…‘を'記録する《+名+as+名(doing)》
復習用の問題
英語 - 日本語
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- 項目の新規作成を審査する
- 項目の編集を審査する
- 項目の削除を審査する
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- 項目名の変更を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
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- 例文の削除を審査する
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