最終更新日
:2025/01/28
consent
解説
1. 基本情報と概要
単語: consent
品詞: 名詞 (ただし動詞としても使われる: “to consent”)
意味(英語): permission or agreement
意味(日本語): 許可、承諾、同意
「consent」は、誰かが行為・提案・要求などに対して「それで大丈夫ですよ」と承認するニュアンスを持つ単語です。特にフォーマルな文脈や法的・ビジネス上のシーンでよく使われます。
活用形(動詞形 “to consent” の場合)
- consent (原形)
- consents (三人称単数現在形)
- consented (過去形・過去分詞形)
- consenting (現在分詞形)
他の品詞になった例
- 動詞: “They consented to the proposal.”(彼らはその提案に同意した)
CEFRレベル: B2(中上級)
ビジネスや法的文書など、ややフォーマルな場面で多用されるため、語彙としては中上級者が学習するのに適しています。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: “sent”(ラテン語由来で「感じる」「考える」などの意味を持つ要素)
- 接頭語 “con-”: 「共に」「一緒に」
「consent」は本来「一緒に感じる・考える」ことから「同意する・許可する」という意味が派生したと考えられます。
よく使われるコロケーション(関連表現)10選
- “give consent”(同意を与える)
- “obtain consent”(同意を得る)
- “parental consent”(親の同意)
- “informed consent”(インフォームド・コンセント)
- “written consent”(書面での同意)
- “refuse consent”(同意を拒否する)
- “withdraw consent”(同意を撤回する)
- “unanimous consent”(全会一致の同意)
- “with/without one’s consent”(同意を得て/得ずに)
- “lack of consent”(同意の欠如)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の “con-” (共に) + “sentire” (感じる) = “consentire” がフランス語を経由して英語へ。「共に感じる → 同意する」という流れで意味が確立しました。
ニュアンスや使用時の注意点
- 法的文脈やビジネス文書でよく出てくる堅めの単語です。
- 口語でも使われますが、「OK」や「agree」よりもフォーマルな印象を与えます。
- 「許可」「承諾」を意味するので、曖昧な承諾ではなく、正式な同意が含意される場合に使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としての “consent”: 不可算名詞として扱われることが多いですが、場合によっては「同意の内容」として可算的に扱われる文脈もあります。一般的には “He gave his consent” のように単数形で使われることが多いです。
- 動詞としての “to consent”: 自動詞として使われることが一般的で “consent to + 名詞 / 動名詞” という形が多いです。
- 例: “They consented to the use of their data.”
- 例: “They consented to the use of their data.”
イディオム / 構文例
- “consent to do something” (〜することに同意する)
- “by common consent” (全会一致で、みんなの総意で)
5. 実例と例文
以下では日常会話・ビジネス・学術的な場面でそれぞれ3つずつ、自然な例文を示します。
日常会話での例文
- “I asked my roommate if I could borrow her car, and she gave her consent.”
(ルームメイトに車を借りていいか尋ねたら、同意してくれた。) - “She wouldn’t post the photo of me online without my consent.”
(彼女は私の同意なしに、私の写真をネットに載せるつもりはなかった。) - “Did you get your parents’ consent to stay out late tonight?”
(今夜遅くまで外出していいって、親の同意は取ったの?)
ビジネスシーンでの例文
- “We need written consent from the client before proceeding with the project.”
(プロジェクトを進める前に、クライアントから書面での同意が必要です。) - “The company policy requires the user’s consent to collect personal data.”
(会社の規定では、個人情報を収集するには利用者の同意が必要です。) - “Without management’s consent, we cannot implement this new strategy.”
(経営陣の同意なしには、この新しい戦略を実行できません。)
学術・研究シーンでの例文
- “Informed consent is crucial in medical research to protect participants’ rights.”
(医学研究においては、被験者の権利を守るためにインフォームド・コンセントが不可欠です。) - “The ethics committee granted consent for the study to be conducted.”
(倫理委員会が、その研究を実施することに同意を与えた。) - “All participants provided their consent before taking part in the experiment.”
(参加者全員が、実験に参加する前に同意を与えた。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “permission”(許可)
- よりカジュアルにも使え、同意というより“していいですよ”という許可の意味が強い。
- よりカジュアルにも使え、同意というより“していいですよ”という許可の意味が強い。
- “approval”(承認)
- 何かを正式に承認するときに使われ、認可や許可のニュアンスが強い。
- 何かを正式に承認するときに使われ、認可や許可のニュアンスが強い。
- “agreement”(合意)
- 二者以上が合意に達する際に使われる。必ずしも許可のニュアンスだけではなく、意見の一致も含む。
- 二者以上が合意に達する際に使われる。必ずしも許可のニュアンスだけではなく、意見の一致も含む。
反意語
- “refusal”(拒否)
- “denial”(拒絶)
「consent」の場合はフォーマルで「同意」のニュアンスが強いので、反意語としては「拒否」や「認めない」が対応します。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /kənˈsɛnt/
- アクセント(強勢): 第2音節 “-sent” にあります。
- アメリカ英語とイギリス英語: 両者とも大きな違いはなく、ほぼ同じ発音です。据え置きの “r” の有無など地域差はあるかもしれませんが、基本は同じ傾向です。
- よくある発音ミス: 第1音節にアクセントを置いたり、/kən/ の部分を /kən-/ ではなく /kan-/ と誤って発音してしまうことに注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “consent” を “content” と書き間違えることがよくあります。
- 動詞と名詞の混同: “He consented.”(彼は同意した)は動詞、 “He gave his consent.”(彼は同意を与えた)は名詞という違いを押さえておきましょう。
- 試験対策: TOEICや英検では、ビジネスや法的背景で頻出する語彙として覚えておくと良いです。特に契約書や承諾書などにおいて重要単語として出やすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源からイメージする: “con-” + “sent” = 「共に感じる → 同意する」と把握すると記憶に残りやすいです。
- “OKのフォーマル版” として覚える: 口語の “OK” よりフォーマルなシーンで同意を示すときに使う、とイメージすると使いやすいです。
- 単語カードで例文ごと覚える: 「give consent」「obtain consent」など、コロケーションで押さえると自然に使えるようになります。
以上が、名詞「consent」の詳細な解説です。学習に役立ててください。
意味のイメージ
意味(1)
同意,承諾,許可
復習用の問題
英語 - 日本語
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