manual
1. 基本情報と概要
単語: manual
品詞: 名詞 (主に可算名詞)
- 英語での意味: A book or booklet that provides instructions or guidance on how to do something.
- 日本語での意味: 取扱説明書や手引き書を指し、ある物事や作業を行う際の手順や操作方法がまとめられている本のことです。「この機械をどう動かすか、パソコンソフトをどう使うかなど、具体的な説明や手順書として使われます。」
「manual」は、学習者にとって「何かを正しく操作したいときに役立つ手順書」というニュアンスを持つ名詞です。実際の操作方法や工程が詳しく解説されているものを指します。
- CEFRレベルの目安: B2 (中上級)
→ ある程度英語でコミュニケーションがとれる人向けの単語ですが、日常会話やビジネス書類でも比較的よく出てくるため、早めに押さえておくと便利です。
派生する品詞と活用例
- manual (形容詞): “manual labor”「手作業」、 “manual settings”「手動設定」のように、「手動の」「手作業の」という意味で使われます。
- 名詞形としては “manuals” (複数形) があります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語源・語幹: ラテン語の “manus”(手)に由来し、「手に関するもの」→「人間の手によって行われること」という意味合いから発展しました。
- 接頭語・接尾語: 特定の接頭語・接尾語は付きにくい単語ですが、形容詞では “manual” として“manually”(副詞形:「手動で」)などに変化します。
よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10個)
- user manual → (ユーザーマニュアル)
- instruction manual → (取扱説明書)
- manual operation → (手動操作)
- manual labor → (手作業、肉体労働)
- maintenance manual → (メンテナンスマニュアル)
- manual transmission → (マニュアル車の変速機)
- workshop manual → (作業手順書)
- reference manual → (参照用マニュアル)
- manual override → (手動による切り替え)
- safety manual → (安全に関する手引き書)
3. 語源とニュアンス
“manual” はラテン語の “manus”(手)に由来し、「手で扱うもの」「手で行うもの」という感覚が語源にあります。
もともと「手で操作する」という意味あいが強いため、機械的・自動的ではなく、人が直接操作・確認する必要がある場面で使われる場合があります。
- 使用時の注意点:
- 「操縦マニュアル」「ソフトウェア手引き」など、具体的な説明書を指すときに使います。
- 口語でも文書でもよく使われますが、技術文書や取扱説明書で最も頻繁に登場します。
- フォーマル度も高く、会議やビジネスの場でもそのまま問題なく使用できます。
- 「操縦マニュアル」「ソフトウェア手引き」など、具体的な説明書を指すときに使います。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun): 通常「a manual」「two manuals」のように可算扱いです。
- 一般的な構文:
- “Please refer to the manual for instructions.”
- “Have you checked the manual yet?”
- “Please refer to the manual for instructions.”
- イディオム: 直接「manual」を使った定型イディオムは少ないものの、「by the book (手順書に従う)」のようにマニュアルに従う姿勢を表す別の言い方も関連表現になります。
フォーマル/カジュアル
- ビジネス文脈では「manual」と表記するのが非常に一般的です。
- カジュアル感というより、正確性・公式的ニュアンスがやや強い単語です。
5. 実例と例文
日常会話の例文 (3つ)
“I lost the manual for my blender. Do you know where I can find it online?”
- (ミキサーの取扱説明書をなくしちゃったんだけど、オンラインで見つかるか知ってる?)
“The instructions in this manual are quite straightforward.”
- (このマニュアルの説明はすごく分かりやすいよ。)
“I prefer to check the manual first instead of guessing.”
- (勘でやるより、まずマニュアルをチェックする方が好きなんだよね。)
ビジネスシーンの例文 (3つ)
“Before we launch the new product, we need to finalize the user manual.”
- (新製品を発売する前に、ユーザーマニュアルを完成させる必要があります。)
“Please read through the safety manual before operating the machinery.”
- (機械を操作する前に、安全マニュアルをよく読んでください。)
“I’ve attached the updated policy manual to this email.”
- (このメールにアップデートした規定マニュアルを添付しました。)
学術的な文脈の例文 (3つ)
“The laboratory manual outlines the standard procedures for each experiment.”
- (実験室マニュアルでは、各実験の標準手順が示されています。)
“According to the manual, researchers must verify all data twice.”
- (そのマニュアルによれば、研究者はすべてのデータを2回検証しなければなりません。)
“This third edition of the reference manual includes updated methodologies.”
- (このリファレンスマニュアルの第3版には、新しい方法論が追加されています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- handbook (ハンドブック)
- 大抵はコンパクトにまとまった説明書に用いられ、持ち運び可能な手引き書のイメージが強いです。
- 大抵はコンパクトにまとまった説明書に用いられ、持ち運び可能な手引き書のイメージが強いです。
- guide (ガイド)
- 広い意味での「ガイドブック」「案内書」。より簡易なものや旅行案内にも使われます。
- 広い意味での「ガイドブック」「案内書」。より簡易なものや旅行案内にも使われます。
- instructions (手順書)
- 「操作手順」そのものを指す語で、マニュアルを部分的に表現するときに使われることが多いです。
- 「操作手順」そのものを指す語で、マニュアルを部分的に表現するときに使われることが多いです。
反意語 (Antonyms)
automation
(自動化)やauto mode
(自動モード)は、手動(manual)と対極をなす概念です。- 名詞として直接的な反意語は少ないですが、文脈としては「自動(automatic)」と「手動(manual)」で対立します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈmæn.ju.əl/
- アメリカ英語: [マニュアル](“man” の部分が比較的はっきり “マ”と聞こえる)
- イギリス英語: [マニュアル] ほぼ同じですが、地域によって少しだけ “mæn”- “メァン”と聞こえる場合も。
- 強勢 (アクセント): 第1音節 “man” に強勢が置かれます。
- よくある発音の間違い: “manual” の /ju/ を曖昧にして “man-whal” のように発音しないよう注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “manual” を “manul”や “manuall” と書き間違えないように注意。
- 同音異義語との混同: 特にはありませんが “manual” と “manuals” の複数形を混同して使わないように。
- 試験対策・資格試験: TOEICや英検のビジネス系のトピックで「マニュアルに関する説明」「手順書の引用」に関連して出題されることがあります。「manual handling」「user manual」などの表現を覚えておくと便利です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: ‘manus’(ラテン語で「手」)が語源なので、「手に取って使う説明書」と覚えると定着しやすいです。
- 勉強テクニック: 実際に身の回りのマニュアル(家電操作説明書など)を見て、表紙に “manual” と書かれているものを探し、単語とイメージを結びつけましょう。
- 音のポイント: “man” が最初に強く発音されるので “MAN-u-al” というリズムを覚えるとよいです。
「manual」は、日常からビジネスまで幅広い場面で使われる重要単語です。操作方法や手順を示す名詞として覚えておくと、英語の文献や会話でも役に立ちます。ぜひ便利な表現をマスターしてみてください。
復習用の問題
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