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最終更新日 :2026/06/05

cast

IPA(発音記号)
名詞

〈C〉投げること / (劇・映画の) 配役

このボタンはなに?

彼女は腕にギブスをはめている。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: cast

品詞: 名詞 (ただし、同形の動詞「cast」も存在します)

CEFRレベル: B2 (中上級)

  • グループでの会話や、エンタメ分野の記事などでよく見聞きする単語ですが、使いこなすには少し慣れが必要なレベルです。

意味(英語 & 日本語)

  1. (名詞) 「出演者(全員)」「キャスト」

    • 英語では the group of actors in a play, movie, or TV show という意味です。
    • 日本語では「(演劇や映画などの)出演者全員」を指します。
    • 例えば「The cast of the play is very talented.」(その舞台の出演者たちは非常に才能豊かだ)というように使います。
    • こういう場面で使われると、「登場人物を含む全体」というニュアンスになります。
  2. (名詞) 「鋳型」「鋳造物」

    • 何かを型に流し込んで作られたものを指します。
    • 日本語でも「ギプス」「鋳物(いもの)」などの意味にも繋がります。
    • 例えば「a plaster cast」(ギプス)、「a bronze cast」(青銅の鋳物)という形で使われます。
  3. (名詞) その他の意味として「投げること」「振る動作」の意味を持つ場合もありますが、日常的には上記1・2番目の用法が主に使われます。

主な活用形

  • 名詞は数えられる場合: a cast / casts
  • 動詞形の「cast」は不規則動詞で、過去形・過去分詞形ともに「cast」となります。(cast–cast–cast)

他の品詞になった時の例

  • 動詞: to cast
    • 例: They decided to cast him in the lead role.(彼を主役に配役することに決めた)
  • 形容詞的表現: “casting” は「鋳造を行う」「配役の」などの意を含む形容詞(または動名詞的表現)として使われる場合があります。
    • 例: a casting director(キャスティング・ディレクター)

2. 語構成と詳細な意味

語構成

  • 「cast」は単音節で、現代英語としては目立った接頭語・接尾語を含みません。
  • 語幹はスカンジナビア系(古ノルド語の kasta = 「投げる」)が起源です。

他の単語との関連性

  • caster(キャスター): 「キャスター付きの台車」などに使われるが、語源的には「投げる人/もの」を意味する語から派生といわれます。
  • casting(キャスティング): 「配役の決定」「鋳造」などの名詞形。

コロケーションや関連フレーズ(10個)

  1. star-studded cast
    • 「スターが勢ぞろいのキャスト」
  2. supporting cast
    • 「助演陣」「脇役の出演者たち」
  3. plaster cast
    • 「ギプス」
  4. cast members
    • 「キャストメンバー」
  5. entire cast
    • 「出演者全員」
  6. cast list
    • 「キャスト(出演者)のリスト」
  7. cast of thousands
    • 「(大規模な)数えきれないほど多いキャスト」
  8. cast party
    • 「出演者たちの打ち上げパーティ」
  9. all-star cast
    • 「オールスターキャスト」
  10. original cast
    • 「オリジナルキャスト」「初演時の出演者」

3. 語源とニュアンス

  • 語源: 古ノルド語の kasta(投げるという意味)。中英語を経て、現代英語の「cast」となりました。
  • 昔は「投げる」という動詞の意味が中心でしたが、そこから「型に流し込む」(=鋳造)というニュアンスが生まれ、さらに「人を役に割り当てる」(投げ入れる)というイメージになり、最終的に「(役を与えられた)出演者全体」という名詞にも派生しました。
  • 使用時の注意点: 「俳優陣」という意味で使うときは、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで用いられます。一方「鋳造物」などの専門的な意味で使う場合は、やや技術的・ビジネス的な文脈で使われることが多いです。

4. 文法的な特徴と構文

  • 名詞 (countable/可算): 「a cast」「the cast」「casts」と数えられます。
    • 「the cast is…」と単数扱いをすることが多いですが、「the cast are…」と集合として複数扱いする場合もあります。文章全体の文体や話者の好みにより、単数・複数どちらも可能です。
  • 一般的な構文例
    • The cast includes several famous actors.
    • 「キャストには数人の有名な俳優が含まれる」
    • We had a great cast this season.
    • 「今シーズンのキャストは素晴らしかった」
  • イディオム的表現
    • 「cast in stone」は「(計画などが)完全に確定している、変更不可の」といった比喩表現ですが、より一般的には set in stone と表現されます。

5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)

  1. I loved the cast of that new drama; they all played their roles perfectly.

    • 「あの新ドラマのキャストがすごく良かった。みんな役を完璧にこなしてたよ。」
  2. Are you going to the cast party after the show?

    • 「公演の後のキャストの打ち上げに行くの?」
  3. There’s a huge cast for this musical, right?

    • 「このミュージカルって出演者がすごく多いんだよね?」

ビジネスの文脈(3つ)

  1. Our production team is still finalizing the cast for the next commercial.

    • 「我々の制作チームは、次のコマーシャルのキャストをまだ最終決定していません。」
  2. The cast’s availability will affect our shooting schedule.

    • 「キャストのスケジュール状況が撮影日程に影響を与えます。」
  3. We plan to unveil the cast list at the corporate event next week.

    • 「来週の企業イベントでキャスト一覧を発表する予定です。」

学術的な文脈(3つ)

  1. In ancient metallurgy, a cast is created by pouring molten metal into a mold.

    • 「古代の冶金術において、鋳造は溶かした金属を型に流し込むことで作られます。」
  2. A detailed study on the cast of fossils can reveal morphological structures.

    • 「化石の鋳型を詳しく調べることで形態的構造を明らかにできます。」
  3. The cast of the historical play was carefully chosen based on linguistic ability.

    • 「その歴史劇のキャストは、言語能力を基準に慎重に選ばれました。」

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

  1. ensemble (アンサンブル)

    • 「(劇や音楽などの)出演者グループ」という意味。主に音楽やじゅん劇の分野で使うと、やや上品で専門的なニュアンスになります。
  2. company (カンパニー)

    • ダンスカンパニーや劇団など、「団体」の意味を持ちます。舞台では「演劇集団」を指すことがあります。
  3. group (グループ)

    • 一般的に「グループ」で、映像や舞台作品以外にも様々な集まりに使えます。

※「cast」は、特に「舞台・映画の出演者たち」というニュアンスが強く、他の単語はより広範・別分野にも及ぶ場合があります。

反意語 (Antonyms)

  • 出演者を指す「cast」の直接的な反意語はあまり存在しませんが、あえていうなら「audience」(観客) が対比される場合があります。
    • 「cast」が「演じる人たち」、
    • 「audience」が「観る人たち」という関係です。

7. 発音とアクセントの特徴

  • IPA:
    • アメリカ英語 (US): /kæst/ (「キャスト」の「キャ」に近い)
    • イギリス英語 (UK): /kɑːst/ (「カー」に近い母音)
  • 強勢 (アクセント): 一音節語なので、特にアクセントは先頭の /k/ 音節。
  • よくある発音ミス:
    • 日本人学習者は「かすと」と母音を余分に入れがちですが、単音節で一気に発音するイメージです。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

  • スペリング: castcost(費用)を混同するミスが起こりやすいので注意。
  • 同音異義語との混同: 同音異義語はさほどありませんが、活用形が変わらない動詞「cast」もあるので、文脈で見分けることが重要です。
  • 試験での出題傾向: TOEICや英検のリスニングパートや長文読解では、「映画や舞台の話題」「企業のCM制作」などのテーマでキャストの意味が出てくることがあります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

  • 「投げる(cast) → 型に流し込む(cast) → 役を投げ込む(cast) → 出演者全員(cast)」という流れをイメージすると、派生した意味をまとめて覚えやすくなります。
  • スペリングで迷う場合、「a」を小さく「投げ込む」イメージでイメージすると、c+a+st で「キャスト」の音と一緒に覚えられます。

以上が、名詞「cast」の詳しい解説です。活用と意味の広がりをしっかり押さえて、スムーズに使い分けられるようにしましょう。

意味のイメージ
cast
意味(1)

〈C〉投げること,(光・影・視線などを)投げかけること

意味(2)

〈C〉(物を)投げられる距離,射程

意味(3)

〈C〉(劇・映画の)配役

意味(4)

〈C〉(骨折した手足を固定する)ギプス

意味(5)

〈C〉(…の)鋳型,鋳造[物]《+of+

意味(6)

〈C〉〈U〉(人・物の特懲的な)外形,外観;(…の)型,傾向;性質《+of+

意味(7)

〈U〉(…の)色合い,色調《+of+

意味(8)

《a cast》(材木などの)ゆがみ,そり;《まれ》(軽度の)斜視

復習用の問題

〈C〉投げること / (劇・映画の) 配役

彼女は腕にギブスをはめている。

英語 - 日本語

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